EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

硝酸塩(第333回)

2014年12月28日 | EM

 自然農法では炭素と窒素の比率をある程度高目にする事を奨励している。一般的にC(炭素)/N(窒素)比は30前後が良いとされているが、空気中の窒素は80%と高く、降雨と共に地中に浸透する為に、常に窒素過多状態となっているのが日本の土地でもある。窒素が多く太陽光不足による窒素同化作用が不十分だと、野菜がまずく(エグイ)なるし、劇物に変化する可能性もあり注意が必要である。
 先週のブログで「美味しさ」の定義を示したが、この定義を裏付けるのが窒素と太陽光。言ってみれば窒素量が少なく、太陽光が充分であれば、甘くて美味しい野菜や果物が出来る、と言っても過言ではない。
 さて、地中から吸収された窒素化合物は、太陽光によってどのような経路でタンパク質に到達するのだろうか。

硝酸態窒素 ⇒亜硝酸 ⇒次亜硝酸 ⇒ヒドロキシルアミン ⇒アンモニア ⇒アミノ酸 ⇒タンパク質

 こんなにいくつもの変化があるのです。先に述べたように太陽光(日照時間の総計)が充分であれば、最終工程のタンパク質となるが、太陽光が不足すると、植物体内に途中物質(硝酸塩、アンモニア)が残留してしまう。一般的に太陽が充分に当たる路地栽培野菜で、約90日間かけて収穫するようなものは概して硝酸塩は気にしなくても良さそうである。
 硝酸塩は唾液によって亜硝酸に変化し、胃液と混ざり強烈な発癌物質であるニトロソアミンに変化して、体内細胞を攻撃する事となる。また、高濃度の硝酸塩は血液中のヘモグロビンと結び付き、酸素欠乏状態を引起し死に至る事があり要注意である。
 また、途中物質のアンモニアが多くなれば、これに引き寄せられて来るのは害虫で、虫食いの多い野菜となる。詰まる所、虫食いの多い野菜程、硝酸塩が多く危険でまずい野菜と言える。


野菜や果物のおいしさ(第332回)

2014年12月21日 | EM

 「健康生活宣言Vol24」ではプロ農家さんによる「おいしい」とは何を意味するのかを紹介している。このところの記事内容は、環境浄化や水質浄化関係から、EM農法(EMによる有機農法)について、詳しく解説するようになったのは、EM開発者の比嘉照夫教授の専門分野であり、食材が人の健康問題と密接に関係している事に気付いた生産者や消費者の要請が強くなった事に起因する、と思う。
 慣行農法とEM農法では、硝酸塩(エグ味の元)やアミノ酸の量に大きな違いが出て来る。多くの研究者が異口同音に驚きの発表をしている事実は、生産者のみならず、賢い消費者からEM有機農法野菜を見直す動きに通じる。

プロ農家と比嘉照夫教授が「おいしさ」について語っているので紹介する。

農業生産法人 ㈱サンシャインファーム 大城取締役農場長
 「いい食べ物は、食べた後、身体がやさしさを感じるんです。満腹で動けなくなる事はなくて、身体が軽く感じる。そして、次の朝まで身体が軽く体調がいい。そういうのは、いい食材であったり、いい食材を使った料理だと思います。舌だけではなく身体で感じるおいしさってこと」

EM開発者 比嘉照夫教授
 「空腹のときはどんな悪いものを食べてもおいしく感じるでしょう?その食べ物から『いのちの素になる、生命体にとって本当の力になる』と言う情報を与えられたときには、人はそれを『おいしい』と感じるのです。もっと言えば、消化に負荷がかからず、身体の細胞に取込まれたときには、生命活動に害を与えず、活動を促進するものが本当のおいしさです。生命活動は消化も含め、全て電子のやり取りです。つまり、生命体にとって本当の力になるか否かは食べ物の持つ抗酸化力と電子の流れを整える力(整流力)のレベルの高さで決まります。


レビュー論文を見て(第331回)

2014年12月14日 | EM

 レビュー論文「有用微生物(EM)とEMが野菜の生産に及ぼす影響」(園芸科学・バイオテクノロジー誌)では論文数22本の内、15本(70%)が「効果あり」と、また、「EMが野菜の収量に及ぼす影響」についても、84%が肯定的な結論を出している、と報じている。「効果あり」の結論は当然だとは思うが、「効果なし」の評価をした論文もあり、どのような条件下での判定なのかに疑念が残る。
 EMは使えば使うほど野菜の生育にプラスに働くし、効くまで使えとはEM開発者の比嘉照夫教授の言葉は有名である。当クラブでもEMを徹底して使うようにしているが、例外なく「効果あり」の声を聞く。
 EMを似非科学と言う人がネット上に居るが、EMの使い方を知らないで自分勝手に解釈して使い、結果として「効果なし」と言い散らかしている。正に、風邪薬や睡眠薬等の家庭薬の誤った用法で、「効かない」とか「かえって悪くなった」と言うのと同じである。
 EMをEM菌と言う人がいるが、EM菌と言う「菌(微生物)」がいる訳ではない。EMは有用(Effective)微生物(Microorganisms)の略であり、言い換えれば善玉菌(善玉微生物)の集合体と言える。だから、量に関係なく使えば使うほど良い結果が得られるのは当然と言えば当然。薬との大きな違いがここにある。だが、EMとて使用方法には一定のルールがあるのは事実だし、ルールを守れない人は使うべきではない。ルールを破棄する事は、自然由来のベネフィットを放棄し、健康的な生活を諦めた事と同じ。


ちょっと変わったEMセラミックスプレート(第330回)

2014年12月07日 | EM

 EMセラミックスネックレスやブレスレッドの愛用者は増加傾向にあるが、異口同音に痛みが軽減したと喜ばれている不思議なリングである。何故に軽減するのか理屈は分からないが、「エネンルギー変換作用」による電磁波軽減や筋肉組織の緊張緩和作用によるものと考えている。EMセラミックスには人知を超えた働きをする光合成細菌が活きているようだ。
 話は変わるが、EMセラミックス応用商品としてEMプレートなるものがある。水の酸化還元電位を下げて美味しい水にするもの、携帯電話にぶら下げて電磁波を抑制するもの、自動車や電気製品からの電磁波を防止するものまで、先のネックレスやブレスレッドに加えて品揃えも豊富である。しかし、いつも思うのだが使い勝手は良いのだが、少々高額な感じがあった。
 そこで、EMネックレスで使ったパイプ型EMセラミックスを手持ちのプラスチックケースに並べ、あたかもEMプレートのようにして持ち歩く事にした。原理的には同じだと思うが、何より安価に出来るのが良い。写真のように少々大きめに見えるが、EMセラミックスプレートと形状が違うだけで、大きさはほとんど同じ。これをズボンのポケットに忍ばせて使うようにした。分かり辛いが中央にあるボタン型電池は、効果アップに有効と聞いて設置した。この他に我家ではIHや液晶TV、パソコンの周囲に置いて使っているのだが・・・。写真は長方形のEMセラミックスプレート。寸法は10cm(W) x 6cm(H) x 1cm(D)。