肝心の法要が終わったら・・・天気は回復してきて春の陽気に包まれるようになった。世の中はそうしたもんだ・・・。トイレを探すと見つからない、見つからない。どうにか用事をすませるとトイレばかりが目立つようになる・・・。うどん屋を探すと見つからない、見つからない。どうにかうどんを食べ終わると、うどん屋ばかりがやけに目に付く・・・みたいなことで。
冷蔵庫の中の食材が少なくなったし、栄養源の缶ビールが寂しくなったので、重い腰を上げて帰ることにした。白衣や色衣、五条袈裟なんぞを折りたたんでスーツケースに収納し、燃えるゴミ、生ゴミなんぞを処分し、空き缶を集積場所まで運んだりと・・・。でも、慣れたことだから、手早く片付けて・・・8時にはフェリー乗り場に着いた。フェリーが出るのは8時35分・・・。
朝からにぎやかだなぁと思ったら、もう、ツバメが数匹・・・。公衆トイレの上に巣を作っている。もう、そんな季節になったのかと驚いた。
島の畑に植えられている麦は速くも穂を出しているが、この島では麦は収穫しない。これが熟して黄色くなると刈り取って、この茎をスイカやカボチャなんぞの下敷きに使う。だから・・・あちらこちらに、こうした麦が植えられている。
通りがかった広島神社の桜はつぼみがだいぶ膨らんできたが、まだ、開花はしていなかった。でも、今日か明日あたりには開花することだろう・・・。この週末には花が満開になっていることだろう・・・。この週末は・・「こんぴらさんのおまつり」が行われる・・・。
だから、また、この週末の金曜日には島に戻らないと行けない・・・・。
6時15分丸亀港発の朝一番のフェリーが、手島、小手島(おてしま)を回って帰ってくるのが8時半。それに乗って8時35分に江の浦港を出ると、9時15分に丸亀港に着く。
フェリーには、病院に行く人、愛犬の散髪に行く人、食材などの買い物に行く人、パチンコなどの遊びに行く人などさまざまな人たちが乗り込んでいる。このフェリーはそうした島民たちの足代わりの船。これがないと・・・何も出来ないのが現実。私もこの船がないと・・・何も出来なくなる。
先日に、けいこばぁに頼まれていた「ファスナー」を探すために高松市内の手芸店に寄った。少し前の「よろず屋」みたいなお店では、ミシン糸も縫い針も買えた。ファスナーやボタンもあった。今はそういうものは田舎には置いてない。置いても売れないからと置かないらしい・・・。
で、ファスナーを買って・・・そのついでに近くにあった・・・・「セルうどん・キリン」といううどん屋さんに寄った。
ここは移転してきた最近のお店・・・というても古いけど。ここは物流倉庫をリニューアルしてお店にしているから・・・中は広い広い広い・・・・。
で、島では「精進料理」の湯豆腐に納豆・・・・がメインだったもので、久々に・・・ということで「肉うどん」を注文した。小の一玉で300円。とにかく麺がまろやかでおいしかった。お肉はどうでも良かった・・・。
ねぇ・・・、なんかすごそうなお肉が乗ってるでしょ・・・。「硬そう・・・」と思った。でも、食べてみるとそうでもなかった・・・。お肉の間にあるたまねぎが甘かったのが印象的・・・。
さて、お昼前に我が家に戻ったのだけれど、それからは雑用ばかりに追われて・・・。数日、我が家を空けただけで、なんだかんだのと大騒ぎ・・・・。ま、たいした用事ではないが雑用ばかり。
久々の掲示板。写真の取り方もギリギリやな・・・。「花の美しさはスゴイ。泥の中の根のはたらきを想う」
どなたの言葉かは知らないが、たぶん、このお寺の住職さんの言葉かも知れないね。ま、花の根本は土の中の根の働きに寄っている。その根によって茎が支えられ、葉っぱが支えられ、花となって開いている。
私たちには、その土に中に伸ばす根を持っていないのだ・・・・。
じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。