霜恋路日記

【しもこいじにっき】
ロマンチックな名前「恋路」という場所においての出来事です。これは正真正銘本当の地名です。

首途八幡宮(義経奥州への門出の地)

2005-03-26 18:42:05 | 随想
 首途と書いて「かどで」とよむ。昔の人はみなそう書いていたと説明員の人が行っていた。ここは金売り橘次の館跡で井戸が残っていた。江戸時代の風土記等を書く人が調べたところ、鞍馬山から下りてきて義経が橘次邸から奥州平泉の藤原秀衡の許へ出発つ時この八幡宮を参り道中の安全祈願をしたといわれている。義経が旅立ちを祈願して出世したことで縁起のいいお宮といわれている。本来は平安京都の北東を守る神社、皇域鎮護の杜である。皇室の尊崇も厚かったといわれている

 神社の古文書は幾たびの戦災と火事で残っていなく明治以降の文書が陳列されていた。社宝はないのである。

 八幡宮の拝殿に上がり宮司さんが歓迎の挨拶をした。昨年の12月までは誰もおとづれる人が居なかったが12月頃から増えてきてNHKの大河ドラマ「義経」の奥州への旅立ちが放映されたところでこれから京とは一時出なくなるので今がピークではないかと。来年は誰も来なくなるひと時の賑やかさをニヒルに言っていた。2礼2拍手1礼で祈祷した。その後お祓いを宮司様から受けた。