霜恋路日記

【しもこいじにっき】
ロマンチックな名前「恋路」という場所においての出来事です。これは正真正銘本当の地名です。

ハインリッヒの法則

2006-06-29 18:40:41 | 経営/法律
 ハインリッヒという人が保険会社に技師として勤めていた時労働災害について統計を取った結果、マスコミに取り上げられる労働災害1件の下に29件の小さな事故があるらしい。またヒヤリハットすることが300件あると統計学的なデータが出ているらしい。1930年ごろの発表である。

 これは事務ミスや医療事故やクレームの発生など様々な方面に当てはまる法則として広く知られている。

 こうしたミスはヒヤリハットの段階で原因を分析し対策を作っていくことが大事といえよう。PDSサイクルの実践など職場での定着が望まれよう。

野菜の摘期

2006-06-28 20:26:44 | 園芸
 今朝の3時ごろに番組で野菜についての話があった高級トマトは日本が一番美味しくこれは世界ではこんなに甘くておいしいトマトはなく輸出してもいいぐらいといっていた。
 
 来日した外国人にお寿司とこのトマトを生でたべらしても喜ばれるとのこと。

 トマトは赤くなったものを採るとおいしい。きゅうりは太さ2センチで20センチメートルが一番適期である。ナスは開花後2週間が適期であるといっていた。

生目八幡

2006-06-27 21:18:17 | 随想
 この八幡宮はいつごろで来たのかもわからないが目の病、眼病にご利益があると言い伝えがある。母が山口に出てくるとよく叔母達とここにウオーキングして手弁当を食べて帰るというところです。確かに小高い丘の上にあり湯田温泉の町並みを眺めながら弁当を食べるのは美味しいことでしょう。

180626

錦小路頼徳の墓

2006-06-26 09:17:45 | 歴史/古文書
 文久3年(1863)8月18日尊皇攘夷派の公家であった三条実美等の7人の公家の一人、朝廷の参議に出廷停止を命れざれてこの山口に下ってきたのである。

 しかし元治元年(1864)3月、下関の砲台を巡視の為訪れていたが下関の豪商白石正一郎宅で発病し4月25日になくなった。

 遺体を山口に運び藩主毛利敬親公が喪主となって葬儀を行い、この地に埋葬したのである。わずか山口に来て8ヶ月あまりの短い間の出来事であった。

180625

 辞世の句 「君がため すてむ命の いたずらに
             露と消え行く ことをしぞ思う」

農園記32(リンリン)

2006-06-25 08:29:23 | 園芸
 農園に義兄の愛犬「リンリン」が来た。広いので走り回るのである。とくにボールを投げると追っかけてそれを咥えて離さないのである。

 この犬は猟犬であってそういう動く物には敏感である。今日は愛犬「リンリン」に青葉を食べさせる為に散歩と称してつれてきたらしい。

 青草を食べることにより、犬の胃の中に残っている毛玉をその植物繊維で絡めだしてくれるという生理的欲求から来ているらしい。

 大根菜、チシャ、大葉などを義兄にあげ喜ばれた。

180625

大内氏と琉球の交流

2006-06-24 21:04:09 | 歴史/古文書
 大内氏が朝鮮貿易や対明貿易を行い一時は対明貿易を独占し巨万の富を築き西国のナンバーワンの守護大名となった。京都に次ぐ都市となったのであるが。実は琉球とも交易をしていたのである。琉球は当時11~13世紀はグスク時代で群雄割拠していたが14世紀三山時代を経て15世紀、1429年[尚巴志]が琉球を統一して、琉球王国を成立した。首里城もつくった。

 当時琉球王国は明の冊封となり、明、フイリッピン、マレーシア、タイ、日本などとの中継貿易で栄えていたのである。

 大内氏との交易を裏付ける文献は古文書として5通しか残っていないらしい。1488年の大内政弘が琉球王国の国王へ出した手紙、父教弘の頃からお付き合いをしている前回も私から手紙を出していますが今回も通交することよろしくという内容である。数えて3回の通交となる。

 もう1つは琉球国の天界寺の禅師に出した手紙である。琉球王に土産と手紙の仲介を依頼している。また天界寺住持とは大内の領で顔見知りであるので大内家のことよろしくといっている。

 また同じ年と同じ日に島津忠晶・陸奥守あての手紙、大内船が琉球へ行く間に海賊に襲われないよう警護を依頼している。以上の手紙は何れも大内政弘の名で出されている。

 手紙ではないが琉球との交易を裏付けるものとして、琉球円覚寺の梵鐘がある。円覚寺は琉球で一番格の高い寺で首里城に一番近い場所にあった。戦前はその建物も残っていたが首里城とともに戦渦に消えていった。しかし梵鐘は残っている。当時大内氏は防府市の鋳物師というところで梵鐘をつくらせており、1495年の作と刻まれた「鍛冶大工大和相秀」と彫られたものが現存している。今でも防府市鋳物師という地名が残っている。


