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まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

柿を手に まだ八十という 売り子かな

2012年10月21日 | たまには旅など・・。

 本当ならば、今日はしわく広島での「いろは石ウォーク」のお手伝いをするはずだった。ところが、「娘家族がやってくるから島はダメ」と言われたり、「まごのなぎちゃんが熱を出したから中止」とかと・・・情報錯乱。島に行くべきか、我が家にいるべきか・・・と迷った朝。

 

 昨夜の・・・たまご酒が効いたものか・・・頭痛がしていて、島行きはあきらめて、例の「二十四輩探検隊」の準備をしていたら・・・。

 

 「じぃじ・・、忘れ物だよ」と、孫のなぎちゃんがやってきた。そ、これが先日の研究発表会の時に頂いた記念品。発表者などに配られたもの。ガラスのコップなんだが、ご丁寧に桐の箱に詰められていた。名前入りの記念グラスだ・・・。

 

 このグラスを作っているのが、咸臨丸ほかに関係する「勝海舟」さんの御子孫の「高山さん」。近々、大作もお願いしてあるので届くはず。「乞う、ご期待!」

 

 さて、そういうことで(どういう訳だ?)、娘家族と、じぃじとばぁばは今治に向かった・・・。

 

 今治たって、お勉強に行く訳でもないし、温泉に行くわけでもないし、ましてや「しまなみ海道」に行くわけでもない。「JAおち・いまばり」がやっている「さいさいきて屋」という産直市のお店。そこにある「彩菜食堂」でのお昼になった。

 

 ここはセルフ方式で、いわゆるバイキング方式。お膳に好きな食材をチョイスしていって、最後にお会計して、好きな席に座って食べて、食べ終えたら食器を返却口に返す方式。これが今日の私のお昼。さすがにさぬきを出たらおうどんは食べない。さぬき以外のおうどんは食べない方針。

 

 ま、こういう形式だからか、回転は早い・・・。混んでるようでも次々と席があくので、行列するほどでもなかった。

 

 JAさんも、最近はあの手この手だが、安ければお客は集まる、おいしければお客は来る・・・。広い駐車場も・・・それなりに動いて・・・路上にあふれ出すようなこともない。

 

 メインはこちら、農家直産の野菜とかJF(漁協)さんの鮮魚などと、さまざまな農産物やら鮮魚類も並んでいるマーケット。

 

 その後は・・・「タオル美術館」。今治と言えばタオル。タオルと言えば今治。このキリンも実はタオルでできている・・・らしい。

 

 建物自体はこんなホテル風な建物だが、この中に実にさまざまなお店が入っていて・・・。そりゃそうだ、いくらタオルの町だと言うても、タオルだけの美術館ではお客様は来ない。

 

 ま、タオル美術館というても、多くがタオルの販売店。お菓子やら衣料品やら・・・全く関係の無いようなお土産物屋さんまで・・。

 

 これは松山の有名なお菓子なんだが、実はこれもタオルでできている・・・。

 

 私の買ったタオルがこれ・・・。ネコの頭つきのタオル。知る人ぞ知る・・「アツコ・マタノ」のブランドタオル。

 

ということで、今日の掲示板はお休み。じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ほうたる来い ほたる探して 生あくび

2012年05月29日 | たまには旅など・・。

 旅と言うほどの旅ではないが海外だ。いや、なに、それ・・・、海外というても県内の海外だ。

 

 実は・・・我が家は三つあって。山の旧宅・山の家・島の家・・とあって、最近はどれもこれもが草まみれ・・・。だから、島の家にある草刈り機を持って帰って、けいこばぁと二人で山の旧宅ほかの草刈りをしようということで、島にある草刈り機を取りに来た。

 

 草刈り機だったら、いくらでも買えばいいじゃないかと思うかも知れないが、我が家の草刈り機は「STIHL:スティール」というメーカーのもの。国産の草刈り機とはちと違う・・・。だから、何台もは買えないのだ(注:一台が5万円ほど。国産の二台分ほど)。草刈り機にはハンドルの着いた平地用とハンドルのない斜面用があるので、その二セットが必要になる。

 

 その島に入る前に、朝昼兼用のうどんになった。丸亀市港町にある「一打入魂・喰うかい」に寄った。ここは丸亀魚市場内にあるので、午前5時から営業しているとか・・・。

 

 「喰うかい」と言われたら・・・「喰うちゃろ!」と思うではないか。

 

 で、朝の9時から・・この「牛すじうどん小」で380円。麺は小だから少ないが、牛肉のボリュームがすごいと思った。朝はかけうどんがいいかなぁと少し半生反省をした。

 

 で、もう、すっかりとお馴染みになった「しわく丸」丸亀市が4億円もかけて作った船で、運行は民間のフェリー会社がやっているという「公設民営」の船。

 

 船は出て行く、航跡残る・・・。この船に・・・元の会社の社員が二人ほど乗っていたが、そのまま黙っていたのだけれど、ついに見つかってしまって、しばらく話し込んだが、まるで浦島太郎状態。三年もたてば会社も人間も変わってしまうものらしい・・・。

 

 今日は霧だかもやだかかすみだかで・・・まわりがほとんど見えない・・・。でも、船はGPSとかレーダーとかを装備しているから平気で瀬戸内海を進む。9時25分出航、10時05分江の浦港着。

 

 しばらくそのあたりを散歩してみるが、相変わらず・・・人っ子一人に出会わない。ほかの島には多く見られる「島の猫」にも出会わない・・・。

 

