あれからもう14日も経つんだぁ・・・・・
辛く苦しい時間は、長く感じるはずなのに、
私たちにとって”あっという間”の時間。
そんな風に感じるのは「必死」だからでしょうか。
何事もなかったら、「はたけんぼ」はこんな感じ・・のはず。
（ちょうど1年前の店内の様子です。）
寒さで甘～くなった”ほうれん草”が旬をむかえ、
菜花、ポエム、キャベツ、ブロッコリー、小松菜、カブ・・・
たくさんの野菜が並び、お客様で賑わっているはず。
震災だけだったら、それに近い状態だったのに・・・
今日の「はたけんぼ」です。
開店直前なのに、販売台が20ヶ所も空いています。
開店してから店内に入ってきたお客様も3人だけ。
もう無理かもしれない・・・悲しすぎる。
こんな状況で、浮き沈みが激しい私たち。情緒不安定！？
でも落ち込んだ時、いつも誰かが助けてくれるんです！！
10時ごろから徐々に増え始めたお客様！！
「須賀川の野菜、全然問題ないのにね！」
「出荷できるようになったら、私たちは食べるから！」
「私たちだけにでもいいから売って欲しいのに！」と、
生産者や私たちスタッフを励ますように声をかけてくれました。
「しばらく福島県産の野菜は使えない」という業者さんが増える中、
本当にありがたい言葉に、私たちは救われました。
ありがとうございます。
これがいつまで続くかも分からないけれど・・・
「はたけんぼ」に足を運んでくれるお客様が1人でもいる限り、
私たちは精一杯の品揃え、精一杯の接客で、お客様をお迎えします。
生産者にとっても大切な場所「はたけんぼ」を守り続けます。
まだ出荷規制や摂取制限をされていない農産物は、
生産者が毎日頑張って持ってきてくれています。
原発事故を誰のせいにする訳でもなく、ひたすら我慢し、
事故現場で頑張ってくれている人たちの無事を祈りながら・・・。
地元の農産物は少ないけれど、加工品の生産者は、
それをカバーしようと頑張ってくれています！
提携先のＪＡファーマーズマーケットの皆さんにも
助けていただきながら、私たちは頑張ります！
こんな時だからこそ、お客様や生産者との会話を大切にし、
辛すぎる現実を、耐え抜きたいと思います！！
どんなに苦しくても我慢し、周りの人を思いやる福島県の人たち。
その地域性、そこで暮らす人たちが大好きです♪
もちろん、応援してくれる皆さんも大好きです（＾＾）
こんな時に助けてくれた人たちの気持ちは、
私たちの心にしっかりと刻まれ、決して忘れる事はありません。
ここ数日『福島県』と聞くだけで、『危険』『放射能汚染』という反応で、
まるで病原菌のように扱われる福島県民。
今日もたくさん泣いてしまいました。心が”痛い”と叫びました。
浮き沈みの激しい毎日ですが、涙が出なくなるくらい泣いたし・・・・・
落ちるところまで落ちれば、それ以上落ちる事はないし・・・・・
とにかく、頑張るしかありません！！
あっ、でも嬉しいお知らせが５つもあります♪
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1つ目は・・・
東北自動車道が今日から、一般車両も通行できるようになりました！
（ガソリンは未だに無い状態で、遠くには行けませんが・・・）
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2つ目は・・・
取引先の社長さんから、お水やお薬など、救援物資が届きました！
本当にありがとうございました。
また、「必要なものをFAXして！こんな時は甘えてください」と、
心配してくださる、あたたかいお言葉、お心遣い、
本当にありがとうございます。
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3つ目は・・・
3月18日（金）から、毎日検査している須賀川市の水道水ですが、
今までに1度も摂取制限の基準を上回ることもなく、徐々に数値が
良くなっています！まだ断水している場所はありますが・・・
（3月23日の結果：放射性ヨウ素23Bq←基準は300Bq セシウム0）
空気もほとんど汚染されていない状態で、JAすかがわ岩瀬管内の
今までの検査結果では、ほうれん草・カブなどの農産物からも
基準を超える放射性物質は検出されていません。
阿武隈山系に守られているのかなぁ・・・。
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4つ目は・・・
取引先の社長さんにお世話になり、牛乳の手配が出来ました！
休業中のアイス工房は、3月26日（土）より営業再開します♪
お客様用の牛乳も、来週には入荷予定です。
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5つ目は・・・
自分のお仕事も忙しいのに、週末東京から「はたけんぼ」に
お手伝いに来てくださるという連絡をいただきました。
こんな状況なのに、本当にありがたいです！！
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辛いこともたくさんあるけれど、親身になって心配してくれて、
応援してくれる人がいる事に感謝し、頑張ります。
いつか心から笑える日が来る事を信じて・・・・・
