老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

にほい袋

2015-06-18 17:22:34 | 俳句

   ★  干菓子あり隣近所の梅雨の屋根   川崎展宏

 何気ない日常生活を詠い 心に深い感銘を残す。言われてみれば 納得 見過ごしている
ときには 俳句とはこんなに詠めばいいんだよと教えて下さっている。
今日はこの句で心が洗われた。



  夫と外出。途中で引き返す。雨が強くなり、今日は温度が20度くらいと天気予報で言っていたのに 薄着で出かけて来たものだから 体がぞくぞくとする。意見一致。夏風邪ひいたら困る。お互いに。
食事の材料を買って帰る。



 車の中の亀は まあ 大きい におい袋かな。
20センチほどの大きさ。亀の縫いぐるみを作り、お腹には、ハーブを詰め込んでいる。
庭で育てたラベンダーをポプリにした。市販の芳香剤ほど、匂わないが、それなりに、役目は果たしていそうだ。
亀ちゃん どこへ行くのも一緒  殿  の代わりはできないが、私の手作りとしては可愛がってもらっているよ。

    ☆   梅雨のわが病室へ通い妻   石田波郷

  歳時記で例句を探していると いつも波郷の句にあたる。人気作家だし、やはり良い句が多いということだ。


 オソマツ君の頭は梅雨ぐもりまっ最中
   蓮の花ゆらす魚影のありにけり
コメント
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