まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

飄々と 生きてみたいと 立葵

2016年06月21日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は梅雨前線や湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降る所があったらしい。気温は21.2度から29.3度、湿度は96%から75%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の22日は、梅雨前線や湿った空気の影響で雲が広がり、昼過ぎから夕方にかけて雨が降り、雷を伴う所がある見込みらしい。

 

 「おへんろつかさの会」の会長が緊急入院したとかで、俵札調査は5月いっぱいはお休みになっていた。6月から再開すると言いつつ、会長のお父さんに不幸ができたとかで、ようやく、今週から再開することになった。私も6月第一火曜は京都の本山だったし、二週目は庄松さんのお話し会が入っていたし・・・。

 

 本来ならば、一昨日の6月19日で、「納め札の特別展示」は終わった筈なんだけれど、新聞に掲載されたり、テレビニュースになったりしたので、今年の秋まで期間延長になったらしい。

 

 私は、今日はこれを全て片付けてしまうものだとばかり思ってやってきたのに肩すかし気味。この展示スペースも、次の展示の予定がないので、納め札を入れ替えたり、置き換えたりしながら、秋まで展示を続けるのだとか。

 

 俵札の中の納め札が終わったので、今日からはその他のものを調べることになった。

 

 俵の中には納め札がほとんどなのだが、「納め札以外」というファイルもどっさりとある。

 

 弘法大師さんの掛け軸。仏壇の中とかに掛けてあったものだろうか。こういう弘法大師さんの絵像も一つのジャンルにしたし、「お御影(みえ)」とか「仏像の絵」も一つのジャンルにした。観音さんとか阿弥陀さんとか不動明王さんとか・・・。

 

 これは祈祷札だろうか。こういうおふだ類も分類対照にした。

 

 これは、「帰命尽十方無碍光如来」という「十字名号」である。これも「諸厄難除」とあるから祈祷札に分類。

 

 これは、文字のお稽古をしたものだろうか。とにかく、紙であれば全て、俵の中に押し込んだものらしい。何がなんだかわからないものも出てきた。

 

 これはお年玉を包んだ紙であるらしい。松下清七さんからいただいたのだろう。そのほかにもお寺に寄付をした証明書とか証書、定め書き、予防注射の通告書、請求書、新聞の切り抜きなどという多彩なジャンルの紙がある。

 

 これは米を出荷する時の規格表である。こういうものまで俵に詰め込んで保管していたのである。そういうものをジャンルに分類して整理票に記入し、写真撮影する。それを元にリストを作成し、秋にはそれを展示することになる。

 

 私の中では、まだ、納め札研究の道なかば。そこへ「護符・祈祷札調査」が新規参入。しばらくは、それの螺旋階段。当分の間、「庄松研究」は棚上げ状態になりそうである。

 

 今日の掲示板はこれ。「努力をする人は希望を語り 怠ける人は不満を語る」というもの。戦後の文壇をリードした一人、井上靖の言葉である。「希望を語っていれば努力する気持ちになり、不満ばかり言っていると怠けるようになってしまう」とも言 い換えられそうだ。人生のすべてが順調ということはありえないが、常に希望を持ち続けているだけで、気持ちは前向きになれるというものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。