まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

速い春 遅い春あり 島の午後

2012年04月01日 | ふるさと散歩

 今日は打って変わっての晴天・・・。風も弱くて気持ちのいい春の日差し・・・。午前の部は・・・9時から1時間半ほど、ご近所周りを歩いてみた。出会う人ごとに、「昨日はお疲れ様・・・」というご挨拶を受ける。

 

 この島に来て十八年ほどになるが、道服略袈裟という僧服は着たことがあっても、式衣・五条袈裟という正式な衣体(えたい)は付けたことがないし、この私が僧侶であるということを知らない人がほとんど。まして、昨日のような正式な法要をこの島でやったことはないので、昨日が坊さんデビューみたいなものだけれど、もう、二度と、そんな法要もないに違いない・・・。

 

 今日の地元の新聞、四国新聞には昨日のことが記事として載っているらしいが、ここにはコンビニもないのでその中身までを確認することができない。電子版を検索したらこれが出てきた・・・==>★

 

 ハクモクレンが満開となり、麦の穂が伸び出してくると・・・春から初夏の風景にも見えるけれど、まだまだ桜のつぼみは堅いまま・・・・。今週中には開花すると思うのだけれど・・・。

 

 散歩の途中で見つけたチューリップ。ようやくに花が開き始めたところ。こういうのを見ると・・・まさしく春なんだけれど・・・。

 

 そうそう・・・紫木蓮も花を開き始めている・・・。

 

 沈丁花だってかわいらしい花を開きだした・・・。雨だ、寒くなった、風が強かった・・・なんだかんだと言いながら・・・自然はまじめに生きている。懸命に生きている。

 

 今日のお昼は・・・珍しくでもないか・・・「カレーうどん玉子入り」。テーブル上には、「備讃瀬戸内海」の海図が敷いてある。ここで、食事をしながらマイボート「あかつきⅡ」の運行計画を立てる「キャプテン・シート」。どんぶりの横が・・・高見島。どんぶろの上が「しわく広島」という位置。だから・・・どんぶりの右下が丸亀港。

 NHKの「のどじまん」を見た後・・・島の裏側の「市井」という集落に向かった。この地図の左中程が「64番・前神寺」という札所。賀茂神社近くから、昔の「茂浦道」という旧道が右上部の「茂浦漁港」まで通っていた。昔は海岸線には道路などなくて、みんな山越えで集落に向かっていたらしい。 

 赤が往路で、左から右に進んでいく。復路が青で海岸線の県道を歩いて戻ってきた。

  

 だから、こういう山道だ。ここを奇特な方がいて、きれいに掃除をし、草刈りをしてくれていると聞いた。そこで、その「茂浦道」を歩いてみた。札所的に言えば、64番札所から70番札所までがこの山道にあった。

 

 65番札所は県道脇に移転されたが、旧場所らしき痕跡を探したが見つからなかった。66番、67番は以前に確認済み。

 

 68番札所は見つからないはずだ。こういう岩の陰に隠れている。しかも山道から少しのぼった場所。少しだけ人が歩いた形跡があったので、それをヒントに歩いて見つけた。

 

 確かに・・・「六十八番」と読める。これでまた一つ見つけた・・・。あと、69番、70番はこの山道沿いにあった。茂浦漁港に降りたあとは、環状県道を歩いて賀茂神社まで戻った。それでも1時間ほどの山道探検だった・・・。

 

 ここにもチューリップが咲いていて、海岸沿いの暖い風景を感じたことだった。

 明日のお昼前にはここを片付けて、さぬき市に戻るけんね・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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