嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

宛先を見失った友への手紙

2006年02月01日 00時05分36秒 | 自分への教訓
詳細はよくわからないけれど
おおまかにはわかったよ。

君の中では僕は美化された思い出なんだな。
それが虚像であろうと実体のあやふやな影であろうと
もう君の中では終わった記憶なんだな。

「どんなに足掻いても本音でぶつかっても他人を知りえることも
自分が理解されることも決してない」

君のその言葉を、僕は憶えておかなければならないのかな?
それとも、忘れようとしなければならないのかな。

おかしな話だ。
足掻いてるのは明らかに俺の方じゃないか。
「もういいじゃないか」
という君の言葉から、僕は諦めのようなものを感じるけど
最後まで喧嘩する気力も無いなら
それは確かにどうしようもないのかもな。
俺にはまだ、よくわからないのだけどな。

本音でぶつかっても…か。
君が本音でぶつかってるところ、
俺は過去に見たことがあるけれど…

「俺の世界はもうとっくに終わってんだよ!!」
と叫んで誰かを壊しかねないような勢いだったな。

あの言葉…そういう意味なんだな。

君は過去と決別したんだ。
そして自分を終わらせる事で
他者はただの他人になっちまったんだ。

だから記憶を美化したままで今を生きてる…のか。

君は大人になったんだ。
君は世界を諦めながら、大人になっていくんだ。
だから僕はずっと大人になれないんだな。
こうやって、君が大人になった分、
僕が子供に還っていくんだな。

俺のこと、忘れてもいい
もう思い出さなくてもいい

だけど多分、君は僕を忘れられないよ。
記憶を美化した分だけ、深く深く刻まれて。
君は僕を忘れない。

僕はどうなんだろう。
僕は君を忘れるのかな
違うな、僕にとって、君はまだ道しるべなんだ。

君の進んだ道に、×の看板を立てて、
僕は新しい道を探そう。

気が狂いそうなほど考えて、子供のままで死んでいくよ。

血で塗った十字架を見るたびに

僕は君のことを思い出そう

深く打ち込んだ杭を見るたびに

僕は僕の罪を思い出そう

理解なんて必要ないさ

僕に必要なのは ほんのわずかな可能性だけだ。

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