きのうも今日も、なんだかおかしな天気が続いています。
当県の一部地域では、街のふつうの生活道路が一瞬にして、信じ難いような
濁流状態になっている映像をニュースでみました。
こうしたお天気のおかしな状態は、地球温暖化にその主な原因があるのでしょうか?
世界中の多くの科学者の間では、異常気象の原因は温暖化・温室効果ガスに起因
するのものだと言っているように思います。
でもぼくは、その温暖化論に異論を唱えているひとたちになぜだか共感をおぼえて
しまうということでもあります。
どうもぼくの心と体のどこかには、へそ曲がりななにかが潜んでいて悪さを働いている
のかもしれません。そうでもなければ、近藤医師や池田清彦さんなどの言っているよう
な極めてマイナーな所説に惹かれてしまうということはあり得ないはずです。
冒頭の写真、向日葵の花は好きです。
今、「出版業の危機」についてコメントを書こうと思い冒頭の写真にひまわりを選んで
アップしているときに(tさんにお誉め頂いたことでもあるし)、そういえば、向日葵は
弁護士バッジに使われているし、そのバッジの中心にある天秤も、昨日ぼくが投稿した
コメントにも関係しそうだということで(「公正と中立」)、ちょうどいいタイミングだと
ひとりがってんをしているというわけでもあります。
第二東京弁護士会のHPには、バッジの説明が書いてありました。
「ひまわりは太陽に向かって明るく力強く咲くということから自由と正義を、
はかりは公正と平等を表しているんですよ」
この写真が弁護士バッジですけど、単純率直でとてもわかりやすいデザインです。
上記の弁護士バッジの説明は、子供さん向けのコーナーにあった記事です。
でも、しかし、こうしてまたいつもどおりの、おしゃべりをしてしまっているとおもいます
ところで過日の投稿記事、「出版業の危機」に記載されていたURLの動画を拝見しました。
講演を聞く前は、出版の危機の話なのかと思ったら、出版業の危機についてなのでした。
こまかいことは分らない訳ですけど、話をきいているなかで、数年前に吉本隆明さんの3周忌
のイベントで、『吉本隆明全集』全39巻、平均単価6000円(現在第10回配本)の出版につ
いて話をされていた晶文社の社長さんのことを想い出しました。
ここで社長さんがいちばんに言われていたことは、 この全集を出すことは実は大変な、
冒険的なことでもあるのです。 ということでした。むかしは大手とはいえない出版社でも、
全集本を出していたように思うのです。でも最近はほんとうに少なくなってしまったみたいです。
講演は、筑摩書房の社長さん、岩波書店、みすず書房の社長さんの興味深い話でした。
演題は<信州ゆかりの出版社社長が語る 「出版と図書館の未来図」>
少し飛ばし見傾向でみたのですけど、それぞれの話がそれなりに面白かったです。
筑摩の社長さんは、廃刊になった雑誌『展望 』と臼井吉見さんについて少し話されて懐か
しかったです。岩波の社長さんは『世界』の編集長をされていた方だからか、一番硬そ
うな話をされていたような感じがします。
出版社の売り上げ減と図書館の貸出数増加の関係は、想像どおりなのでやっぱりと思い
ました。図書館はいつでも賑わっていて、老齢者の避難場所のような趣もあります。
また、スマホやタブレットの出現の問題性についても言われていたのですけど、これは
新聞業界についても同じようなことが言えるわけです。
みすず書房の社長さんの歯切れのいい人を引き付けるような話し方は、聴きやすかった
ですね。それに、出版社・書店・読者・図書館の関係性についての話は面白かったです。
かってな想像ですけど、社長さんは営業畑の出身の方なのかもしれません。
でも、みすず書房の社長さんだから、それはあり得ない話でしょう。
筑摩書房のイメージはなんとなく中間的な感じがします。中間的と言っても僕以外の人
には通じないですね。でもそうなんです。岩波書店は岩波ですから、別格大本山?そして、
みすず書房というと、硬くて難しい本が多くて、しかも高そう。……などと、いい加減なこと
しか書けないのです。
でも、ウイキで検索したら面白い結果になりました。(どうでもいいことですが)
岩波書店、従業員約200人(資本金ナシ非上場)
筑摩書房、従業員約 86人(資本金7350万円)
みすず書房従業員約 19人(資本金1000万円) なのでした。
みすず書房が出版社のネームバリューの高さに比べて、会社の規模が小さいの
にはすこしびっくりでした。
でも、先ほどの講演会の話ですけど、講演を聞いておもったことは、図書館が本など
を購入する時に、出版社と著作権者にたいしてそれなりの対価を払うといったこと
は考えられないのでしょうか。現在どうなっているかも知らないのですけど。
出版業の危機という問題は、日本の文化の危機であり、国力の衰退に結びつく事柄
でもあると思います。なので国や地方自治体の予算をつかってでも、出版・出版関係
を保護していく道筋をかんがえたほうがよいと思うのです。
日本国の文化予算の少なさというのは、先進国のなかでも一番くらいに低いのでは
ないでしょうか、たしか文化予算がトップのフランスは、日本の5倍くらいだったような
記憶があります。
また、これからは電子図書なども、今とは比べものにれならないように普及・進展して
いくのだとおもうのです。アマゾンでもキンドル版だと即刻手元で読める訳だし、値段も
書籍よりも割安なわけです。
こうした電子化の問題も、上記に関係する文化・科学・教育・健康・経済などなど、
相関的な枠組みのなかで、これからのおおきな課題なのだと思います。