 大内義興の時代では1527年に天界寺に出している手紙がある1523年にニンポーの乱で明との国交が断絶した。(大内氏は細川氏が優遇されているとして因縁をつけ細川氏が襲ってきて乱となり大内氏は明の地方長官を連れて逃げた。)
 この明と通交の仲を取り持つよう働きかけた文書である。これに成功しこれより対明貿易を大内氏が独占することになる手紙である。
 
 また大内義隆の時代には1542年に琉球国那覇奉行に出している。種子島氏が琉球を攻めようとしている。琉球で種子島船を拘束してほしい、でなければ大内の兵船を派遣すると脅しの手紙である。

 これら5通の古文書しか残っていないが、6回も大内船は明に渡っておりそれらの交易品は、明は東アジアの産品を求めており香木やサンゴなど東アジアの産品を仕入れる為にどうしても琉球との交易が必要であったのである。この時代海外に目を向けて国際的に活動していた大内氏の先見性がすごいといえよう。また大内氏を取り巻く外交僧の活躍がすごいといえよう。

大内文化公開歴史講座・県立大学伊藤幸司氏の講演を聞いて

旧山口博物館

2006-06-22 19:40:33 | 歴史/古文書
 このレンガ造りの建物は山口県立博物館の保存庫であろう。県立博物館は当初、明治45年に防長教育博物館として発足し、大正6年に現在地の山口県立教育博物館として開設されました。おそらくこのレンガ造りは其のときのものと思えます。

 いまから89年ぐらい前の建造物ではないかと思います。なかなかレンガ造りの建物が少なくなっていますので貴重といえます。今後も保存してほしいものです。

180501

オフイス事情②

2006-06-21 20:49:25 | 経営/法律
 確かにIT時代のおいてセキュリテー強化の為社員を「自由から束縛へ」「社員の監視強化」へと社員への縛りがひどくなっている。

 これは致し方ないが、社員がミスしたことに対して経営側の責任が問われる時代であるその風潮がひどくなっているので経営側は企業防衛の為社員に対し規制を強化し、コンプライアンスや個人情報保護に対してミスやクレームが無いように社員に対し指導することに注力ばかりしている。

 経営者は内向きにエネルギーを注ぐ傾向にあり、社員の職場環境をよくして行こうとか社員が仕事をしやすいように職場環境をよくしてやろうといった観点でなく経営者がいかに経営責任を追及されないようにするためにその防衛策づくりに翻弄していて、本来経営者がすべきこれからの経営の見通しやこれからのマーケッテイングに対する対応策や社員が営業しやすいように対外関係・取引関係の構築と進展を目的に外向きに注力すべきところがそうなっていない。

 本来の経営者としての仕事を忘れて内向きの仕事ばかりに力を注いでいると果たして日本経済の向後は安心してみていられるだろうか少しばかり気になるところもあるのです。

個人情報保護法その後

2006-06-20 21:47:47 | 経営/法律
 個人情報保護法が制定され一年が経過したが、やや神経過敏に動いているかもしれない。例えばお客への発送文書でも、必ず封筒の中身をもう一人の人にチエックした後でないと封をできない。

 またメールをお客様に送るのは上司のチエックを受けなければなにも発信できない。ファックスを送るにも、もう一人の人が送信先が間違いがないかファックスの前で再確認しないと送れない。など今までの作業の2倍の労力を要しているのである。

 まして取引の内容照会でも家族でも親族でも照会できなくなるなど個人情報保護がきっちり保護はされて悦ばしいことではあるが、あまりにも過敏に反応しすぎて何か社員のする仕事が信用されていない。社員が判断する余地がなく社員は誰かがチエックしてくれると安易な作業でもかまわないと思うようになりモラールは低下しよう。

 ロボットと同じように「右向け右、左向け左」と、言われたまま動く社員になってしまいかねない。もう少し人間味と主体性を持たせた仕事と経営が望まれる。また個人情報保護法の理解を深め本当の情報保護とは何かをよく理解することも大事であろう。

オフイス事情

2006-06-19 19:48:01 | 経営/法律
 最近のIT時代においては個人情報の保護や情報漏えい問題でマスコミをにぎわしているが、現代のネット社会においてパスワードや認証システムは二重、三重にやっていかないと企業情報を盗まれかねないのである。

 本当は暗号化して何重にも認証システムを通過して情報を出していかないと企業秘密の確保ができない社会が来るのではなかろうか?

 最近の企業内ではそういった面での規制や監視強化、強まる一方の規則で働く社員の気持ちはなぜこんなに信頼されないのかと疑問を持ちながら仕事をする人も多いのではないか、

 自由から束縛へ、簡素なルールから細かく複雑なルールへと窮屈になっている。

 性悪説にたってメール履歴、ネット網の履歴などの監視強化と規則の強化による管理がされているようでは働く人はだんだん辛くなるのではなかろうか。

 IT時代においてセキュリティーの強化は避けて通れないこととは思う。それによる規則やるルールがきびしくなること。監視の強化等やむをえないが、反面別の面では従来より緩めて自由闊達さを維持し、創意工夫やアイデアをどんどん出せるする経営をしなければ職場はますますしぼんでしまい「心も体も不健康」な職場となるのではないかと危惧するのである。