 朝昼兼用のおうどんを食べてきたもので、お昼はなし・・。ま、缶ビールとお漬け物でのどを潤す程度。とりあえずはノートPCを立ち上げてFacebookをチェック。その後もまたも島のお散歩・・・。

 

 パソコンばっかりやっているのもオタクみたいなものだし、なんか、引きこもりみたいなもので、とにかく情報収集とお散歩とダイエットと、気分転換みたいなものか・・・。

 

 この前・・・二週間ほど前にも草刈りをしたと思うのに、もうはや・・・草まみれ。とりあえず見える部分だけでも買って刈っておこうと草刈り開始・・・。40分ほど刈った頃に・・・空が暗くなり・・・「ゴロゴロ・・・」という雷鳴に作業は中止。雷に打たれてはまずい・・・とばかりに建物に逃げ込んでおしまい。

 

 あとはお風呂に入り、夕食を食べて、ブログの更新・・・。あっという間の1日やねぇ・・・。

 

 これは、この島にある「いろは石」の「い」。「一隅を照らす これ即ち国宝なり」天台宗を開いた伝教大師のお言葉らしい・・・。これを起点にして・・・「ろ」「は」・・・と島を一周する形で石碑が並んでいる。

 

 ま、こんな形で、少しはさっぱりとしたが、また、二週間もすれば元の木阿弥かも知れない・・・。

 

 今日の掲示板はこれだ。文字通り、そういうことで、自分の過去は変えられないが、この自分を変えることで、まわりや自分の未来は変えることができる。まずは、この自分を変えてみる。それができないならば、この私の視点、見方を変えてみるだけでも自分が大きく変わることに気づくことだろう。そうすれば、おのずと自分の未来も変えられる・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


祖谷に来て 梅も桜も 見て湯治

2012年04月30日 | たまには旅など・・。

 夜中だったのか朝だったのだか、ものすごい風の音・・・。幸いにも雨は降らなかったようで、夜中のトイレにも風さえ我慢すれば行けたが、朝方になっても風は残ったままだった・・・。

  そこで、朝の七時半過ぎから撤収にかかった・・・。雨もぽつりぽつりと降り始めてきたし・・・。

 

 朝食もここで食べる準備はしていたが、風と雨では気分が乗らないので、早々に撤収して、どこかでモーニング・サービスでも食べようと言うことになった。

 

 このあたりは、梅と桜と水仙とつつじと・・・というように春と夏が同居しているような気候帯みたい・・。確かに気温は数度は低い・・・。

 

 で、あちこちに寄ったが、お食事は10時からとか、温泉は10時~とかと言われて・・・やむなく時間つぶしに・・・祖谷(いや)のかずら橋でも見に行こうということになって。安い駐車料金のところを選んだら・・・。このおばさん・・・動かない。動かない筈だ、かかしというか人形だった。

 

 こういうものを横目に見ながら・・・かずら橋へ・・・。右は「でこまわし」という田楽。左は鮎の塩焼き・・・。

 

 かずら橋は連休ともあってたくさんの観光客でいっぱい・・。私らは横から眺めるだけ・・・。

 

 藤の花がきれに咲いているところだった・・・。10時少し前になったので食券を買って朝昼兼用の食事になった。かずら橋手前の土産物販売店にある食堂・・・「かずらばし亭」と書いてある。

 

 徳島に来たら・・・「そば」だろうと言うことで、山菜そばを注文した。500円だった・・・。

 

 ところがこれが冷凍そばか、インスタント・ヌードルみたいですかすかのべちゃべちゃ・・。わらびや蕗の堅さだけが食感に残った・・・。

 

 おなかがおきたので、少し戻って・・・「秘境の湯」という温泉に入ることにした。昨夜は風呂は混雑するからと、シャワーの予定だったが、「こんな寒いのにシャワーを浴びたら風邪をひきそう・・・」ということで、お風呂なしで寝たのだった。 ここは大人一人1000円ということで、小雨が降る中・・・なんとか戻ってきたのであった・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


風が出た キャンプサイトの 山ツツジ

2012年04月29日 | たまには旅など・・。

 今日も夏のような日差しで、気温は23度を超えていた・・。朝の間はメダカの水槽の水の交換などをやるにはちょうどいい時期で・・・。おたまじゃくしも数十匹が住み着いている・・・。

 

 で、十時前に娘家族がやって来て・・・美馬市脇町経由で徳島県三好市に入る。吉野川ハイウェーオアシスで昼食を食べて・・・山城町平野の山間部に入る・・・。愛媛県新宮市に近い山の中・・・。

 

 その山の中に「塩塚高原キャンプ場」がある。ゴールデンウィークともあってか大勢のお客さんが・・・。

 

 まずはテントの設営とかをやっておいてから・・・。みんな慣れたものでてきぱきと・・・。

 

 テントの設営が終わったら・・・夕方までは自由時間。思い思いの遊具で遊ぶ・・・。

 

 これはスカイコースターというもの。けっこう安心安全な乗り物らしい・・・。これは500円だが、2回も乗って楽しんだ・・・。

 

 壁に登ったり・・・

 

 そりすべりをしたりと・・・。

 

 楽しい時間を過ごしているが、バッテリーが切れそうなので、今日はここまで。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


