まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

やるだけは やってみたいとやぶ椿

2016年02月09日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、昼過ぎにかけて雨の降っている所があった。気温は6度から11度、湿度は69%から50%、風は2mから7mの西南西から北東の風が強くて冷たかった。明日の10日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 ご案内の通り、今日の火曜日はルーティーンになっている「俵札調査」の日。三月1日の展示会オープンに向けての最終段階に入った。

 

 展示をする「納め札」の選定と整理中・・・。展示の方法についての検討会で、

 

 私の試作品では少し小さくて寸法がバラバラだから展示がしにくい・・ということになった。で、インデント設定で、MSP明朝太字の12ポイントとセンターは16ポイントに統一することにして、和暦の後に西暦も挿入することになった。これで、100件ほどを全て左の様式を右の形に変更することになった。これが簡単なようで大変な作業で、今夜いっぱい、かかりそう・・・。

 

 ここの展示品収納は明日になるそうで、明日もここでお手伝いの予定。

 

 いわゆるお遍路さんや修行する行者さんを接待した際に受け取った納札を収める俵を「納札俵」という。お接待は遍路や行者の行程を扶助・支援するものであると同時に、各家の厄や災いを託す願いも込められた。また、霊場を巡ったのと同じ利益があるとみることもあった。それ故に、お接待の証左となる納札(納め札=遍路札)は大切にされ、その集められたる俵を家屋の梁に括り、家内安泰を 願った。この俵が稲わら製であることから、五穀豊穣の祈願になるともいう。今回、調査した俵は三点であったが、小さい物は数十年、大きな俵になると百年間を 越える分の納札が収められていた。

 

 この展示会は、さぬき市に残る遍路文化を調査研究し、観光的・歴史的側面から全国に向けて発信する活動を行っているおへんろつかさの会に対し、これまで行ってきた俵札の研究成果を記録し、発表することを通じ て、さぬき市の遍路文化及びお接待文化を象徴する資産を保護し、また全国へ発信することにより、「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界遺産登録に向けた取組の促進及び市の知名度向上を図るため、さぬき市俵札研究事業補助金を受けての事業である。

 

 それだけに、私たちも全力をあげて取り組んでいる。そこで、ああだこうだと言いながら、来週までには、一応の展示を済ませたいと張り切っている。

 

  この、俵札調査研究発表展示会は、三月頭から三ヶ月間を予定している。場所は、さぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」の奥にある「へんろ資料展示室」。もちろん、入場、見学は自由で無料となっている。

 

 ということで、今夜中に展示資料を作り直して、明日もここに出勤予定。

 

 今日の掲示板はこれ。「努力して結果が出ると自信になる。努力せず結果が出ると傲りになる。努力せず結果も出ないと航海が残る。努力して結果が出ないとしても、経験が残る。」というもの。誰の言葉かわからないが、努力だけはしたほうが良さそうだなぁとは思ったことだった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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