まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

霜枯れて 野菜畑に はや夕日

2010年01月22日 | 自然
 昨日のブログを書いていて・・「あれ?」と思ったのだけれど、神戸のおじいさんとかけいこばぁが言うてた「パンパース」っていうのは・・「紙おむつ」のブランド名のことじゃないのかなぁと思った・・・。

 で・・これは・・?

 

 これは・・「パンパス・グラス」という熱帯の植物だそうで・・「草原:パンパス」に生える草・という意味らしい。活花とか観賞用に栽培される草らしい・・。

 

 で・・島にはびこっている・・この草は何なんだろうか・・。似ているようだけれどまるきり違う植物らしい・・。確かに・・穂は・・似てはいるがよく見ると少し違うし、茎も葉も根も違う・・・。島の人は・・「ちがや」と言うていたが、「茅」とはまるで違う・・。

 

 これは・・「荻:おぎ」というものだが、葉っぱや穂は似ているが・・・茎が違うし、根も違う・・・。根や茎は竹によく似ていて、上が「荻」のようなもの。竹で調べても、萱で調べても、ススキで調べても出て来ない・・不思議な植物。

 

 これは「芒:ススキ」だが・・、これは別物。島で異常繁殖し続けている・・この化け物みたいな植物は、最近になって、土建屋さんが運んできた土から繁殖を始めたようで、古来の島にはなかったものらしい・・。だとすれば・・帰化植物なんだろうか。ま、我が国の植物はほとんどが・・帰化植物らしいのだけれど。

 

 こういうものが・・・我が家の周囲にどんどんと迫って来る・・。竹枯らし・・・で退治できるんだろうか・・・。

 この植物を調べていて・・面白いものが目に着いた。「竹と笹はどこが違うか」というもの。たけのこが成長して・・皮を脱ぎ棄てるのが「竹」で、皮をそのままつけているのを「笹」というらしい・・。「へぇ・・」と思った。

 

 だと・・捨て矢に使った「矢竹」は、「竹」ではなくて、「笹」だったのか・・。笹というのは・・竹の葉っぱのことを「笹」というものとばかり思っていたのだが・・・。それだし・・七夕の「笹飾り」は・・竹の葉っぱ・・笹に飾りをつけたものだと思うし・・。「笹舟」というのは「竹の葉」で作った舟で、笹竹で作った舟ではないのだけれど・・。 

 また、「竹」と「バンブー」は同じなのか、違うものか・・・などと。確かに・・「竹」を英語では「バンブー」というらしいのだが、「竹」は地下茎で伸びるが、「バンブー」は株立ちするのだとか・・・。あ・・、我が家の前の竹のようなものは株立ちしてるから・・バンブーの仲間なんだろうか・・・。ますます・・わからんようになってくる・・。これが大きな丸い株になっているのだ・・。

 

  そういうことを考えていると・・・「土」と「泥」はどこが違うか。「砂」と「土」はどう違うか。「籾:もみ」と「米:こめ」はどこが違うか・・・などと疑問がわき出して来る。ふだん・・、何気なく意味も考えずに使っている言葉なんだけれども・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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