EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

EM菜園の勧め

2019年08月25日 | EM

相変わらずの人気なのが借用家庭菜園で、自治体が農家さんより農地を借用し、住民に無料で貸出している。
広さは5坪程度が一般的だが、30坪の場合もあると聞く。
借用条件は野菜栽培以外には使用しない事の他、常に耕地を管理し周囲に迷惑のかからないようにする事がある。
迷惑とは雑草対策の場合が多いが、つる性の野菜にも注意が必要です。

さて、困ったことは借地期間は通常は2年で、常に連作障害に付き合わされてしまう事。
何も知らない耕作者(借用者)は、石油由来の薬剤を使ったりして対処しているが、常に農薬の恐怖に苛まれている。

こんな状況にあって、EMを紹介すると我が意を得たりと、直ぐにEM栽培に取組む人がいる反面、中には頑なに化学肥料を使った慣行農法を続ける人もいるのも確か。
どんな栽培をしようが個人の自由ですが、農家さんにしてみれば土壌を悪くするような栽培は「想定外」のはす。

EMを入れて土壌改良した耕地は、毎年害虫被害が少なく豊作です。
写真はEMボカシを畝上に散布し、土壌にすき込んだ後に野菜を植えた実例です。

 


EM燻炭団子の作成

2019年08月18日 | EM

8月17日は月例のEM勉強会。

ニュースで知ったのですが、37℃にもなったそうで、日差しが強く感じました。
いつものように寒川シルバー人材センター談話室での座学をした後に、テラスでの作業となります。
屋根が付いているので直射日光は当たらないのですが、やはり暑く疲労困憊。
参加者は30名。
作業が終わった後は、冷房の効いた談話室で涼を取って体調管理。
1人当たりのEM燻炭団子は30個ですが、完成までの管理は各人にお任せです。
雨の当たらない場所で、適度の湿り気がある場所で保存すれば自然に発酵しますので、管理は実に簡単です。

こうして出来上がるEM燻炭団子は先月作成のEMボカシを畝にすき込んだ後に、30cm程穴を掘って1個づつ埋めて使います。
間隔は50~70cmです。

これが終われば農作業は終了で、以降1年間は雑草管理だけです。

EMによる自然農法は土壌を大切にし、植物の自然の力だけで育てる究極の栽培方法。
化学肥料は使いません。
油粕や魚粉をEMボカシにいれる事はあっても、牛糞や鶏糞、豚糞などを使うこともありません。

できあがった野菜の味は格別です。

野菜は太陽光による炭酸同化作用と窒素同化作用によって成長します。
ですから太陽光が十分に当たらない場所では、収穫も期待できません。
それと酸素を十分に含んだ水分が不可欠。

渇水期の水やり作業を怠った場合は、全滅する事もあり、注意しなくてはなりませんね。

 


鳥獣防除

2019年08月11日 | EM

農業をしていると常に悩まされるのが、病害虫と鳥獣対策です。
これらはEMによる対策が有効と思いますが、病害虫については毎年強力な農薬を使う方が増えています。
とても残念です。

さて、化学肥料を使うことによって発生する土壌衰退は、結果的に野菜に影響し、栄養価が低く美味しくない野菜となって跳ね返ってきます。
収穫された野菜に実際に行った実験です。
化学肥料を使って育てた野菜と有機栽培された野菜を数日放置、観察したところ、前者の化学肥料果物を腐って嫌な臭いを出してきましたが、後者は萎びてはきましたが腐る事はなかったのです。

とても興味深いものでした。

鳥獣対策ですが、最近のEM技術を使えば完全に対策が可能になってきました。
EMの構成菌である光合成細菌は特殊な波動を持つもので、この微弱な波動に鳥獣は反応し寄り付かない事が分かっています。
ですから、決め手は光合成細菌を有効に使う事。
光合成細菌は酸素を嫌う為、特殊な容器に閉じ込めて使うことになる。
閉じ込め方には、EM活性液を500ccペットボトルに入れたり、セラミックスに封入する方法が一般的。

最近の情報では前者を使う方が多いようで、これに豆電池を使って波動を強力にする試みが成功している。
確かにヒヨドリ被害が激減した、モグラが来なくなった、イノシシやアライグマの被害が無くなった等の報告は後を絶たない。

当EMクラブ「GX湘南」では、堅焼セラミックスを小型の網目状の袋に20粒づつ入れ、吊り下げて使うことを勧めている。
この堅焼セラミックスはEM活性液でも代替え可能ですが、手軽さから言ってもこちらが優れているように思える。

言うまでもありませんが、防除したい圃場の周囲をビニール紐で囲い、要所要所にこの堅焼セラミックスを吊り下げて使います。

スイカを狙って来るカラスにも効果ありです。
これらの事より生ごみ集積所にも有効でないかと思っています。

 


8月のEM勉強会について(お知らせ)

2019年08月04日 | EM

8月にEM勉強会ではEM燻炭団子を作ります。

EMを使って野菜栽培をするメンバーは、このEM燻炭団子と先月作ったEMボカシ(Ⅱ型)の併用が最良の結果を出せると信じています。
大きな農地を持っているメンバーは、自分たちで作成して備えていますが、家庭菜園程度であれば、EMボカシ(10kg)とEM燻炭団子(20個)もあれば十分です。

さて、このEM燻炭団子は黒土、もみ殻燻炭、EMボカシ、セラミック、EM活性液、糖蜜を混ぜて作ります。

大きさは直径8cm程度。
鉢やプランターで栽培する場合は、もう少し小さくします。
出来上がったEM燻炭団子は、新聞紙で覆い乾燥しないような室内に移し、菌糸が成長するまで約1週間待ちます。
周囲が菌糸で真っ白になったら出来上がり。
直ぐに使ってもOKですが、そのまま乾燥させておいて、秋に使うのがお勧め。
団子の表面にあった白い菌糸は黒くなりますが、効果には全く問題なしです。

開催日程:8月17日(土) 午後1時~3時
場所:寒川シルバー人材センター(ふれあいセンター)