「てぃだ」とは奄美地方の方言で「太陽」を意味する。
EM生活社の説明では、「美しい自然が広がる沖縄久米島の沖、水深612mより汲み上げた海洋深層水を100%ベースに使用しています。直火を使わず、濃縮・蒸発・天日干しで、海洋深層水の素材の旨みを活かすことにこだわりました。カドのない自然な旨みで、マグネシウムやナトリウムのほか微量のミネラルが含まれています。」とある。
そして、「近海を北上する黒潮海流が豊かな魚場を形成しています。深海のため水温が低く細菌や有害物質が非常に少ないきれいな海水です。約2000年の時をかけて地球の深海を循環し熟成され、多くのミネラル成分を含んでいます。」と続き、
「製造工程にEM・X GOLDを入れて、カドの無い自然な旨み、素材の旨みを活かすよう、直火を使わず濃縮。EM技術を応用して蒸気釜で煮詰めて天日干しして仕上げました。」
とある。
人類は遥か昔、海より生まれたのが定説になっている。この海には80種類を超える微少ミネラルが含まれていて、このミネラル分が私たちの健康に深くかかわっている。弱った魚を塩分濃度を調整した池に入れて回復させているのも、実はこのミネラルが密接に関係している。
人も塩無くしては生きられない。体内機能維持、疲労回復に重要な要素。
塩はNacl(塩化ナトリウム)と言うが、電気分解で作った塩には、肝心要のミネラル分は極めて少ない。製造段階でミネラル分は「にがり分」として抽出したり、元の海水に戻している。長年、高純度(99%)塩化ナトリウムを使ってきた為に、多くの疾患に直面している現在、塩の専売公社は無くなり、健康的なミネラル豊富な塩を入手する事が出来るようになった。
これはこれで朗報なのだが、化学物質を垂れ流している為に、近海は汚染が進んでいて、表層付近の塩には汚染物質が含まれていると容易に想像がつく。
やはり、塩は選ばなくてはならない。今回の「てぃだの生塩」は100gで1000円と市販の30倍程高額だが、使い方にもよるが、100gで約6か月は持つので、150円/月の「贅沢品?」。でも、これで少しでも健康に近づけるのであればとっても安い買い物。
塩として見るのではなく、欠乏するミネラル補給の為の生きたサプリメントとして捉えたらどうだろうか。知人にコーヒーに砂糖は使わず、この「てぃだの生塩」を入れて飲む人がいる。健康志向がここまで来るとアッパレである。