人名の 栄華味わう 山ツツジ

2012年04月14日 | たまには旅など・・。

 別に旅と言うほどの旅ではないし、かと言って研修と呼べるほどの研修旅行でもない。塩飽史談会の例会という形で、春には定期総会、秋には実地研修という形だったのだが、今回は特別に、塩飽本島での第二回実地研修ということになった。

 

 今回の研修では、朝の7時40分発のほんじま丸に乗り込み、夕方の17時10分にほんじま丸に乗って帰るという少しきついコース。だから、最初は時間的に無理だとお断りしたのだが、どうしても出て欲しい・・・と頼まれたので・・・無理をして参加することにした。

 

 だから、朝の5時前に起きてメール・チェックなんぞをすませて5時半にさぬき市を出発。午前7時には丸亀港に着いた。その後、港の洗面所で顔を洗ったり、歯磨きをしたり、ひげそりなんぞをやって、7時35分にはフェリーに乗り込み、40分に出航・・・。8時15分に本島港着。8時30分に本島パークセンター前に集合・・・。

 

 本島港から木烏(こがらす)神社、千歳座と歩いて来迎寺へと歩いて回る。一行は25名程度。案内役は本島観光案内所の三宅コンシエルジェ。本島の東部をゆっくりと歩いて回るコース。

 

 途中を省略して笠島の長徳寺の「もっこく」見学。青帽子の方が住職さんでもあり、この史談会の会長さんでもある。

 

 笠島の「こて絵」のある民家の壁を過ぎて、専称寺へ。

 

 この黄色いユニフォームの方が三宅コンシエルジェ。観光ガイドさんで有料らしい。今日はボランティアかも知れないけれど。この大きなお墓が、人名制度の年寄のお墓。見えるかな、お墓の下に「狛犬」が彫刻されているのが・・・。これがここの特色だが、年寄以外のお墓にはそれがない。ちなみに「人名」は「にんみょう」と呼んで、大名(だいみょう)などという身分制度のこと。「年寄」というのはその責任者のこと。

 

 専称寺で、私は皆さんとお別れして帰途に就く。私は12時35分発のフェリーに乗らなくてはならない・・・。次のフェリーは、17時しかないのだからして。この時が11時30分。一行はお寺の本堂に上がっての講義が続けられていた。

 

 で、スタラコラサッサと帰っていると、このお墓に呼び止められた。咸臨丸乗組員小頭の大熊実次郎さんのお墓。ご丁寧にご挨拶をして戻ってきた。

 

 この塩飽勤番所の「おたまちゃん」にもご挨拶をして戻ってきたら、汗まみれになった。朝方の濃霧、小雨がまるでウソのように晴れ上がり、気温もぐんぐんと上昇してきた。

 

 その勤番所近くでみかけたこの生き物・・・。大型のネズミみたい。まるでうさぎのような大きさ。これが噂に聞く・・・「ヌートリア」なのか。もう一匹いたが、相方は忍者のように姿を消したが、この子は逃げもせず、動きもせず・・・・、口をもぐもぐとするばかり。これはいったい、なんじゃ?

 

 今日はもう初夏のような暑さになってきた・・・。これはボケの花らしいが元気のいい花だった。

 

 お弁当の時間前に戻ってきたし、私はご飯物が食べられないので、丸亀港まで戻ってきておうどんタイムになった。13時を過ぎていた。丸亀市福島町の「太助うどん」に寄った。さすがにおなかがすいたと思った。

 

 で、わかめうどんを注文した。ここは一般店だから何も言わなければ普通の一玉ということになる。これで400円だった。

 

 これが丸亀港にある「太助灯籠」「江戸講中」が寄進したもので、こんぴらさんに向かう目印になったもの。世話役の「塩原太助」の名が刻んであるから「太助灯籠」というものらしいい・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


タラの芽を 摘んで孫らの 声が沸く

2012年04月04日 | たまには旅など・・。

 昨日は春の嵐で高速道路が通行止めになったもので、今朝は午前5時起きの6時前出発になった。神戸の「たっちゃんママ」がお仕事に出かける前にお邪魔して荷物を届けたいというもので・・・。

 

 だから・・夜明け直後にさぬき市を出た・・・。まだまだ、薄暗い中を神戸に向かって走る。

 

 今日の鳴門大橋も強風のさなか。海面には白ウサギが飛んでいる。まだまだ、風は強くて軽自動車は左右に揺さぶられる。

 淡路島も娘の運転で一気に北上・・・。

 

 明石海峡大橋もなんなく通過して、たっちゃんママさんちに着いたのが7時半前・・。

 

 そこで1時間ほど休憩をして、今度は今来た道を引き返す・・・。こんどは、この蒼シャツの「たっちゃん」を預かって帰る。春休みを四国で遊ぶつもりなのだ。

 

 で、またも明石海峡大橋を渡って・・・淡路島を一気に駆け抜けて・・・、鳴門大橋を渡る・・。

 

 そのまま・・・讃岐三木ICまで走ってそこで降りた。目指すは「讃岐うどん寒川」というセルフのお店。たっちゃんにテボを使ってシャカシャカやらせたいということで。

 

 私はかけ小に野菜の掻き揚げ天ぷら入りのおうどんで270円。みんなもかけ小となにがしかの天ぷらをチョイスした。さぬきのお昼は経済的でいいね。

  

 午後からは・・・孫たちは川での魚釣り・・・。

 

 この二人は今年から中学生。だから、この春休みはのんびりと・・・。入学式が10日かららしい・・・。

 

