霜恋路日記

【しもこいじにっき】
ロマンチックな名前「恋路」という場所においての出来事です。これは正真正銘本当の地名です。

地域再生の動向

2004-08-31 21:24:28 | 経済
日本経済が回復基調に入る中、地方の経済・景況はまだ低迷の水面下で喘いでいる。これまでの地域経済の振興は粗く言えば公共工事依存型であっつた。

 数字で言えば91年から10年間に、国費で約100兆円、地方自治体で約360兆円の公共投資が投じられている。国と地方の長期債務は90年度の約266兆円から2002年度には698兆円と約430兆円も増加した。新規工場立地件数は89年4157件が2003年は1052件と約4分の1に低下、完全失業率は91年2.1%が2003年は5.3%と失業者は約100万人から約300万人に拡大した。これまでのやり方では産業再生や雇用の創出に効果が見えない。こういった外部依存の地域開発は限界に来ているといえる。

 過去10年の間に公共工事をしながら新産業への移行推進と新業種へ転換できる企業財務の蓄積を指導者が声高に発信すべきであったが、時はすでに遅く、今では地域内発的な振興を地道に積み上げていくしか手段はなくなっているか、あるいは企業立地においても海外立地と同じような投資効果が見込める思い切った補助金を提示して企業を誘致するか手段が狭まっているといえる。

 幸いに地方では、草の根型の創業は今もって数多く生まれている。地域金融機関のリレーションシップバンキングによる(事業の将来性とについての情報を得て融資取引を実行拡大)創業等の支援や地域貢献への勢いも強くなっている。一方では新しい組織であるNPO法人の拡大による地域振興と雇用の拡大が広まってっている。

 また、まちづくり面では地域コミニュケーションの充実をはかり、行政・まち・地域再生コミニュティーなどによる交流連携を通じ人材の成長育成を図り地域の振興と問題解決が少しずつではあるが改善されるのではなかろうかと心の中ではおもっている。

 それらを複合的・有機的に醸成することによって、地方の活力が蘇生され発展につながることを願ってやまないのですが。

discouraged/borrowwers[ディスカレッジド・ボロワーズ]

2004-08-30 20:35:40 | 経済
ディスカレッジド・ボロワーズとは借入意欲の乏しい人。特に中小企業に対して金融機関が融資拒絶の割合が高く、借入できるにもかかわらず。手間隙かけて申し込みをしても借入は無理だろうと自己規制してしまうことである。

 これは米国でも小企業において顕著に見られる。日本でも小企業の中である程度は見られ景況調査などで借入難を訴える企業が多いのもその現れの一部といえよう。
 
 収益性の不芳、財務内容の不良等、企業側の理由も数多いが、銀行の貸出態度が厳しいといった情報が流布されたりすると企業は断られたり減額されるのならやめておこうと消極的になる。

 銀行は貸したいけれど貸す先がないとか申し込みが来ないといったジレンマが生じる。こういった企業と銀行間の情報の乖離が理由としてかなりあるのではないか。

ディスカレッジド・ボロワーズを少しでもなくすには、銀行と小企業を介在する役割が求められており税理士や、創業支援塾、などとの連携を有効に作用させることも一方法といえるのではないか。

若人とウオーキング

2004-08-28 19:56:56 | 歴史/古文書
16.8.28(土)スポーツジムに行く1000mの水中ウオーキングと1000mの連続クロールによるスイミングをしてあがる。帰りにすがすがしくウオーキングしている若い男女がいた。よく見ると同じ職場の人で、意思表示をしたが無視されて、 黙々とウオーキングしていた。

 午後は古文書に遭遇。毛利氏の軍記、桂岌円覚書をかじる。歴史は色々である。毛利氏が関が原の戦いのとき一門吉川氏が徳川と通じ、毛利氏の中国全土の安堵の約束を取り、その見返りに実戦にはつかないことにしたのであるが、その後防長二州に移封された。毛利氏は吉川氏を恨んでいるのである。
 
 吉川家が軍記を記録することになった。軍記はそのときの吉川家に都合の良いこと、自家を正当化して記録していくので(軍記とか歴史書とはそう言うもの)毛利家の不備が多いので。毛利氏としてはそれでは困ると毛利輝元は元和8年(1622)75歳の桂岌円(毛利元就の重臣桂元澄の六男)に命じ口上させたのである。桂岌円(きゅうえん・元盛・1547-1637)はその後長生きをし91歳でその当時としては大往生している。
 
