EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

EMてぃだの生塩とは(第384回)

2015年12月27日 | EM

 「てぃだ」とは奄美地方の方言で「太陽」を意味する。

 EM生活社の説明では、「美しい自然が広がる沖縄久米島の沖、水深612mより汲み上げた海洋深層水を100%ベースに使用しています。直火を使わず、濃縮・蒸発・天日干しで、海洋深層水の素材の旨みを活かすことにこだわりました。カドのない自然な旨みで、マグネシウムやナトリウムのほか微量のミネラルが含まれています。」とある。

 そして、「近海を北上する黒潮海流が豊かな魚場を形成しています。深海のため水温が低く細菌や有害物質が非常に少ないきれいな海水です。約2000年の時をかけて地球の深海を循環し熟成され、多くのミネラル成分を含んでいます。」と続き、

 「製造工程にEM・X GOLDを入れて、カドの無い自然な旨み、素材の旨みを活かすよう、直火を使わず濃縮。EM技術を応用して蒸気釜で煮詰めて天日干しして仕上げました。」

とある。

 人類は遥か昔、海より生まれたのが定説になっている。この海には80種類を超える微少ミネラルが含まれていて、このミネラル分が私たちの健康に深くかかわっている。弱った魚を塩分濃度を調整した池に入れて回復させているのも、実はこのミネラルが密接に関係している。
 人も塩無くしては生きられない。体内機能維持、疲労回復に重要な要素。
 塩はNacl(塩化ナトリウム)と言うが、電気分解で作った塩には、肝心要のミネラル分は極めて少ない。製造段階でミネラル分は「にがり分」として抽出したり、元の海水に戻している。長年、高純度(99%)塩化ナトリウムを使ってきた為に、多くの疾患に直面している現在、塩の専売公社は無くなり、健康的なミネラル豊富な塩を入手する事が出来るようになった。
 これはこれで朗報なのだが、化学物質を垂れ流している為に、近海は汚染が進んでいて、表層付近の塩には汚染物質が含まれていると容易に想像がつく。
 やはり、塩は選ばなくてはならない。今回の「てぃだの生塩」は100gで1000円と市販の30倍程高額だが、使い方にもよるが、100gで約6か月は持つので、150円/月の「贅沢品?」。でも、これで少しでも健康に近づけるのであればとっても安い買い物。
 塩として見るのではなく、欠乏するミネラル補給の為の生きたサプリメントとして捉えたらどうだろうか。知人にコーヒーに砂糖は使わず、この「てぃだの生塩」を入れて飲む人がいる。健康志向がここまで来るとアッパレである。


EMを上手に使う為には(第383回)

2015年12月20日 | EM

 このところ海水(塩分濃度3.5%)によるEM活性液が話題になる事が多い。海水を使えば腐敗を免れるとの話や、海水中のミネラルが植物の成長に頗る良い影響を与えるとか、散布過多による植物への悪影響が心配、等が聞こえて来ます。

 実態はどうだろうか・・・・。

 「健康線活宣言Vol.26」では、海水EM活性液の使用にあたっての注意事項として、散布する土壌のマイクロバイオーム(細菌叢)がしっかり育っている事を挙げている。
 要はEMを施用している土壌への散布を心掛ける事となるが、希釈倍率も土壌の状態によって変わり、概ね100倍希釈がベストだし安心と言うものです。

 間違っても希釈せずに散布はご法度。春先の葉面散布は1000倍希釈を厳守し、その後500倍程度までとした方が良さそうな感じ。

 今年使用した人からの感想は、大半が成長が速く、収穫量の多さにびっくりしたと言うもの。ここまで聴くと、来年は試みて見たくなりますね。
 この海水EM活性液の作り方は、当ブログの第380号で詳しく紹介したので今回は割愛。

 昨日(12/19)は第21回EM勉強会が行われました。今年2回目となる抗酸化飲料「りんご郎スペシャル」を作りでした。
師走の忙しい中、20名の方々に各自2Lを仕込んで持ち帰っていただきました。

文字通り、これがEMクラブ「GX湘南」の活動納めになります。
次回は1/16(土)。


第21回EM勉強会開催及び内容変更のお知らせ(第382回)

2015年12月13日 | EM

 第21回EM勉強会は予定通りに12/19(土)に開催されますが、内容を当初の予定に加えて、リクエストの多かった「りんご郎スペシャル」を再度作成する事としました。
 リンゴ味の安価な抗酸化飲料を自分で作れるとあって、愛飲希望者が多くなっているのかも知れない。会員は無料で参加できますが、一般者は今回に限り、資料代として500円となります。
 作成した2Lの「りんご郎スペシャル」は持ち帰って、約10日間の発酵とガス抜きを行い、上質な発酵飲料に仕上げて下さい。

日時:12月19日(土)午後1時~3時
場所:寒川シルバー人材センター談話室
備考:2L広角瓶を1本お持ち下さい。写真の広角瓶は取っ手付で便利なものです(1300円)。参考まで。


EM栽培の基本は「EM密度を高めること」(第381回)

2015年12月06日 | EM

 「健康生活宣言(Vol.26)」の中で、EM開発者の比嘉照夫琉球大学名誉教授(農学博士)は、EM家庭菜園栽培のポイントは、EM密度を高める事にあると言っています。
 EMとは有用微生物の事ですから、土壌中に有用微生物を増やす事が、全ての基本なんです。この有用微生物はエサが無いと充分な活動ができません。
 当然の事ながら、有用微生物のエサとはならない化学物質でできた肥料をすき込んだ土壌内では、有用微生物の働きは限定的になると共に、土壌は痩せ衰えてしまい、美味しくて健康的な収穫物の期待は出来なくなるのです。
 さて、この有用微生物のエサとしては、何と言っても自然由来の米糠を主原料にしたEM発酵肥料(EMボカシ)がお勧めです。製造方法は幾度となく本ブログで取り上げています。本ブログ内の「ブックマーク」にも製法が載っていますので参考にして下さい。
 比嘉照夫教授は「肥料は植物に与えるもの」と言う発想ではなく、「肥料は微生物のエサ」と考える発想の転換こそが大切と述べています。
 来春の家庭菜園稼働に向けた準備をしましょう!