老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

あぢさい の タペストリー

2015-06-13 23:41:01 | 俳句

      🐢   武家門に表札三つ七変化

この句は俳句を始めて一年くらい。
最初の俳句の師に連れられて、「白漁火」なる結社の松江の俳句大会へ行った。
全国から三百人ほどの誌友が集まっていた。
その大会の吟行句で特選に選らばれた、想い出深い句である。
まぐれ、まさか?
松江の武家屋敷を吟行した時、嘱目の句である。



 紫陽花をイメージして作った タペストリー。
段染めの生地を手芸店で見つけた時 この色目の布達をピースにして繋ぎ合すと あぢさいの花の の感じが出ると思った。
あまり大きな 壁がないので、縦、横 60センチの正方形にした。
手芸店では、同じ素材の色違いをあるだけ買った。5種類だったかな。

   

花の真ん中にはビーズを刺した。これで あじさいのイメージが増したように思えた。
自分の頭の中で考えていたとうりに仕上がり、小品ながら気にいったタペストリーが出来た。

   ☆   紫陽花や白よりいでし浅みどり   渡辺水巴

   
 今 どこへ行って紫陽花の花盛り、、、、私の一番好きな季節。
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手しごとだ~い好き

2015-06-13 07:32:09 | 俳句
   

 手芸は楽しい。ちくちくと布を針でさしている時は、そのことに没頭していて、無心にちかい状態だ。音楽を聴いたり、ラジオをきいたりしているが、聞き流し。
パッチワークの本を買って、その中に作りたい作品があれば、自分の手持ちの布と足らないの布を店で見つけて揃え 作品にとりかかる。
骨董市で気にいったり、手芸店で好きな 布を見て、ただ手元に置いておきたいと、買う場合がある。そんな布を沢山 溜こんでいる。私にとって、宝ものだけど、夫から見ると ただの汚い古布にしか見えないだろう。そんな布を旅先などでみつけると、ああこんな物を作ってみたいと、完成した作品が目に浮かぶ場合もある。

💛   飛行船に帽子を振つて大夏野   


このタペストリーは 横40センチ 縦35センチ  小さい作品。狭い廊下や階段の壁にもってむき。リホームをして、和風になった部屋には飾る所が無い。
湖に立っている少女の夏の想いを ちくちく縫ってみた。

    
   ★   みずうみにひかりをゆだね避暑期去る   飯田龍太

にぎわっていた避暑地が静かになってゆく。残された湖よ、君に光も自然の恵みをかえす。。
なんてことかな。

    ☆ある時は独りぼっちに避暑の宿   高浜虚子

   ★   そばかすの少女駆け行く夏野かな   辻享子
   ☆   夏野行く髪の中まで風満たし   千手和子
   ★   昨日より今日を大事に夏野ゆく   久木原みよこ
 
読んで素直に心に沁みる。どこかで、いつか見た景だ。

   ☆   鳥影を眩しみ立てる夏野かな   大串章

一瞬よぎった鳥の影、心に秘めているものが ふっと浮かんで消えた。目の前には夏野が広がっている。眩しい。手びさしをのけて 夏野に向かうと気が晴れ晴れとしてゆき、今 私はここに立つている。人生を謳歌(少しオーバーか)しています。


    昨日のしりとり俳句
   🏡   夕焼雲街騒ふつと消えるとき
   
   🏡   片陰を自転車降りく坂の町
   
   🏡   ためらつてゐる投函や夕焼雲
   
   🏡   夕立くる込み合う切符売場かな


         








 



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