老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

夏大島 で ちょっとおしゃれ着

2015-06-24 06:37:40 | 俳句

      ☆   羅や人悲します恋をして   鈴木真砂女



お隣の奥さまが 夏大島の着物を下さった。
お子さんがいらしゃらないので、断捨離をしているそうだ。この他にも沢山戴いた。
頭から 被るブラウスを作る。ダブダブのフリーサイズ。デザインブックのとおりに裁つ。
前と後ろにポッケト。後ろのポケットは飾り。



今の時季、このさらっとした肌触りは むしむしとして暑い日でも、着心地満点だ。 



余った生地で リバーシブルのベストを作る。少し肌寒い 五月頃 白いブラウスの上に羽織れば おしゃれ着に充分になる。ベストは何枚あっても助かる。
裏に使っている生地は、これも違うお隣の奥さんが 下さった正絹の小紋風の着物から。
二枚作って 一枚は奥さんに。

         


     ☆   うすもののみえすく嘘をつきにけり   久保田万太郎
     
     ★   羅や一語の無駄もない女   江國滋

 二句とも殿方の句。小悪魔的な色気で世を渡っていそうな女性と 一寸の隙もみせずにピーンと背筋を張り品性はあるが面白味に欠けたような女性。両極端にいる女性を見事に詠っている。
二人が同じ日の句会で、これを作ったとしたら本当に面白いのに。源氏物語の雨の夜の品定めみたいで。

      
   🍏    てふてふのやう羅の蹴鞠衣裳   

昨日のしりとり俳句
    🍏   海峡を曳かれ行く舟南風吹く

    🍏   蓮見舟影落としある紫雲山

              

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする