EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

第34回EM勉強会(Blog444)

2017年03月26日 | EM

 3/18(土)は第34回EM勉強会でした。いつものメンバーに加え、新人さんが1名体験参加。総勢30名。
今回はEM3入りEM活性液作成実習とその後の管理、及び使い方の勉強会でした。

 光合成細菌増強剤であるEM3の紹介は、参加者からとても新鮮に映った模様で、「さっそく、購入して使ってみたい」との感想が寄せられる程でした。
 皆、熱心である。毎月の勉強で学習した事を、躊躇せず直ぐに実践に移す。
EM活性液を成長中にタマネギに散布する事で、「甘味」が増すという事を体験したメンバーは多い。

 EMによって光合成が盛んに行われるようになると、多くのデンプンを作り出します。そして、このデンプンが「ショ糖」に変化して植物のエネネギー源や「甘味」の源泉ともなります。
 冬野菜は甘いと言いますが、細胞内の濃度を上げて凍結対策をしている結果なのです。通常、細胞内は水分がほとんどです。
零度で凍ってしまいますので、デンプンをショ糖に変え、砂糖濃度を上げる事で凍結を避けているのです。
 だから、冬野菜は甘い。
 良くできたシステムです。

 基本は光合成とデンプン作成。デンプンが十分に出来ないような環境下(太陽光が十分に当たらない)での野菜栽培は、美味しくないばかりか猛毒の硝酸塩を溜め込んでしまいますので注意しなくてはなりません。
 元々、植物の太陽光利用率は3%程度と言われていますが、微生物は植物が利用できない大半の太陽光を使い、植物が利用し易い物質に変える事ができます。
 微生物が住めない土壌や太陽が当たらない場所では、植物は育ちません。
EMを使って有用(善玉)微生物が優占する環境を作りましょう。


降雨を活かした家庭菜園(Blog443)

2017年03月19日 | EM

 段々と温かくなる時節になりました。連れて降雨の回数も多くなりますが、この雨が恵の雨になるのです。降雨の度にEM活性液をそのまま散布する事をお勧めします。土壌改良、土壌活性に有効で、作物が美味しくなります。成長盛んなタマネギにEM活性液を複数回散布して見て下さい。驚くほど甘くなります。窒素同化作用が盛んになっている証拠です。
 栽培中のイチゴやソラマメ、ニンニクなどにも有効ですから、ジャンジャン散布しましょう。
 このEM活性液はEM1型と糖蜜及び水道水を使って作ります。
 
一般的には作り易い2Lペットボトルを使い、約10日ほどの発酵期間後に出来上がりとなります。
 但し、夏場の気温の高い時期には、1週間もあれば完成します。

 こうして出来上がったEM活性液をEM1次活性液と言います。2Lペットボトルで作成する際の調合割合は、EM1型(40cc)、糖蜜(40cc)、残りは全て水道水ですが、水道水の上限はスクリューキャップから5cm程下が良いと思います。
 配合したものは2日ほどで発酵し始めペットボトルの上部に炭酸ガスを充満させるに従い、ペットボトルが膨らんで来ますので、スクリューキャップを緩め炭酸ガスを逃がした後に、再びスクリューキャップを閉めて置きます。
 一日一回の炭酸ガス抜きをしますが、これを1週間続けている内に、段々と発酵が収まり、炭酸ガスが少なくなりますので、これで完成となります。
 通常はこのEM1次活性液を土壌改良や土壌活性に使いますが、発酵作業に自信のある方は、EM1次活性液を使ってEM2次活性液を作り、このEM2次活性液を農作業に利用する事をお勧めします。

 このように多くのEM活性液を使用する為に、糖蜜がEM1以上に必要になります。糖蜜の節約を考えている場合は、水道水の代わりに米のとぎ汁を利用すれば、糖蜜は半分で済みます。
 米のとぎ汁が少ない時は、米糠を木綿の袋に入れてバケツ内で揉み出して作れば大量に出来ます。


EM燻炭団子の使い方と効果(Blog442)

2017年03月12日 | EM

 先月(2/18)はEM燻炭団子を作りました。
 春野菜シーズンを迎え、畑の土壌改良を進める為に不可欠な「団子」です。
 土壌は常に雨や踏圧によって踏み固められ、段々と水や栄養が行き渡らない単粒構造になって行きます。
 しかも、表土から20cm程のところに肥毒層が堆積し、水や空気が全く入り込めない空白の土壌が出来て来ます。

 この層には植物の根が立ち入ることが出来ませんので、何らかの人工的な加工を加えねばなりません。
 その一つが、今回の「EM燻炭団子」敷設による肥毒層解消です。
 単純に縦穴を掘って50cm間隔で埋めても良いのですが、出来れば耕した後に縦穴を掘って埋めるのがベストです。

 こうすれば土壌に空気(酸素)が入り、植物が丈夫に育つに不可欠な、団粒構造の土壌が出来上がる条件が揃います。
 加えて、耕す際に「EMボカシ」や牡蠣殻粉を入れて置けば、言う事なしの土壌が期待出来ます。
 どうぞ試してみて下さい。

 今月(3/18)の第34回EM勉強会では、EM3を使ったEM活性液作成実習があります。
 多くの方々の参加をお待ちしております。