嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

名前をつけわすれるくらい、考えることを忘れていた。

2008年09月19日 06時31分44秒 | 考え事
ずっと、何か出来るような気がしていた
道に迷いっぱなしで、最初に戻ることさえ、できない僕たちなのに。

明るい色通りを抜けて凱旋門の角を曲がって
贅沢でしみったれた生活する街を横目に眺めて通り過ぎるのが僕の役目だった。

いま、演技することを辞めれば、おそらく僕はおろされるんだろう
きっと偶然の事故かなにかで、すっかり誰からも忘れられてしまうんだろう
それだけは怖かった。

力ない両手が 動くこと「だけ」を確認する
きっとなにかできると、なんども自己暗示にかけて暗い足取りで歩き出す。
贅沢でがらんどうの街を通り過ぎる
僕のために用意された街は無いけれど、僕に気付かないでいてくれる街くらいならある。
何も煩わしいことなどない。ただ誰も知らないだけだ。
誰もが誰もを知らなくて、そしらぬ顔で通り過ぎるだけが街の役目なのだ。

役目を、果たさなければならない。

このみじかい時間に、できるだけ何かを考えて、
できるだけ、誰かをサポートせねばならない。
一滴の自ら生まれる振動も、遠くから見つけることで波紋と呼ばれる
自らが、水であってはいけないのだ。

歩き続けよう。
「あと少し」「あと少し」と いつも自分を励まして。
無くならないものなどないとわかりきっているはずなのに
どこかで自分がなくなることを期待している僕がいる

遠くの風景を眺めて、まるで地元の人のように、近くで笑った。
君たちはいつも遠いけれど
君のことを「動くモノ」として目で追ってしまう。
やつれた未来だけを頼りに、流転を思い出そうとしても、僕らにまだ声は聞こえない。

いつまでこの世界をしょいこんでいるんだろう
せかいなんて、最初からありはしない場所のことだったのに。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