 それに飽きると・・、今度はタラの芽採り。枝切りはさみでタラの芽をうまく切り取る・・・。

 

 こうしたタラの芽なんぞが好物なんだと・・・。今時、珍しいねぇ・・・。

 

 今年は寒かったせいもあって、やや小ぶりなものが多い。それでも今夜のおかずの天ぷらにはなりそうな量・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


香るより 恋しく思う 梅二月

2012年02月27日 | たまには旅など・・。

 さて、月曜日・・・。朝の6時過ぎに起きて・・・7時過ぎに親戚のおうちを出て・・・垂水ジャンクションに入り・・・明石海峡大橋に乗る・・・。

 

 空はよく晴れていて・・・ドライブ日和だけれど、空気は冷たい。この橋を渡り切ったところにある淡路サービスエリアで休憩・・・。

 

 こういう施設のあるSAなんだけれど、この時間帯には動いていない。駐車場にも車の数は少ない・・。高速道路1000円割引がなくなったせいか、がら・・・んとした広場になっている。売店の従業員も数名ほど・・。平日の朝って、こんなものかなぁ・・・。

 

 普段にはラーメンなんぞ食べないのだけれど、味見・・・ということで、これを注文してみた。650円だった・・。

 

 ま、普通のラーメンの上にたまねぎの千切りが乗っているだけのもの。でも、タマネギのシャリシャリ感が珍しかった・・・。

 

 で、若い頃によく走った・・・国道28号線を久々に走ってみた・・。時間はたっぷりあるので、ゆっくりと昔の道路を走ってみたくなったというわけ。あの頃には・・・我が家から神戸まではフェリー待ちの時間も含めて7時間もかかったものだった・・・。この赤い線が私の走ったコース。青色が高速道路・・・。

 

 これが東浦町にあった・・「世界平和大観音」今は・・・廃墟になっているそうだ。持ち主が亡くなって倒壊寸前の迷惑施設になっているとか・・・。

 あとは見るものもなく・・・ただ、昔の面影を探しながらのドライブ。懐かしい建物もあったり、すっかりと記憶のない道に驚いたりしながら・・・、淡路南インターから高速に上がって・・・。

 

 大鳴門橋を渡る。すっかりと田舎のおじいさんをやっていると、車が怖くなってしまって、100キロも出すと血圧があがるように思う・・・。だから・・・なるべく一般道を走りたいわけだ。でも、橋の部分だけは渡らないと・・・。フェリーはなくなってしまったから・・。

 

 で、橋を渡り終わると・・・鳴門北インターでおりて一般道に下りる・・・。

 で、一般国道11号線を走ってさぬき市へ・・・。で、あちこちを見ながら走ったけれど、結局の薬局・・・町内のうどん屋さん「まるたけ」になった。なんとも旅もへたくそになったものだ・・。

 

 ここも11時を過ぎるとほぼ満席状態になっていたが、それでも回転が速いからすぐに食べられた・・・。カレーうどんで320円。

 

 冷たい風の中を走ったせいか、熱いカレーうどんがおいしかった・・・。

 

 で、今日の掲示板はこれ・・・。

 

 しかしのかかし・・・、他人の幸せは大きく見えて、自分の幸福は小さく見えるから不思議だ・・・。人間のまなこは不思議なまなこだ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ご法座は 孫子の正月 花むしろ

2012年02月26日 | たまには旅など・・。

 ご案内の通り・・・神戸におります・・。神戸で、ご法事があるというので、やってきたのですが、けいこばぁが・・お花を積み込むのを忘れたというので・・・、お仏壇にお供えするお花を買いに出たのでありますよ。

 

 で、車をぐんぐんぐんと走らせて、やってきたんが、神戸市押部谷町という田舎町。そこにある変哲もない農協さんの直売店が、この・・「六甲のめぐみ」というお店・・・。駐車場もそんなに広くないし、お店もそんなに広くない。それでも・・・大勢のお客さんが押し合いへしあい・・・。

 

 カートやら買い物かごがなくなってうばいあい・・・。駐車場も下手すると入れないくらいの混雑ぶり・・・。見ていると・・・、大根一本とか、ネギ一束・・・のお客さんもいれば、カート三台分に山盛りの野菜を満載してのお客さんもいる・・・。

 

 さすがに・・・都会というか、人が多いところはすごいもんだ。新鮮野菜だか、お値段が安いかどうかは知らないが、ガソリン代を使って、遠くまで・・・ネギの一束を買いに来るもんかね・・・。

 

 で、ご法事だけれど、仏間が狭いと言うことで、ご本尊様を別室に移しての法座。せっかくの法要なのに、肝心の写真がない・・・。「Google画像」で検索しても、「ご法事」では・・・お食事しか出てこない。最近は・・・ご法事=お食事になってるんだろうか・・・。

 

 で、近くの・・・「わかまつ」という焼き肉店での「おとき」になった・・・。

 

 ということで、お食事の写真が出てくる・・・。いや、ちゃんと、お経を読んで・・・それなりのお作法でやったのだけれど、カメラマンがいなかったせいで、大事な部分はカットされている・・。惜しいね。

 

 う~む。せっかくの法衣姿なのに写真がないのが悔しいね・・・。ま、皆さんにお見せするようなものでもないのだけれど・・・。それにしてもねぇ・・・。

 

 そんなんで、今日も神戸にお泊まりですわ・・・。今日も空気が冷たい一日・・・。

 

 今日の掲示板はこれ・・・。まもなく・・・東日本大震災から一年・・・。多くの命が失われ、多くの建物や財産が失われた・・・・。そんな悲しさ、寂しさを知っている人たちが、一方でまた、わたしたちが生きていくことの大切さも楽しさも知っている・・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


雑草は 雑草であり 春の雨

2012年02月25日 | たまには旅など・・。

 今日は雨の朝になった・・・。最近は、雨だろうと、晴れだろうと、あまり気にならなくなった。お仕事に行くわけでもないし、農作業をする訳でもないし・・・。迷犬ごんの散歩だって、傘をさせば問題ないし・・・。

 

 だから・・・、朝の間は・・・図書館で借りてきた本を開いたり、今年四月の「お大師まいり」の資料を読み返したりと・・・のんびりムード。今日の午後から・・・神戸に向かうので、その準備とか・・・。準備たって、私は・・・薬の用意と、ノートパソコンの準備くらいなものか・・。奥方のけいこばぁは、散らし寿司を作ったり、お団子を作ったりと・・・。

 

 で、今日のお昼は・・・さぬき市津田の「羽立:はりゅう」になった。あちらこちらと回ったけれど、まだ開店してなかったり・・・お客が多かったりして・・、結局の薬局で、お馴染みのここになった。

 

 ここは一般店。それでもセルフのお店のように早くて、安くて、うまい・・・。で、ここでも、時期的に、最後と思われるしっぽくうどんを注文した。

 

 ここはけっこう、人気メニューらしくて、大きな鍋に具材がいっぱい・・・煮込んであった。具材の味はしっかりとしていたし、麺の具合も良かった・・・。ここの味に慣れてきたのかなぁ・・。

 

 ということで、400円だった・・・。

 

 で、午後からは・・・神戸に向かった・・・。

 

 高松自動車道から鳴門海峡大橋を経由して・・・・明石海峡大橋へ・・・。

 

 そんなことで、今夜は神戸泊まり・・・。

 

 今日の掲示板は至極簡単・・・。

 「雑草という名の草はない」・・・。雑民という名の人々はいない・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


お遍路の 列に梅の香 降り注ぐ

2012年02月05日 | たまには旅など・・。

 さて、今日は何をするんだろうかねぇと眺めていたら、「高知へキャンプを見に行こう」と言い出して、それじゃぁ、高知でも繰り出そうかということになった。

 

 で、高松自動車道から高知自動車道へと入って・・・高知市内を目指した。だが、高知でのキャンプ情報なんぞまるで知らないで、調べもせずに行くのだからあやしいことだ。

 案の定・・・高知市総合運動野球場では韓国の独立リーグプロ野球、高陽ワンダーズというチームがキャンプインしていた。こりゃぁ、だめだと、今度は安芸に向かった。

 

 ここも主力組は沖縄の宮古島だかでキャンプイン。だから、B班がキャンプ中。でも、時間帯が悪かった・・・。ちょうど、お昼時とかで休憩中。

 

 仕方が無いし、おなかも空いてきたので・・・高知市内へと戻った。芝生のグランドばかりを見ていても仕方がないというもの。

 

 で、一昨年のお正月だかに寄って好評だった、このお店に入った。「レストラン・グドラック」という変な名前のお店。「グドラック」って、なんじゃらほい。

 

 で、こういう「土佐黒潮定食」を注文した。1500円だった。お昼にご飯物を食べる習慣がないのだけれど、ま、たまにはいいか・・と、おいしくいただいたが、これが夕食に大きく響いてしまった・・・。

 

 その後は、高知市内の「ひろめ市場」に寄り、高知名物の「日曜市」をのぞいてみた・・・。

 

 こういうものとか・・・。

 

 もちろん、みかん、ぽんかん、文旦なんぞの柑橘類からお魚の干物・乾物・・・・野菜にお花、高知の刃物なんぞがズラズラズラ・・・っと。

 

 ま、高知というても、高速を使えば、往復2時間ずつの4時間ほどの旅。便利になったものだ・・・。

 

 ということで、プロ野球選手には会えなかったけれど、ま、楽しい冬の日の一日になったことだった・・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


氷割る 手洗い鉢に 写る空

2012年01月29日 | たまには旅など・・。

 神戸で一泊して、8時過ぎに出発。けいこばぁの実家に寄ってお仏壇まいり・・・。せっかく神戸まで来てるのに、そこを素通りしたのはもったいないし、失礼にも当たるかなぁ・・と。

 

 で、9時半過ぎに神戸を出発、垂水インターから高速に上がって・・・明石海峡大橋を渡る。この海峡には・・「たこフェリー」というフェリーがあったのに、1000円高速道に負けて撤退。仕方がないから・・・明石大橋は渡らないと四国には戻れない。

 

 その1000円料金もなくなると、急速に車の数が減ったと思う。ま、時期的な問題もあるのかも知れないけれど。こう、寒いと・・・ドライブどころではないかも知れないのだし・・。

 

 で、淡路インターで下りて淡路島を走ることにした。なにせ、しばらくぶりに高速道を走ると・・・車がこわい・・・。80Kmを越えると・・・血圧があがるように思える。だから・・・一般道をゆっくりと走ることにした。燃料的にもお財布的にもエコかなぁと思ったりして・・。

 

 で、ここに寄った。あの・・阪神淡路大震災の被害の跡を残している「北淡震災記念公園」。近く必ずやってくるという・・・東南海地震や南海地震を考えてみるにいいかも知れないと・・・。

 

 入り口には、あの阪神高速道の橋脚がぽっきりと折れている写真と倒れた自動車のモニュメントが・・・。そうそう・・このシーンはどぎもを抜かれる画像だった・・・。

 

 こうした地震の痕跡とか・・・。

 

 こうした地盤の食い違いとかの実物が標本化されて保存されている。いるが・・・18年も経つと・・・ほこりが積もってくるのか、色あせてしまって迫力がうすれてしまっているのが惜しい・・。

 

 これも「メモリアルハウス」と言われるもので、実際に被害にあったおうちをそのまんまの状態で保存してあるが、18年も経てば・・・うっすらとほこりが積もっている・・。だから、時間のベールが載っているようで・・・実際の激しさが薄くなってしまっている。

 

 その後・・・「高田屋嘉兵衛公園・ウエルネスパーク」という所に寄ったけれど、宿泊施設とかレストランとかオートキャンプ場とかがあって、若者好みの公園らしい・・・。よく意味がわからんままに戻ってきた・・・。

 

 その後、「慶野松原」という海水浴場だかの松林を横目に見ながら走って・・・「西淡三原」というインターから高速に乗って鳴門海峡を越えた。

 

 橋を渡りきって、鳴門北だかのインターをおりて、一般道を戻ってきた・・・。「地道」という一般道を走るのも久々・・・、すっかりと土地勘を無くしていて、とまどうことしばしだった。

 

 で、12時半過ぎになってようやくに香川県に戻ってのおうどん。香川県最東端の「本場さぬき・うどんや」に寄った。お昼時だけあって駐車場はいっぱいだったが、活魚料理の讃岐家の駐車場に車を置いて、うどん屋に入った。

 

 時間的に混み合うので、簡単な「かけうどん小(250円)」に小エビのかきあげ天(100円)を乗せて・・・350円。さぬきうどんを食べられて・・・やれやれだ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、合えるといいね。


わが鬼を 追い出せないぞ 節分会(え)

2012年01月28日 | たまには旅など・・。

 今朝がたは曇っているせいか、夜明けが遅いように思った・・・。ま、晴れtがり曇ったり、雨が降ったりと自然と言うのは気まぐれなものだ。

  

 で、取り立ててのご用というわけではないのだけれど、たまには息抜きでもと・・・海を渡ることにした・・・。海を渡ると・・・海外なんだけれど、丸亀沖のしわく広島だって海を渡れば「海外」っていうことにはなるが・・・。

 で、まずは腹ごなし・・・ということで、讃岐人はおうどんを食べてからだ。

 

 ということで、旅の途中にある「権平:ごんぺい:うどん」に寄ってみた。「腹が減っては戦はできぬ」だが、戦に行くわけではない。

 

 毎度毎度の「しっぽくうどん小」で、450円。よく、「うどんばかりで飽きないか」と言われるのだけれど、いろんなうどんを、いろんなお店で食べるから・・・飽きることはない。

 

 おなかがおきたら・・・さぁ、出発。とりあえず・・・国道11号線を鳴門方面へ走る・・。鳴門ICから高速にあがって、鳴門海峡を越えて淡路自動車道へ入った・・・。

 

 途中のパーキングエリアなどで休みながらののんびり旅。急ぐわけでもないのだからして。

 

 どんよりとした空のもと、明石海峡を超えて神戸に入った・・・。そ、とりたてての用事でもなく・・・まるで気まぐれみたいなもの。

 

 神戸で一番にぎやかで繁盛している「市場」というものに行ってみた。

 

  神戸市営地下鉄西神山手線・湊川公園駅から地上に出れば、そこが湊川一帯に広がる『神戸新鮮市場』の南口。北へ向かう約1kmの間に、衣食住すべてがそろう約500の店舗がぎっしり立ち並んでいる。『神戸の台所』と呼ばれることからもわかるように、食料品店のイメージが強いが、他のジャンルも負けてはいない。

 

  そもそも『神戸新鮮市場』とは、3つの市場と2つの商店街の連合体らしい。 まずは最南端、湊川公園駅から出てすぐ目の前に広がるのがパークタウンと、センタービル。専門店とダイエーがひとつになったみなとがわプラザ。 衣料を中心としたこの3つのビルを中心としたものが『湊川商店街』。

 

 その北に位置するのがミナイチこと『湊川市場』。大正7年に神戸で最初の公設市場として誕生して以来、神戸っ子に親しまれ続けている市場で、地下には飲食店が、一階には生鮮食料品や惣菜を扱う店が並んでいる。

 さらにその北にあるのが、湊川中央市場から阪神淡路大震災以後生まれ変わった『ハートフル湊川』。ほぼ中央を貫くのは、細い道の両側にぎっしり食料品店が立ち並ぶ『東山商店街』。さらにその北、神戸新鮮市場の北端にあるのが個性的な専門店がそろった『マルシン』と呼ばれる市場だ。

 

 で、うろうろしていたら、こんなものが目に付いた。そういえば間もなく・・・「節分」らしい。孫たちが大きくなって忙しくなったら、相手にもされなくなって、豆撒きもしなくなって久しい・・。今年の恵方は・・「北北西」らしい・・・。

 

 そういえば、スーパーとかコンビニなんかでは「恵方巻き」の予約注文の案内が目に付くが、いつごろから、こういうものが流行りだしたんだろうかね・・・。

 

