まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

如月は 人の数だけ 鬼がいる

2016年02月01日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があった。気温は4度から10度、湿度は80%から58%、風は1mから3mの西の風が少しばかりと、昨日と同じような天候だった。明日の2日は、寒気の影響で雲が広がりやすく、昼前まで雨や雪の降る所がある見込みらしい。

 

 2月1日は福井、永平寺の「涅槃会大摂心」が始まり、7日までだという。これは1週間の愛だ、ほとんど眠らずに昼夜にわたる座禅を行う物。釈尊が菩提樹の下で1週間座禅をして悟りを開いたことに因むものだという。厳寒の北陸での座禅は厳しそう。

 

 朝方は例の「俵札調査」の論文作成。期限のないお仕事はなんだか力が入らない。締め切りとか期限付きでないとパワーが出ないというもの。

 

 こういう本を開いたり閉じたりするのだが、ちっともひらめくものがない。そこで「山寺」をのぞいてくることにした。

 

 ところが山寺の空気は冷たい・・・。じっとしていられないほどの底冷えがする。鼻の奥がツンツンとするほどに痛い。

 

 境内ではお遍路さんが記念撮影をしているのだが、どうにも私のカメラが気になるようで、記念撮影ができないらしい。そこでお大師堂のほうに隠れてあげて、なんとか撮影完了。昔ならば、こうした記念写真は後日、添乗員さんなり先達さんなりに送られるのだが、今は「10分ほどで出来るので、門前でお茶でも飲んでいてくださいな」という時代になった。こうしたカメラマンさんもデジタル・プリントして、即、代金が入る時代になったんだ。まさに「一期一会」であるなぁと思ったことだった。

 

 本堂の前やお大師堂前にも、こんな看板が立っていた。余りにも冷たいので、取材にもならないので早々に退散することにした。

 

 大窪寺周辺には、まだ、雪が少しばかり残っていて、足下のスニーカーから水がしみこんできた。そろそろ買い換え時だなぁと思っていたので、帰りのお店でスニーカーを買った。

 

 帰って靴を脱いだら・・・「あれっ!」と思った。

 

 「Kappa」(カッパ)だと思って買ったのに、

 

 箱を確認しても、「Kaepa(ケーパ)」になっている。で、Googleで調べてみたら、「Kappa(カッパ)」は、イタリアのスポーツシューズブランド。「Kaepa(ケイパ)はアメリカのジャージなどのスポーツブランドらしい。

 

 そういや、このマークが「カッパ」なんだが、カッパていうと・・・

 

 どうにも、木久扇さんのこれを思い出す・・・。

 

 午後からも、眠たい頭でお勉強・・・。

 

 二月になったら、鬼のお話ばかりになるが、今日の掲示板はこれ。「ぬけぬけと「鬼は外」とは笑止なり」という、いつもの赤松先生のお寺の掲示板から。調べてみれば、この句は、ある同人誌に投稿された俳句であるらしい。節分の行事は、お寺でも神社でも行われているが、神社では「追儺(ついな)」という行事からの変化らしいが、お寺の節分はそれなりの独自の意義と作法のある法要になる。そんな難しい節分の意義を、一言で表す法語がこれだが、別のお寺では、「ぬけぬけと 「鬼は外」とは その口で」という句を見かけた。上五・中七は同じだが、「その口で」というのが鮮やかなぁと思ったことだった。節分という季節の変わり目を機会に、この口を、このこころをリセット・再起動せよというているのかも知れない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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