まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

人名の 栄華味わう 山ツツジ

2012年04月14日 | たまには旅など・・。

 別に旅と言うほどの旅ではないし、かと言って研修と呼べるほどの研修旅行でもない。塩飽史談会の例会という形で、春には定期総会、秋には実地研修という形だったのだが、今回は特別に、塩飽本島での第二回実地研修ということになった。

 

 今回の研修では、朝の7時40分発のほんじま丸に乗り込み、夕方の17時10分にほんじま丸に乗って帰るという少しきついコース。だから、最初は時間的に無理だとお断りしたのだが、どうしても出て欲しい・・・と頼まれたので・・・無理をして参加することにした。

 

 だから、朝の5時前に起きてメール・チェックなんぞをすませて5時半にさぬき市を出発。午前7時には丸亀港に着いた。その後、港の洗面所で顔を洗ったり、歯磨きをしたり、ひげそりなんぞをやって、7時35分にはフェリーに乗り込み、40分に出航・・・。8時15分に本島港着。8時30分に本島パークセンター前に集合・・・。

 

 本島港から木烏(こがらす)神社、千歳座と歩いて来迎寺へと歩いて回る。一行は25名程度。案内役は本島観光案内所の三宅コンシエルジェ。本島の東部をゆっくりと歩いて回るコース。

 

 途中を省略して笠島の長徳寺の「もっこく」見学。青帽子の方が住職さんでもあり、この史談会の会長さんでもある。

 

 笠島の「こて絵」のある民家の壁を過ぎて、専称寺へ。

 

 この黄色いユニフォームの方が三宅コンシエルジェ。観光ガイドさんで有料らしい。今日はボランティアかも知れないけれど。この大きなお墓が、人名制度の年寄のお墓。見えるかな、お墓の下に「狛犬」が彫刻されているのが・・・。これがここの特色だが、年寄以外のお墓にはそれがない。ちなみに「人名」は「にんみょう」と呼んで、大名(だいみょう)などという身分制度のこと。「年寄」というのはその責任者のこと。

 

 専称寺で、私は皆さんとお別れして帰途に就く。私は12時35分発のフェリーに乗らなくてはならない・・・。次のフェリーは、17時しかないのだからして。この時が11時30分。一行はお寺の本堂に上がっての講義が続けられていた。

 

 で、スタラコラサッサと帰っていると、このお墓に呼び止められた。咸臨丸乗組員小頭の大熊実次郎さんのお墓。ご丁寧にご挨拶をして戻ってきた。

 

 この塩飽勤番所の「おたまちゃん」にもご挨拶をして戻ってきたら、汗まみれになった。朝方の濃霧、小雨がまるでウソのように晴れ上がり、気温もぐんぐんと上昇してきた。

 

 その勤番所近くでみかけたこの生き物・・・。大型のネズミみたい。まるでうさぎのような大きさ。これが噂に聞く・・・「ヌートリア」なのか。もう一匹いたが、相方は忍者のように姿を消したが、この子は逃げもせず、動きもせず・・・・、口をもぐもぐとするばかり。これはいったい、なんじゃ?

 

 今日はもう初夏のような暑さになってきた・・・。これはボケの花らしいが元気のいい花だった。

 

 お弁当の時間前に戻ってきたし、私はご飯物が食べられないので、丸亀港まで戻ってきておうどんタイムになった。13時を過ぎていた。丸亀市福島町の「太助うどん」に寄った。さすがにおなかがすいたと思った。

 

 で、わかめうどんを注文した。ここは一般店だから何も言わなければ普通の一玉ということになる。これで400円だった。

 

 これが丸亀港にある「太助灯籠」「江戸講中」が寄進したもので、こんぴらさんに向かう目印になったもの。世話役の「塩原太助」の名が刻んであるから「太助灯籠」というものらしいい・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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