 自分の心に中に住む鬼を、どんな豆まきで追っ払えるだろうかね。

  

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 


秋の雨 缶ビールが飲めず 瀬戸の海

2011年11月05日 | たまには旅など・・。

 旅というほどの旅ではないのだけれど、隣の島に行ってきた。マイボートで走ったら、わずか10分ほどの所ににある「塩飽本島:しわくほんじま」は、さぬき広島からだと・・・フェリーで約45分で丸亀港に向かい、そこで、1時間半ほど待って、今度は本島行きのフェリーで・・約30分ほど・・・。都合・・・3時間ほどの船旅になる・・・。近くて遠い・・・塩飽ほんじまだ。

 

 咸臨丸子孫の会の小杉さんら一行は、午前6時15分発の備讃フェリーに乗って、丸亀港から江の浦経由で手島に向かい、手島で折り返して、小手島(おてしま)、青木を経て江の浦港に戻って来る。それが8時半。私はそこでフェリーに乗って小杉さんを驚かせることにした。

 上は未だに残る、江の浦ー丸亀港間の硬券切符。こういうものも珍しくなった。

 丸亀港に着いてからは1時間半ほどあるので、近くの・・・「まごころうどん」に行くことにした。皆さん、五時起きみたいでおなかぺこぺこらしい。

 

 ここで、小杉さん、中西さん、西山さん夫婦、それに私の5人か・・。さぬきの朝うどんを堪能して頂く・・・。

 

 私はかけうどん小と生玉子という朝メニュー。かけ小(200)+タマゴ(50)の合計250円。

 

 おいしそうでしょ・・・。

 ほんじま行きのフェリーは10時40分発。それに乗って・・・塩飽水軍の本拠地に向かう・・・。

 

 雨が本降りになってきた・・・。

 

 このフェリーに乗って、あれれ・・と思った。思ったよりも乗客が少ない・・。あとで知ったのだけれど、このほんじまの文化祭は・・明日の日曜日が本番で、芸能大会とか模擬店とかは明日らしい・・。今日は一般展示くらいなものだとか・・。道理で・・・。

 

 で、ほんじまに着くと、この観光案内センターで休憩をしながら、咸臨丸乗組員水夫の「大倉幸三郎」さんの子孫の方と合流してご挨拶。

 その大倉さんの運転する車ほかで・・・市民センターでの文化祭見学と昼食・・・。

 

 ここでもおうどんとおすしをご馳走になった。これは・・・まかない用みたいでサービスだった。

 古い道具とか、古いなつかしい写真展とか、ご婦人方の手芸作品なんぞを見学したのち、塩飽勤番所へ・・・。

 

 右から二人目のご婦人が・・・「たまちゃん」。ここの管理人さんで、みんなのマドンナみたいな人。勤番所は見ずとも、たまちゃんだけにはご挨拶・・・みたいな。たまちゃんに表敬訪問みたいなことだった。

 その後・・・笠島の町並み保存地区に行く予定だったけれど、雨が激しくなってきたので、予定を急遽変更して・・・、新規会員の大倉さん宅を表敬訪問することになって・・。

 

 ここには・・・季節に似合わず・・・、たくさんのかたつむりがうごめいていて・・歩くたびに足下ででんでんむしがつぶれて困った・・・。

 

 大幅に予定変更して・・・、14時15分だかの高速艇で丸亀に戻ってお別れ・・・。みなさんは、次の目的地の多度津に向かっていった。

 我が家に戻ったのは・・・16時過ぎ・・。こんなはがきが届いていた・・・。

 

 おお、マジで・・・「うどん県」で届いているじゃないか・・・。ま、郵便番号さえ書いてあれば届くんだろうと思うけれど・・・。で、てっきり、あけびの絵手紙だろうと期待して裏を見たら・・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


日の暮れて 秋雨が駅を 過ぎてゆく

2011年10月30日 | たまには旅など・・。

 朝起きて、ふとテレビの電源を入れたら、こんな人が画面に映った。勝海舟とクララさんだ。

  

 ハロウィンが近いせいか、パンプキンパイの話で、勝海舟もパンプキンパイが好きだったようで、勝家には「お菓子部屋」があったという話だが、みな子さんは、ここのホテルに泊まってるんだけど・・。

土肥(とい)の宿を九時に出て、山道をくねくねと走って、戸田(へだ)という町に入る。この先にある出会い岬から眺める富士山がきれいだというので、そこに案内してくれたのだが、

 

 あいにくと曇り空で富士山はかすんで見える。それでもみんなは「わぁ~すごい」を連発する。富士山が見えたら、それで幸せ!みたいな喜びようだ・・。

 ここに造船資料館がある。「戸田造船郷土資料館」というそうで、幕末にやってきたロシア船が津波で壊れ、この入江まで曳航したがついに沈んでしまったのだという。そこで、急遽、日本人の協力で代船を作ったらしい。それを記念する資料館らしい。

 右手に見えるものがプチャーチン提督の乗っていた「ディアナ号」の錨だというもの。

 

 これが代船の「ヘダ号」。この地の「戸田:へだ」を採ったものらしい。これでロシア人は本国に帰ったが、この時に初めて、洋式の船を作った大工たちが、やがて各地で軍艦などを建造する技術者になったという。

 

 そこから「伊豆の国市」という所に向かい、韮山(にらやま)地区にある「反射炉」を見学するが、そこの関連施設の「反射炉ビア」という地ビール工場やそのレストランでの食事。もちろん希望者は自己負担で好きなビールを飲むことができる。