 大内氏の滅亡の因は大内家が大きくなりすぎて統制がとれなくなりなくなりの その分家である陶氏が近世で言う家老職の陶氏が追放したのであるが不幸にも悲劇的になった。広島県の吉田郡の一豪族で、事あれば大内家から加護してもらえる臣下であった毛利氏が陶氏を滅ぼし中国を制することになったのである。下克上そのものである。

若人

2004-08-28 19:02:01 | 随想
若人とは時間である。最近自殺が年間32千人と戦後最大となっている。これは命を粗末にする風潮が広がっている証といえよう。それは若年者、低年齢者も含め人に対する傷害や殺人事件が増えている。もっと宗教や倫理の学習、教育が大事ではないかと思えてならない。

人との交流

2004-08-27 08:07:08 | 人生・文学
 人を見る目はおう揚にして凡人は自分と他人を比較し違いを見比べてしまういわゆる他人の欠点を見つけ出すところに注力してしまうが、視点を変えて自分と同じところを良く見てお互いに交流を増すことが重要である。
 自分と比較し同じところを認め会い輪を広げていく姿勢が常日頃の習慣として身につけることが重要と思える。よく云う長所見て、ほめ同調するが和して同ぜずである。

経営改革の基本

2004-08-26 21:24:45 | 経営/法律
1、顧客価値創造企業 2、コスト競争力の強化 3、企業風土の改革 4、個を生かす企業、5、関連企業の経営強化などがげられる。

 コスト競争力の強化では高齢者の早期退職制度の強化や年金制度の改革年金原資を運用し、その成果による給付方式に変え(確定拠出方式)、従来の一定額給付(定額給付方式)を改める。などがあるが、

 まず人材の有効活用が一番重要である。社員一人一人のパワーアップと当社のとってはなくてはならない人材となることが条件である。それは当社だけでなくその業界にとっても有用な人材になり、業界に通用する人材であればお客も高い信頼を寄せ付加価値の高い仕事も任されることになる。

 したがって人材育成のためのその業界と交流し相互に研鑚を深め、能力のある人は公平に登用していくシステムの構築が急務といえる。

 これからの経営のシナリオは「勝ち組」から「価値組」に変わる必要があると思える。この激動の時代スピードを持って改革をなすことが重要である

創業支援について

2004-08-14 21:31:35 | 経営/法律
アメリカの小企業も日本同様資金調達には悩みが多いいようだ。銀行の融資は厳しく八方塞のようであるが、実は消費資金を利用し資金調達を行うのである。
 
 クレジットカードとホームエクティ・ローンの2種類ある。クレジットカードで調達できる金額は1枚20万円程度であるが、10枚あれば200万円、20枚あれば、400万円、ひとり20枚程度はカードが手に入れられるというから、金利は高いがほとんど無審査で借りられる。
 
 ホームエクティ・ローンは住宅の正味価格からローン残高の余力のある先への融資で金利は安い。
 
 いずれも契約では事業資金への流用は禁じられており違反となるが、消費者金融会社を含め39.8%を資金調達の中で占めている。 
 
 日本も同様な現象が見られ、創業資金をサラ金で調達し、一定の売上規模になり金融機関に借り入れをしていく手法を取っている小企業もあり創業支援のための資金調達について問題が多くその解決の難しさがある。

子をもう心様々

2004-08-10 21:03:31 | 随想
今日は同輩らと色々と意見交換をした。子供のできちゃった結婚について、一人は将来の生活設計が見えない限り反対すべきだ。それは娘にとって不幸になる、息子にとっても同じであり断固反対すべきであるという意見。 

 いやそれはわかるが、相手の人間を見てよく判断していけばよいのでは、今は苦しいかもしれないが、相手次第でそれは、認めてよいのではという意見もある。いずれにしても判断能力のある年齢になれば親がとやかく意見を言わなくても自己責任をきっちりまっとうできる人格があれば放任してよいと思う。

 可愛い子には旅をさせということわざがあり、子に対して細かく介入することは慎む気構えが大事であるし、それに対する自制心を持つことが大事である。

市立図書館による

2004-08-09 21:23:30 | 随想
仕事を終えて市立図書館に立ち寄り、古文書を探す。防長風土注進案の第5巻に、わたしの見たい記事があり11ページコピーして持ち帰り、古文書の読み方の本を見ながら読み解いていった。

往昔のことが少しわかった。気を長くして読み解いていきたいものである。