老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

移住

2009-03-12 08:22:00 | ベトナム
今日から出稼ぎ。

ゴミだめのようなオフィスにさよなら。電話で喋るのがシゴトだと思っているつまらないヤツらにさよなら。神経症のオッサンたちが刺を出し合っている満員電車にさよなら。インチキジミン党とイカサマ宗教の情けない政治にさよなら。コクミンを白痴にし続ける日テレとかフジとかのおバカ放送局にさよなら。スギの花粉にさよなら。ブルートレインには一度も乗れなかったけどさよなら。女子高生のとんでもなく短いスカートにさよなら。3コで98円の納豆にさよなら。シアタートップスは今月でおしまいでサヨナラ公演の切符買ったのにたぶん行けないままさよなら。面倒くさい人事考課の表にさよなら。あんなもの何の意味もなかったと断言できる。耐震偽装の、もう名前もでてこないがツルッパゲの構造屋にさよなら。アンタのせいで世の中が確実に悪くなった。下の家のボケたバーサンはきのう死んだようなんだがこの場を借りてさよなら。ナントカ給付金は結局もらわぬままさよなら。ヒトの税金をマメまきの豆みたいにばらまきやがって。小雪ちゃん、ユウコリン、パヒュームのいつも向かって左側に立っているおジョーちゃんにさよなら。
もうすぐ成田だ。


『Doubt』

2009-03-08 22:09:01 | 映画
残り少ない日々。まさにカウントダウンの後半にさしかかって連日の映画。ホントは芝居に行きたかったんだがテキトウなのがなくて、メリルおばさんがでているコレを朝から見に行った。
日本語の題名はまたへんてこな尾ヒレが付いているが原題はコレだけ。カトリックの学校かどうかなんて関係なく、ニンゲンが持っている何かを疑うという気持ちと、何かを信じるというキモチの二つの両極端なヒトが登場して、その疑うほうをメリルおばさんが熱演していて、ヒトを疑って疑いぬいてもそこにはなにも得るものはないという、教訓的なおはなし。

ニューヨークの伝統あるカトリックの学校に初めて黒人の子どもが入学してきて、父親からの虐待を受けたり学校の中でも差別されたりで苦しんでいるのをゲイ?の神父が、どこの手だかわからないが手を差し伸べる、かのように、直接的には表されず、それらしくそのようなことがあったかのような思わせぶりな感じではなしが進む。
で、それを見ていた若いシスターとメリルおばさん演じるチョー厳しいその学校の校長がその黒人の子どもと神父との関係を疑い始める。それぞれが持っている不幸をなるべく軽くしてあげるのが教会の役目だという、なんというか民主党菅直人的、最小不幸社会の実現を目指している神父と、そういうヒトの道に反したことは絶対に許さないというチョー厳しいシスター校長が激しく闘う。そのゲイ?の神父は実際ナニをしたのかはあかされず状況証拠だけで学校から追い出されるが、それを追い出したメリルおばさん校長はジブンの抑えられない疑いのキモチに最後には耐えられなくなって泣きくずれる。

まあそれだけの話でこの宗教の部外者にはもの足りない感じもある。だからなんなのよ、ってなキモチ。ヒトを疑うのもホドホドにしないと、あるところから先は目をつぶらないと世の中生きてはいけない、みたいな、単純な解釈も可能ではあるが、はなしの深いところは宗教的な背景がわからないと理解できないということか。
それでもメリルおばさんはなんでまたあんなにヒトを疑うようになったのか、とか、あの神父はいったい子どもにナニをしているのか、とか、そういう現実的な部分は表にでないまま映画は終わる。結局のところ、メリルおばさん的な世の中を疑う目だけが批判的に描かれているようなところが強調されて、そういう映画ならかなり薄っぺらかったような感じも。。

神父役はフィリップ・シーモア・ホフマン。
2009年アメリカ映画。 090308 川崎チネチッタにて。

『小三治』

2009-03-07 19:04:50 | 映画
久しぶりのポレポレはコレ。落語って特に好きなわけではなくて、なんか説教じみたしゃべりかたのアノ人とか、親の七光りでヘタなのに師ショーみたいに呼ばれているアノ人とか、、見ていて痛ましく感じられる。好きなのはジサツした枝雀サンとか、ヒデェ女につかまって苦労している小朝サンとか、それとコノひととか数少ないが、そのドキュメンタリーということで行ってまいりマシタ。
昼間の2回目だというのにポレポレはほぼ満席。ここがこんなにいっぱいなのは初めて見たが客層はいつもと若干違っていたような。まだまだジブンが若く見えたし。

で、中身は小三治サンの日常というか、弟子が真打ちになってその披露の時のことや、寄席にピアノを持ち込んで歌歌った時のことや、兄弟弟子の扇橋サンと温泉に行って二人で相手のアソコにお湯を引っかけあってキモチいいとかいって安い遊びしてらぁ、みたいにしてるときのことや、そのあいまにあの独特な間の噺がはさまれるのだが、扇橋サンとの対比で天才の苦悩みたいなものがあぶり出されて、ああコノひともニンゲンなんだと気付かされる。
ジブンはネクラで落語家には向いてないといいながら、落語のオニのようにゲイの道を突きすすむ。マクラで時間使い過ぎて劇場から電気消すぞとおどかされて、真っ暗になっても話しつづけるぞと叫ぶ。ひょーひょーとしゃべりながら世の中と闘いつづけている。
小三治はスゴイ。落語界の白洲次郎だ。