 

 食事はアジのひらきなどを網で焼いて食べる。やはり、地ビールは地ビールかなぁという感じ。ビールに角があるみたいな・・・。

 

 で、これが反射炉の煙突。本体は下の方にあるが、やけに煙突が目立つ。幕末の下田沖に黒船がやってきて大騒ぎになった。その前から、この地の代官、江川太郎左衛門は大砲の必要性を感じ、オランダ語の本を読みあさって、こういう反射炉を考えて作り、銑鉄をつくり、それで大砲を作ったというのだ。

 

 これは臼砲(きゅうほう)というもので、これでも一キロくらいは飛ぶんだそうだ。もちろん、普通の大砲や小銃なんかも作ったらしい・・。これらのことから、「江川砲術」というものが行われ、咸臨丸乗組員水夫たちも、この「江川砲術」を学んでいたという。

  

 知ってる人、いるかなぁ・・。

 それを見学したら、連結しているおみやげもの屋でおみやげタイム。おばさまたちはおみやげが好きやね・・・。

  

 で、これが韮山(にらやま)代官屋敷の「江川邸」の薬医門から本宅を見たところ。大河ドラマの篤姫の嫁入りシーンはここで撮影されたとか・・。手前の赤いものは雨避けフードをかぶった見学者の頭。

 

 ま、代官役所というからには立派なもの。立派だが、質素なもの。で、ここにある古文書の中から、咸臨丸関係の何点かを見せて頂いた。「官軍に追われて敗走する咸臨丸が沖を通っている・・」という通報文書や、それらをまとめて幕府に連絡した文書の写しとか・・・。

 

 これが貴重な文書の一つ。鼓手として乗船した斉藤留蔵は若干16歳。その留蔵が咸臨丸船内で書き留めた物が「亜行新書」。現在、活字版のそれは多く出版されているが、原本はどこにもなかった。それがここで見つかったのだ。これを開いているのが佐々倉さん。手だけ見えるのが、留蔵の子孫の森田さん・・・。感激のご対面だった・・・。

 

 そんな有意義なお勉強をした一泊二日の静岡の旅だった。とてもじゃないけど、おつむの中には入りきらない・・・。

 

じゃぁまた、あとで・・。


霞立つ 清水の富士に 旅の夢

2011年10月29日 | たまには旅など・・。

 金曜日の夜から屋島の娘の家に泊まり込んでいて、朝の5時前に高松駅まで送ってもらって、孫のはやてちゃんと、いよいよ・・静岡への旅に出発・・・。「咸臨丸子孫の会静岡旅行2011」の旅が始まる・・・。

 

 五時半過ぎにマリンライナーで高松から岡山へ出発。岡山からはのぞみで名古屋まで。名古屋からはこだまに乗り換えて静岡には9時45分に定刻通りに到着・・・。そこで皆さんに合流。

 

 静岡では宝寿院に参詣。ここに「海舟庵」という建物があり、海舟の母の隠居所として建てた物らしい。

 

 ここには勝海舟のピストルとか書簡、長火鉢などがある。その後、地元の白鳥家が譲り受け、菩提寺の宝寿院内に移築されたのだとか・・・。子孫のみな子さんも興味深く見学をされていた。

 

 その後、清水中央図書館に寄って、そこにある「徳川文庫」から咸臨丸関係の図書を何点か見せていただいた。これは海軍省編纂になる「海軍歴史」全9巻。咸臨丸の記事も当然ながら載っていた。徳川家が持っていた貴重な本や珍しい本が保管されている。

 

  で、昼食はここ。「浮月楼」という料亭で、昔の徳川の代官屋敷があった場所。一時徳川慶喜がここに住んでいたというお屋敷。だから、慶喜が愛用したカメラとか自転車とかが保管されている。この日はこの池の横で結婚式が幾組も行われていた。

 

 昼食後は、清水の次郎長関連建物見学。佐々倉桐太郎子孫の佐々倉さんの案内で船宿「末広」、次郎長の生家、咸臨丸乗組員の戦死者のお墓「壮士の墓」などを見学。

 

 これが次郎長生家前での歴史作家の植松三十里さんと北海道の輪島さん、それに孫のはやてちゃん。

 

 こちらが「壮士の墓」、メガネのおじさんが乗組士官「佐々倉桐太郎」の子孫の洋一さん。榎本武揚軍として脱走した咸臨丸は嵐で壊れ、ここに逃げ込んで官軍に銃撃されて捕縛された。その時に戦死した水夫などを引き上げたのが清水の次郎長。そして作られたのがこのお墓。この文字は官軍の将、山岡鉄舟が書いたもの。

 

 これはみな子さんと東京龍馬会のみながわさん。

 

 午後4時には駿河湾フェリーに乗ってサンセット・クルージング。清水から土肥に向かう。富士山が少しばかりかすんで見えた・・・。

 

 ここが今夜の宿。「たたみの宿・湯の花亭」というだけあって、玄関を入ったら畳・畳・畳。廊下から階段からトイレからエレベーターからお風呂からベッドまで畳み敷き。

 

 ここでの夕食も豪華なもの。お世話してくださった「富士宮人づくりの会」の方がたに感謝です。で、ま、宴会というか歓談というかで二時間はあっという間・・・。

 

 で、さらに二次会・・・。楽しい時間は夢のように過ぎてゆく・・・。

じゃぁ、また、あとで。


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