黍生山の村夫子 (きびゅうやまのソンプウシ)

黍生山の村夫子が「蜂を追っかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

持続可能なヘボ飼育の為の宴会

2014年11月17日 22時30分48秒 | 日記
ESD とは 持続可能な社会づくりの担い手を育む教育. 環境、貧困、人権、平和、開発といった、現代社会の様々な課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そして、 ...(ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会より)


雨が強くなりヘボコンテストも結果の集計を始めた頃 救世主は現れた
約束していたもう一人 立教大学の教授が見えたのです
しかもESDユネスコ世界会議あいちに出席するため 
セントレアに着いたばかりの南アフリカの地質学者と 都留文科大学の女学生を連れて
教授は地蜂連合会の顧問をされて見えるので 先ずはヘボ五平餅が出された
南アの地質学者はこれが初めて食べる日本食

雨が強いので「帰ろう! 帰ろう!」 「宴会! 宴会!」 と成り我が家へ
何時もは事務所の応接でやる打ち上げも 今日は大勢なので母屋で
先ずは面さんの音頭で乾杯
太さんは早速好物の筑前煮に箸をのばす ところが南アの地質学者は一向に手を出さない
「どうぞお食べ下さい」と勧めると
「都留文の女学生が未だ箸を出していないから」と
これはこの後新しい料理が出される度にこうでした
それなりにやっている心算だったレディファースト イロハのイからして全く出来ていなかった
南アさんの日本に来て最初の食事が我が家の食事で一寸心配
お転婆英国娘達だったら蛇でもトカゲでも食べるから心配ないのだが
それとなく見ていると 始めの内はサラダや生春巻き等見た目の無難そうな物から食べていた
それはそうでしょう いきなり日本のこんな山の中につれて来られて
訳の解らん日本人の家に上がり「さあ食え」と言われてるんだものなあ

暫くすると座卓なので足が痛くなり足を伸ばして良いかと
しかしそれでも辛そうなので椅子を使って頂きました
椅子で落ち着いたのかそれからは少しづつですが色々食べて呉れました
ヘボの佃煮も2匹食べましたよ
チヂミと〆のうどんは気に入ってくれたようです
お酒も最初は皆が持って来た「空」や「女城主」でしたがやがてバカ特製の忍冬酒
流石にこれを飲んだ時は日本酒の方が美味いと言ってました
ならばと「ニガイチゴ酒」そしてとっておきの「アオナシ酒」を勧めると
「ベリーグッド」と
都留文の女学生もこれは気に入って呉れたようです
彼女は過疎とヘボをテーマに卒論を書くらしい

そして帰る時南アさんが
「椅子をありがとう
 今日の事は一生私の記憶に残るでしょう」
と言って呉れました
でも どうに記憶に残るんだ
昔日本の山の中に行って変なものを飲んだり食ったりさせられたなあ 
って事かな