窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

Whisky Magazine Live! 2010 ②

2010年03月05日 | BAR&WHISKY etc.


  イチローズモルトで注目を集める、ベンチャーウィスキーの秩父蒸留所。ウィスキー作りに欠かせない大麦の栽培から蒸留に至るまで、全ての工程にこだわりと情熱があり、これから非常に楽しみな蒸留所です。

 さて、試飲したのはニュースピリッツを含む6種類のウィスキー(樽熟成の期間が3年に満たないので、手前右側の2つを除き正確にはウィスキーとは呼べません)。



  まずはニュースピリッツから。左側がティップルというイングランドの大麦100%のもので、右側がティップル88%に国産のみょうぎ二条という大麦を12%使ったものです。どちらも強いモルトの香りを感じ、このままでも焼酎のように美味しく飲めてしまいそうですが、右側の方がより柔らかな、落ちついた感じがありました。



  つづいて、左側がシングルモルトニューボーンダブルマチュアード。熟成期間わずか1年4ヶ月と4ヶ月のものをミックスしたものです。たったそれだけの熟成期間にもかかわらず、この色合いはアメリカンオークの新樽を使っているからといことですが、本当にそれだけの短い熟成期間とは思えない味わいです。それでもやはり本格的に熟成させたウィスキーと比べると弱い気がしますが、仕方ないですね。その分、これからが楽しみです。

 そして右側が同じくニューボーンですが、こちらはヘビーピート。やはりわずか2ヶ月の熟成とは思えないほど本格的な仕上がりになっています。



  最後の2つは2000年に閉鎖した羽生蒸留所のヴィンテージ。左側が1991年の原酒でレッドオークを使用したもの。右側が1985年の、羽生蒸留所で最も古い原酒です。

  非常に残念だったのは、僕の舌が早くもバカになっていたのか、これら二つのウィスキーの個性を感じることができなかったことです。いずれにしても、今後ますます注目を集めることになるであろう、秩父蒸留所でした。
 
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

よろしければクリックおねがいします!

人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Whisky Magazine Live! 2010 ① | トップ | Whisky Magazine Live! 2010 ③ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

BAR&WHISKY etc.」カテゴリの最新記事