楽屋で昼ご飯を食べた後にお膳の上を手拭いで拭く。小さんの弟子はみんなおんなじように拭くと言われて師匠と弟子はそういうもんだと思わせる。それは親子とか、監督と選手とか、部長とOLのオジョーちゃんとか、そういう心と心のつながりのあるところに共通するものだ。
入船亭扇橋サンがほとんどボケてるんじゃないかというような、なんとも言えない味のあるせりふと仕草でいい。

090307、東中野、ポレポレ東中野にて

カナギ@最後の福岡

2009-03-06 07:53:00 | 旅行
カレコレ10年通った。最初が下関のシゴトで次が今の。飛行機も乗り飽きた。去年は特に多くて60往復、平均して年に30往復、10年で300往復。1回でなんだかんだオマケがついて2500マイルたまるから合計75万マイルになる。たとえばEdyに交換すると75万円。10年でだからささやかといえばささやか。ボロ儲けといえばボロ儲けだ。どっちにしろ死ねば何もかもあとかたもなく消える。

で、コレは最後のバンサンとしてはややワビしいうどん屋兼飲み屋での一品。初めて食べた。シシャモのタマゴ抜きみたいな感じ。世の中にはまだ食べたことのないものがたくさんある。このニッポンでさえも。
でももう福岡に来ることは二度とない。

最後の福岡、in my life
最後の福岡、in my life
(リフレイン、2回)
(カナギのしっぽを親指と人差し指で軽くツマんでカラヤンのポーズで)


焼きバナナ@Seasons Hanoi

2009-03-04 22:21:15 | ベトナム
昨日の深夜便で朝7時に成田に着いて会社に直行して午前中だけ雑用片付けて帰ろうと思っていたら次から次にボケオヤヂの相手させられて、ほとんど一睡もしてないのに残業までするハメになった。とりあえず7時間寝たが今日は一日中中川ダイジン状態。
そしたらこの国にも国策ソオサなんてものがあったのかというオドロキのニュース。選挙も近いしミエミエもいいとこ。政治が2流3流だと国として2流3流になって落ちぶれていくという見本だ。でもコレばっかりは一旦始めちゃうと終わりがなくなる。韓国の大統領が選挙で負けてやめると必ず逮捕されるみたいに。きのうはニッポンがそういう国になった始まりの日として記憶されなければならない。ブタクサ。

それはそれとして今日は会社を出たらまた雨で、ハノイも雨季でこんな感じだからニッポンも熱帯化したということ。温度は低いがこれは梅雨だ。うっとおしい。
それでもって電車が線路の異常だか車掌の異常な趣味だかで2時間以上止まった直後で、寿司ヅメの檻かオリ詰めの寿司かにモマレテだんだんキモチよくなってきてもうすぐ家だ。モマレテももみかえすな。コレが不当タイホされないための鉄則。国策ソウサはいつやってくるかわからない。

で、コレはハノイで食べた焼きバナナ。ナマぬるくて表面はヌルヌル。特にウマいわけではないのは焼きリンゴとおんなじ。
全然話は変わるがナツミカンに醤油をつけて食べるとうまい。我が家では40年前からやっている。

ツカレが度を超すともうどうでもいいというような内容デシタ。

路上焼飯人

2009-03-02 08:59:07 | ベトナム
ハノイは毎日、霧雨が降ってどんよりくもっている。朝なんか12、3度くらいまで気温が下がって暖房がほしいくらいだが、こっちのエアコンには暖房ボタンはないからジャケットの下にセーターを着てしのぐ。それでもこっちの人がやっているようにダウンジャケットを着るほどではないと思うのだが。彼らは今しか着る時期がないという感じで、多少気温が上がる昼間でもそういう厚着をしている。それぞれの感じ方とはいえアメリカ人の旅行者は半袖のTシャツだから極端すぎる。

で、今回泊っているホテルの入り口の横の歩道上で、朝から晩まで交替で焼き飯を作っている人たちがいて、いかにもアツそうでうまそうに見えた。おそらく家族ではないかと思うのだが、昨日の夜はおばさんが当番だった。客は、建物と建物の隙間の路地にテーブルが並んでいてそこで食べる。何が入っているかわからないがこういうのは一度食べてみたいという気にさせる。

ベトナムシーフード@Sen、Hanoi

2009-03-01 08:38:57 | ベトナム
金曜まであちこち飛び回って目がまわるくらいで、とうとうボケも始まってしまってこれからどうなることやらと思いながら昨日からハノイに来ている。2時間の時差はケッコウありがたくて、寝るのは日本時間で寝て、起きるのはベトナム時間で起きれば2時間よけいに寝られるという、時間のゴムひもの緩みに身を委ねる感じ。
で、昨日は空港から不動産屋に直行して家の契約なんぞをして、そのあと行ったのがこのお店。「地球の歩き方」なんかにも載っているので日本人旅行者には有名なのかも。

3階建てのコロニアル風の建物。土曜の夜ということもあってかなり混んでいた。ビュッフェスタイルで3階からも階段で1階までおりて、また3階に上がるという構造。シーフードの種類が多く道端の屋台で食べるようなワイルドな貝類からエビ、カニ、カキ、、とにかくたくさん。
サラダ、果物、デザートまで3、4回、階段を往復して運動しながら食べる感じ。ビールもかなり飲んで一人2000円くらい。
きょうは道端でぶっかけご飯でも食べるつもり。食べ物に関してはかなり奥が深い町だ。