今晩は、以前ご紹介した関内のバー・アクアリウムで開催された、「葉巻とお酒のマリアージュを楽しむ会」へ行ってきました。
僕はふだん煙草を吸いません。かつては新宿三丁目にあるル・パランというシガー・バーの重厚な雰囲気が好きで、そこでシガーとブランデーを合わせるなんてこともたまにありましたが、基本的にシガーについては全くの初心者です。したがって、この度お誘いいただいた会は非常に楽しみにしていました。
幸いにも、シガー上級者の高橋さんという方から分かりやすくレクチャーをいただき、初心者でも安心でした。シガーは口に含んだ時の香り、また煙を吐き出したあとの香り、また時間の経過と共に変化する香りを楽しむのだそうです。
乾杯ドリンクとして、ミモザを選択。提供していただいたのは、バルモラルというドミニカのシガー。確かに、時間の経過と共に香りが落ち着き、変化してきます。この点は、ウィスキーとも似ています。
合わせるおつまみは、ナッツ、チョコレート、味噌漬けのクリームチーズ、合鴨のパストラミなど。燻製に合うものはシガーと合わせるとより楽しめるなという気がしました。
ヨーロッパでは古くから食後の5Cという言葉があり、即ちシガー、コニャック、チョコレート、チーズ、コーヒーを指すらしいのですが、これらは不思議なことに互いの相性が良いようです。
さて、今回の会で新たに抜栓するウィスキー3種。右よりホワイトホース特級表示、ワイルドターキー特級表示、マッカラン1950年代再現ボトル。
マッカラン1950年代再現ボトル。悪くないですが、いまいちインパクト弱し...。
ワイルドターキー特級表示。これらの中では一番シガーには合っていた気がします。
ホワイトホース特級表示。ホワイトホースは滅多に飲みませんが、まろやかでバランスの良いウィスキーでした。
なお、「特級表示」というのは1989年以前の酒税法に基づく表示で、度数に応じ特級・一級・二級と分類分けされていました。お酒の質がどうという話ではなく、それによって税率が違っていたということです。つまり、この表示があるということは、1989年の酒税法改正以前のボトルであるということです。
こちらはガージェリー(GARGERY)23という、飲食店限定の国産プレミアムビール。たまたま、このビールを扱っていらっしゃる方とお隣になり、初めて飲ませていただきました。
ヴァイツェン酵母を使用(瓶内酵母の割合はヴァイツェンよりも抑えてあるそうです)、開栓したばかりの時は意外にもドライな味わいでした。しかし、注ぎ足すとヴァイツェンらしい酵母由来のフルーティーな香りと甘みが出てきます。とても飲みやすいビールでした。
さて、ここまでで会費4,000円という、驚くほど費用対効果の高い会。
2本目、ハバナのモンテクリスト。これは僕も知っていましたが、よりまろやかなシガーです。
最後は秩父蒸留所の「エイコーン・秩父夜祭」というウィスキー。名前は毎年12月に行われる秩父神社の例祭、「秩父夜祭り」に由来します。本当は今年リリースされた、写真後ろにあるカティーサーク・ストームが気になっていたのですが、隣にあったこちらが目に留まってしまいました。モルト由来のしっかりとした甘み、ややチョコレートっぽい感じが、シガーと良く合いました。
またぜひ開催して欲しいです。
SHOT BAR AQUARIUM
神奈川県横浜市中区住吉町3-36-2
DEXビル 2F
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
【ドキュメント】循環型社会の機先を制す~ものづくりを支える資源再生人【ナカノ株式会社】
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