カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 95 銃規制

2018年03月25日 06時07分36秒 | 海外

米大統領トランプの迷走がますます続き、モラー特別検察官も動き始めました。たとえ批判されても、指摘された内容に触れずに、関係のないところで非愛国者とののしる手法はアメリカ大統領として史上最悪。仲間とみれば擁護し、敵とみれば攻撃する姿は、町のチンピラと同じで、大統領に相応しい「尊敬」など、まず考えられません。トランプは2年目の今年(2018年)中に弾劾される、と私は見ています。


アメリカでの銃乱射・爆破事件のうち、2000年以降から抜粋しました。このほかにもたくさんあるはずです。 

2007/04/16 米バージニア州バージニア工科大学 死者33名
2009/04/03 米ニューヨーク州中部ビンガムトン 死者14名
2009/11/05 米テキサス州フォートフッド基地 死者13名
2012/07/20 米コロラド州オーロラ 死者12名
2012/12/14 米コネチカット州サンディフック小学校 死者 28名
2013/09/16 米ワシントンD.C. 死者13名
2015/12/02 米カリフォルニア州サンバーナーデ 死者 16名
2016/06/12 米フロリダ州オーランド 死者50名(53名とも)
2017/06/14 米バージニア州で野球練習の共和党の議員銃撃される
2017/10/02 米ネバダ州ラスベガスで銃乱射 死者58名(史上最悪
2017/10/18 米メリーランド州で銃乱射3人が死亡2人が重傷
2017/11/01 米コロラド州のウォルマートで銃乱射、3人死亡
2017/11/05 米テキサス州の教会で発砲、26人死亡
2017/11/14 米フロリダ州タンパで連続殺人
2017/11/15 米カリフォルニア州の小学校で発砲、4人が死亡
2017/11/19 米テネシー州教会内で銃暴発
2018/01/22 米テキサス州の高校で男子生徒が発砲、死者なし
2018/01/23 米ケンタッキー州の高校で拳銃乱射、2人死亡
2018/02/01 米ロサンゼルス中等学校で暴発、死者なし
2018/02/14 米フロリダの高校で退学処分の元在校生ライフル乱射
2018/03/02 米ミシガン州の中央ミシガン大で銃の発砲
2018/03/20 米テキサス州シャーツで小包が爆発(テキサス爆発6件目)
2018/03/20 米テキサス州のリサイクルショップで爆発 

史上最多死者数が

33名(2007年)

50名(2016年)

58名(2017年)・・・現在のところ銃乱射事件による史上最多

と塗り替えられていくのが、気になります。

ラスベガスの死者数については「アメリカの醜聞 58 政策と銃乱射(2017年10月19日)」で述べているとおり「58名」になっています。

尤も聞いた話では、「4人未満?」の死者の場合、銃乱射事件に数えられないとのことで、1名などの犠牲者の場合「乱射による犠牲者」とはみなされないようです。

これは日本で「殺人事件を起こしても、死者が1人の場合、死刑になりにくい」のと似ていますか。

アメリカでは、

銃乱射事件が起きるたびに銃の販売が増えているようです。

それは歴代政権が「銃規制」できないどころか、銃を携帯する人がもっと増えると「銃乱射の犠牲者が減る」とするからで、この裏には「銃を携帯する人が増えると銃乱射の危険が増す」にもかかわらずNRA(全米ライフル協会)による政治家への寄付と宣伝があるからに違いありません。

銃乱射事件が増えているのに銃規制をしないまま、「アメリカは世界の警察官ではない」と言えるのですから、どういう論理なのか疑問を感じます。

ただし

ロシアや中国といった、いまだに共産党の影響下にあり全体主義国の領土野心を放置したままの国があることも事実で、こういった国に対抗するために、あの銃乱射を放置し銃規制できないアメリカが「未だに世界の警察官を続ける」のもやむを得ない、とも思ってしまうけふこのころでした。

そういう環境下で、トランプが、核兵器がテロに利用されるのを防ぐため北朝鮮の核化をあくまでも阻止するという行動に、疑問が生じてしまいます。

核兵器 ≫ 化学兵器 ≫ 機関銃(改造連射銃も) ≫ 銃

と考えているのでしょうか。普通の国では、これらの全てが「禁止」されていますが。

そういった

銃規制ができないままの憂鬱なアメリカ社会で、銃乱射の犠牲者家族たちが銃規制を求めるデモを何回も繰り返してきましたが、本日(2018/03/25)あたりかなり大規模な「銃規制を求めるデモ」が予定されているようです。

そういった矢先・・・・・・


銃連射装置を規制 大規模デモを前に米司法長官が発表:2018.3.24 09:45


銃による自衛を認めながらも、普通の銃を「連射できるよう改造」することを合法と認めたのを、禁止すると司法長官が述べたようです。

ようやく少しだけ銃規制が進んだともいえますが、これさえ実効があるまでにあと10年はかかりそうで、その間、ますます銃犠牲者は増え続けることでしょう。

問題は、今日アメリカでおこなわれる予定の大規模銃規制デモがどの程度になり、どの程度の影響があるかということです。

秋の中間選挙にむけて、今上下院の過半数を占めている共和党が負けるのではないかと思われ、いよいトランプも正念場を迎えたと思われます。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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