寒川町の「寒川」とは、「清い水」を意味するそうです。今より1000年以上前の平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)の「延喜式」にも出て来る寒川神社のご神体は「水」。
ここ寒川には多くの湧水の歴史があり、様々な善玉微生物が生息していた筈です。微生物の母である「酵母菌」も同様に、寒川の地に生き続けていたのです。
今回は、この酵母菌を「寒川ナチュラル酵母」と命名し、創作パン工房である倉見の「ラ・ルミエール」さんが手掛けたパンのご紹介です。
写真にあるような半球状のパンで「ブールパン」と言います。1個200円ですが、触感、風味がこれまでにないもので格別です。
オーナーに伺ったところ、この酵母菌に寒川の自然農法小麦粉を掛け合わせた独特のものだそうです。
すっかりファンになりましたが、小麦粉の供給量の関係で、毎週土曜日に20個限定販売となっています。朝7時に開店。テラスで涼を取りながらの朝食は如何ですか。ドリップ式のコーヒー(100円)もあります。お勧めです。
このラ・ルミエールさんの周囲には、EMを使った自然農法を手掛ける仲間が大勢います。善玉微生物による新鮮野菜や、今回のブールパンで健康的で文化的な生活ができると好評です。