嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



私は死を恐れている
死は音もなく忍び寄り、じわじわと私を絞め殺す
私は死を恐れている
死は光よりも速くやってきて、一瞬で私の首を切り取る
私は死を恐れている
それはある夜眠ったら、二度と覚める事の無い夢
私は死を知っている
じつは私は既に死んでいるから
私は死を知っている
それは果てしなく深い、どうにもならないほどの虚無

人が死を残り越える事など、できるのだろうか?
人に死を乗り越える力など、あるのだろうか?
私は今、本当に生きているのだろうか?

私は夢を見ている
私は過去見ている
私は人生をやり直している
それなのに私は同じ間違いを繰り返している
だから時々、少しズレる事がある
時々数日飛ばして先を見てしまうことがある
時々数ヶ月飛ばして先を見てしまうことがある
時々数年飛ばして先を見てしまうことがある

小さい頃の記憶を探る為、小さい頃に住んでいた街を訪れた
ゆっくり歩いていると、あの時の記憶が蘇ってくる
そうだ、あの頃は全てが新鮮だった。
あの頃は毎日が刺激だった。
あの空は世界は解らないことだらけだった。

そんな新鮮な空気を吸って、
懐かしい街を歩くのも悪くない。
あの頃やりたかった事が、少しづつ蘇ってくる。

でもどうしても解らないことがある。
俺の最後はどんなだったか?
俺は死ぬ時に何を思った?
俺は死ぬ時に何を願った?

あの頃から・・・僕はずっと子供のまま
僕の心は成長を止めた子供のまま
だから僕には難しい事は解らない
だから僕には今日の事は解らない
だから私は・・・今自分がどこに居るのかも解らない

そんな俺の既に死んだ人生は、
真っ暗闇の中で手探りで生きるだけの事だ。
毎日通行人を殺しながら。


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