旅行から帰ってヤマのようなシゴトを押し付けられてきょうは休日出勤。よくないコトが重なる日というのはあるもので、今朝はタクシーを10分待っても来なくて近くのホテルまで歩いてから乗ったらウンちゃんが新マイで何度かヒトをひきそうになるながら行きつけの両替屋へ。いつもはドルを替えているのをきょうは円を替えたら頭の中で計算がウマくいかなくて足りねーンじゃね―のぉ、って文句付けたらワタシのほうが間違っていた。そのあと道を歩いていたらタバコ吸いながら歩いてきたオッサンがワタシのほうに向かって吸殻投げつけてきて、コイツ、反日家かと思って睨みつけたらヨボヨボのジーさんで、、。ったく、きょうは最悪の1日になりそうな予感。
でもってサパのことはきょうでオシマイ。とはいってもほかに書くべきことと言ったらマッサージに行ったときのことくらい。
というのも雨続きでほかにすることもないので2度もツマと高級スパに行ってマッサージをしてもらったのだが、まずはじめに受付で、マッサージするのはオンナのヒトがいいかオトコのヒトがいいかと聞かれて、そりゃもちろんオンナのヒトがいいに決まっているので、それはすんなり答えたのだが、次に、一緒の部屋がいいか、別々がいいかと聞かれて、それにはいろんな思惑とか、シタゴコロとか、さらには今後の家庭生活をいかに平和に過ごしていくか、みたいな複雑なモンダイがアタマに浮かんで、一瞬悩んだ末に一緒の部屋にしてもらったら、服を脱ぐときにパンツも脱いでください、と言われて、まあ、ソレはソレで若いおジョーちゃんの前でパンツまで脱ぐというのは、いくらこのトシになってもキンチョーするわけで、ましてやツマの前でそんなコトしていいのか、というキモチの中で、ソコまで言うならワカリまシタ、それじゃあ脱ぎましょう、と決断してスルスルってワタシは脱ぎまシタ。ま、べつに、理性のカタマリを自認するワタシですから、なんの問題もありまセン。むしろソレは真に開放的でキモチよいわけデス。
で、二度目に行ったとき、同じことを二度繰り返すのはワタシの生き方に反するので、今度はじゃあ別々の部屋で、って言ったら、部屋に入った途端、パンツハヌガナイデクダサイ、ってキゼンとした態度で言われてしまって、やっぱりこう見えてもおジョーちゃんにはワタシがイヌかウマかの動物に見えたんだろうか。それともクニからの通達か条例とかがあって、1対1の場合は絶対にパンツをはいていないといけない、とかいう決まりがあるのだろうか。
もちろん何か不純な期待があったわけではない。ここは高級スパなんだから。ただ単に、やっぱり気持ちよくマッサージされている間は、誰の目も気にしなくていい、完全にisolateされた空間にいたかったというだけのことだったのに。いやもちろん、、ワタシはマッサージされるときはハダカでされたい。露天風呂にパンツはいて入りたくないのと同じ。誰だってそうでショ。
ま、特にほかにはない。帰りの寝台は2 berthで行きよりは広く感じられたが、結論的に下の段は線路の振動がモロに伝わるので、2段の上のほうが多少は静か、というコト。
5時半にハノイ駅に到着。夜明けの薄青い光で染められたハノイの街には狂乱の後の疲れのようなものが、道端の生ゴミのヌメリように染みついていて、ああまたこの臭い場所で何カ月も生きていくのか、と思いながらアパートまで歩いた。ホントにドブの臭いで吐き気がするような街。