老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

合歓の花が咲く峠道

2016-07-08 09:28:06 | 俳句


合歓の花を撮る機会が二回ほどあった。
今年は、咲き具合が悪い。
花のつき方が少ない。
地域によってかもしれぬし、私が巡り合った時がたまたま満開でなかったのかもわからないが。。。。。


私の実家に行く途中の山越えの道に沿い、合歓の花がたくさん咲いている。
私は自分でひそかに「合歓街道」と呼んでいる。
道の両端に合歓の花が三キロ、もっと長いかも知れない(車で駆け抜けるので距離感がはっきりしない)
木間、木間にやさしいピンクの花を揺らしている。
曲がりくねった山間の道だが、徳島と、香川を結ぶ主要な幹線である。
先を急ぐ車がスピードを出して走っている。
車を止めて、ゆっくりと愛でることがかなわない。
さてこの合歓街道の花は、今年はどんな風に花を付けているかしら。
残念であるが今年は走っていないのである。
香川県よりに「合歓の木」という喫茶店がある。
私が思うより、有名なのかもね?



最近、読むのが楽しい二つのブログを見つけた。
二つとも、九州に住む方のブログページである。
男性と女性の方達。
どちらの方も俳句の鑑賞が的を得ていて、文章も巧みで読ませてもらって得ることがたくさんある。

私は直感で物事を捉えるので、鑑賞文や句会での、感想を述べるのは、苦手である。
自分を、弁解するわけでないが、大きな句会で選句をしても、直感が狂ったことは無い。
先生と称される方が何人も選者にいるとする。
(自分の句が選された、されない問題と違う)
私が選をしたと同じ句を、直感で感じたことを、選者が枝葉をつけ美しい言葉や言い回しで、選評をしている。
それを聞くと、嬉しくなる。
選も実力の内と言われている。
実作に力はないけれど、選には少し力があるんではないかと、恥ずかしながら思うのである。

この九州のお二方、選句と同じに考えると、直感で間違いなく素晴らしい、実力をお持ちなのである。
私が何も知らず(句歴や略歴)それなりの方に放言を言っているのかもしれない。
失礼のほどは重々お許し下さい。

猫に朝早くから起こされて、こんなことを考える時間があった。
台風の影響かしら、今朝は涼しい。
窓辺に置いた餌を食べに来ている雀から、猫が首を伸ばして目を離さないでいる。
こんな時に手元にカメラが無い。残念。

   🍒   花合歓やかつて帝の流刑の地

   🍒   谿風に揺れどうしかな合歓の花



コメント
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