第35回EM勉強会は33名の参加で盛り上がりました。
今回は会員の皆さんからのEMとの関わり方についての事例報告会でもありました。
会員Aさんは、EMを使い始めて3年目。土壌の良し悪しで植物は育ったり、枯れたりするのだが、EMを使う事で随分と野菜作りが上手になったように思えるそうです。
今回は玉ねぎ栽培の紹介。
1)土壌造り
栽培成功の為、植え付け時期と苗の大きさが重要。根張りの良い苗、また、肥料過多は良くない。pH値は弱酸性の5.5~6.5がベスト(好ましい)。
植え付け2週間前までにpHを図り、EM活性液(100~200倍)を散布した後、EMボカシ肥料を入れ、よく耕し畝幅70cm高さ10cmの畝を立てれるよう、表面のゴミを取り除き、平板で凸凹の無いように平らにならす。
2)苗床、畝造り
1週間後に新たにEM活性液を散布し、畝が乾いたら黒マルチフィルム((4~5穴)を張る。張る際には丁寧にたるみやシワをなるべく無いようにしっかりと張るよう心掛ける。マルチ押さえ等を使い工夫する。
尚、苗は11月中旬頃に園芸店で購入する。苗の大きさは根元が7~8ミリ程度(鉛筆の太さ)程度の物を選ぶ。根張りよく根の長さが25~30ミリ弱がベスト。それ以上の物はハサミで切る。切る事により植え易くなる。
3)日照時間
日当たりの良い所、また、畝の方角は南北にする。風の抵抗を和らげる為、なるべく風が当たらない様にする。
4)植付
マルチフィルム植穴に鉛筆等で2~3センチの穴を掘り植え付ける。この際、成長点を埋めない事。植えた後は株元を軽く手で押える。寒い時期なので、より丁寧に植え付ける。
5)品種
早生ソニック。中免生、O・K、泉州。赤玉ねぎは湘南レッド。
6)病害虫防除対策
ネギリ虫(ガードベストA)、ストチュウ 400~500倍にして霧状に散布する。
7)収穫
早生は5月中旬。晩生は6月上旬。
畑の6~7割が倒れてきたら収穫適期。収穫後に2~3日風に当てて乾かした後に収納する。
昨年の夏野菜で肥料過多に近い数値の時は、pHを図り良好の時は追肥を控える様に心掛ける。
8)まとめ
血液がサラサラになるので、動脈硬化症や高血圧症の予防、疲労回復、健胃などに良い。
保存もでき便利な野菜。早生6か月、晩生8か月と長期。又、料理する上で和洋中どんな料理にもできる
大変貴重な野菜。
保存時は
①葉を切り落とす
腐った葉が触れると玉が傷むので、結束部分の上4~5cmを残して葉を落とす。
②軒下に吊るす
日が当たらず風通しの良い軒下等に吊るす
③日々精進の読書
総合図書館には月2~3回通い野菜や畑の本を見て、めぼしい記事があったらメモしている。
9)最後
年間2リットルペットボトルを6本/月のペースで年間では60~70本使用。