EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

事例発表会は盛況(Blog453)

2017年05月28日 | EM

 第35回EM勉強会は33名の参加で盛り上がりました。
今回は会員の皆さんからのEMとの関わり方についての事例報告会でもありました。

 会員Aさんは、EMを使い始めて3年目。土壌の良し悪しで植物は育ったり、枯れたりするのだが、EMを使う事で随分と野菜作りが上手になったように思えるそうです。

今回は玉ねぎ栽培の紹介。
1)土壌造り
 栽培成功の為、植え付け時期と苗の大きさが重要。根張りの良い苗、また、肥料過多は良くない。pH値は弱酸性の5.5~6.5がベスト(好ましい)。
 植え付け2週間前までにpHを図り、EM活性液(100~200倍)を散布した後、EMボカシ肥料を入れ、よく耕し畝幅70cm高さ10cmの畝を立てれるよう、表面のゴミを取り除き、平板で凸凹の無いように平らにならす。
2)苗床、畝造り
 1週間後に新たにEM活性液を散布し、畝が乾いたら黒マルチフィルム((4~5穴)を張る。張る際には丁寧にたるみやシワをなるべく無いようにしっかりと張るよう心掛ける。マルチ押さえ等を使い工夫する。
 尚、苗は11月中旬頃に園芸店で購入する。苗の大きさは根元が7~8ミリ程度(鉛筆の太さ)程度の物を選ぶ。根張りよく根の長さが25~30ミリ弱がベスト。それ以上の物はハサミで切る。切る事により植え易くなる。
3)日照時間
 日当たりの良い所、また、畝の方角は南北にする。風の抵抗を和らげる為、なるべく風が当たらない様にする。
4)植付
 マルチフィルム植穴に鉛筆等で2~3センチの穴を掘り植え付ける。この際、成長点を埋めない事。植えた後は株元を軽く手で押える。寒い時期なので、より丁寧に植え付ける。
5)品種
 早生ソニック。中免生、O・K、泉州。赤玉ねぎは湘南レッド。
6)病害虫防除対策
 ネギリ虫(ガードベストA)、ストチュウ 400~500倍にして霧状に散布する。
7)収穫
 早生は5月中旬。晩生は6月上旬。
 畑の6~7割が倒れてきたら収穫適期。収穫後に2~3日風に当てて乾かした後に収納する。
 昨年の夏野菜で肥料過多に近い数値の時は、pHを図り良好の時は追肥を控える様に心掛ける。
8)まとめ
 血液がサラサラになるので、動脈硬化症や高血圧症の予防、疲労回復、健胃などに良い。
 保存もでき便利な野菜。早生6か月、晩生8か月と長期。又、料理する上で和洋中どんな料理にもできる
 大変貴重な野菜。
  保存時は
 ①葉を切り落とす
  腐った葉が触れると玉が傷むので、結束部分の上4~5cmを残して葉を落とす。
 ②軒下に吊るす
  日が当たらず風通しの良い軒下等に吊るす
 ③日々精進の読書
  総合図書館には月2~3回通い野菜や畑の本を見て、めぼしい記事があったらメモしている。

9)最後
 年間2リットルペットボトルを6本/月のペースで年間では60~70本使用。


健全な苗を選ぶ事が先だ(Blog452)

2017年05月21日 | EM

 便利なもので、ほとんどの野菜苗は、ホームセンターで入手が可能になっています。苗は見た目では同じに見えても、定植後の成長速度に差が出て来ます。味や果実の大きさにも影響するのは言うまでもありません。
 農薬に依存した作物の種を使ったもの、全くの無農薬EM栽培作物からの種では当然違うのです。
 そんなバカなと思うかも知れませんが事実です。農薬苗は弱々しく、葉の色も淡い緑色をしていますので、それとなく分かります。
 定植後も定期的な害虫対策をする必要があり、正に農薬まみれの成果物が生まれます。元来含まれていたミネラル量は激減。形だけです。
 野菜作りは種作り、と言います。良い種は自然農法に徹した作法で栽培した作物より自家採取すれば良い。
 直ぐに欲しい場合は、公益財団法人 自然農法国際研究開発センターに問い合わせる事を勧める。
 少々高いが、栽培後に自家採取して行けば簡単に元は取れる。なにより健康的な野菜を食することが出来るのです。


EMとウリハムシ(Blog451)

2017年05月14日 | EM

 スイカ、カボチャ、キュウリ、トウガン等のウリ科植物の害虫が、このウリハムシです。
葉脈を残して葉を円弧状に食害し、葉を穴だらけにします。ひどい場合は、葉が網目状になる程です。

 このウリハムシは見つけたら捕殺しなくてはなりません。EM活性液を撒いても害虫駆除の効果は無いものの、葉面散布による効果は認められますので、これはこれで進めて下さい。
 肝心のウリハムシですが、捕殺の他にはオルトラン500倍液散布も効果的です。
 ただ、農薬は使いたくない方は、写真のような通気性のあるネットで覆った方が良いでしょう。
 また、反射光を嫌うので、シルバーマルチを敷いたり、銀色の光反射テープを周囲に張ったりすると効果的との記事を目にします。自分流に色々試してみましょう!
 


EM活性液作成環境が整いました(Blog450)

2017年05月07日 | EM

 EM活性液は微生物を活性化する事で出来ます。不活性状態のEM1型に微生物の餌となる糖蜜を加え、加温する事で活性化します。最近の気温は活性化するに最適な状態です。
 2リットルのペットボトルで作るのが簡単です。その際のEM1型と糖蜜の調合割合は、共に約40ccです。これらを2リットルのペットボトルに入れ、栓のトップから5cmのところまで水道水を加え、攪拌した後に栓をきつく締めて暖かな陽の当たる場所に置きます。
 1~2日で2リットルのペットボトルは膨らんで来ます。これは活性化する際に発生する炭酸ガスですが、毎日栓を緩めてこの炭酸ガスを逃がす作業が不可欠。
 これを約1週間続け、「膨らみ」が少なくなって来たら活性化作業はお終い。
 出来上がったEM活性液は、土壌改良(水の50倍希釈液)や葉面散布(水の500倍希釈液)に使いますが、6月からは葉面散布も水の50倍希釈液を使えるようになりますので、写真のようなスプレイヤーを利用する事で作業は楽に確実に行う事が出来るようになります。
 スプレイヤーと水道栓との接続機器は百均ショップで手に入ります。
 手順はまず水撒き、その後にスプレイヤーでEM活性液散布、です。
但し、スプレイヤーを使うには水道栓がなくてはなりませんので、水道栓の無い畑では、バケツなどの容器を使って希釈して使うよう工夫して下さい。