EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

第6回EM勉強会は盛況の内に終了(第307回)

2014年06月29日 | EM

 6月21日に行われたEMボカシ作成及び使い方勉強会は、多くの方々の参加で盛り上がりました。新規に参加する方もおり、会員登録もしていただきました。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
 EMボカシの作成前に簡単な座学で、前回作成したEM活性液の使い方の復習、EMリンゴジュースの試飲(希望者)、有機栽培で硝酸塩の脅威から解放される家庭菜園方法、コンパニオンプランツの紹介、EMボカシの使い方を勉強し、本題のEMボカシ作成に進みました。
 この日用意した主資材(米糠:50kg、モミ殻:15kg)は、近隣の農家さんや有志からいただいたもので、大変に助かりました。
 一連の勉強会でEM活性液、EMボカシが出来上がりましたので、プランターを使った簡単な野菜の有機栽培が出来るようになり、生ごみを有効に使いながら、安心安全の野菜作りに挑戦していただけます。
 参加者からは美味しい野菜作りをする自信がついたとの感想も聞かれた事は、主催者冥利に尽きる。
最後に7月21日(海の日)に合わせて、EM活性液を河川等に投入するイベントについて紹介すると共に協力をお願いした。第7回勉強会(7月19日午後1時)では再びEM活性液を大量に作り、イベントに参加する。


自然農法と硝酸塩(第306回)

2014年06月22日 | EM

 土の中には多くの有機体窒素がありますが、植物の成長に関係する硝酸やアンモニア等の無機態窒素は非常に少ない為に、営農家は戦後になってイオン化し易い化学肥料の施用を重視するようになりました。植物の体内に入った硝酸は、硝酸還元酵素によりアンモニアに変換され、更にアミノ酸、タンパク質に変化します。ここで問題は、太陽光の日射量が少ないと、全ての硝酸やアンモニアがアミノ酸やタンパク質に変換されずに残ってしまい、病害中被害は元より、硝酸塩の恐怖が現実となって来る事です。メトメモグロビン血症やガンになるリスクが高く、EUの食品科学委員会は1日の許容摂取量を3.65mg/kg(体重50kgの人で182mg)と決めている程です。
 自然農法であっても太陽の日射量が制限される圃場では、当然の事ながら硝酸塩は多くなる傾向にあります。EUの許容摂取量を超えてしまうような野菜もあると認識する必要があります。
 栽培に際しては、化学肥料が全てダメと言うのではなく、使い方と日射量を確保する事が先決だと言う事と、硝酸塩の多い野菜は茹でる等の料理方法の工夫が肝心です。
 日射量の少なくなる冬の温室栽培は、大きなハンデを持っています。やはり、旬の野菜を取る事が重要だし、何より安価で美味しいのが良いですね。
 


自然農法(第305回)

2014年06月15日 | EM

 ウィキペディアによれば自然農法とは、不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする農法。ただし、自然農法の実践者であっても手法はさまざまであり、耕起や除草をする場合もある。なお、法律(JAS法等)では「自然農法」、「自然栽培」は定義されていない、とあります。
 しかし、世界救世教の教祖である岡田茂吉氏(故人)が提唱した自然農法が定着しており、現在では自然農法国際研究開発センター(松本市)が農林水産省から財団法人として認可を受け活動している。
 岡田茂吉氏は1935年に「無肥料栽培」の思想を説き、1936年から東京都世田谷区上野毛の邸宅にて実験的に作物を作り始め、1942年からは水稲にも取り組む。1950年(昭和25年)から「自然農法」へと改称し、1953年には「自然農法普及会」を発足させた。耕起、施肥(落葉や草を自家で発酵させた「自然堆肥」のみ)、人力による除草は肯定するが、病害虫防除は否定する。
 窒素分圧(80%)の現状、窒素過多による病害虫発生や不作を是正する目的から、C/N比(炭素・窒素比)を20~40とするよう炭素分の多い有機物施用が大切。鶏糞や牛糞はC/N比が10以下で、多用すれば問題発生する。EMボカシやEM活性液による自然有機物の完全発酵物施用がベスト。
 また、コンパニオンプランツの採用にも積極的で、姿形の同じ作物でも味が全く違うのもになると実感している。写真はトウモロコシとエダマメの共生状態。


発酵合成型土壌の実現(第304回)

2014年06月08日 | EM

 「健康生活宣言Vol22」では前号に続き、EMによる土壌改良効果についての分かり易い解説が掲載されているのでご紹介する。「発酵合成型土壌が植物の健全な成長を促し、収量や品質向上を図る事が出来る」、とある。太陽光の利用効率を上げ、地上部の光合成活動を活発にすると共に、地下部の微生物によって成長を促進する元素の可溶化(イオン化)がスムースに連続的に行われるような環境を作れば成長は最大化される。
 EMは植物の成長に不可欠な良性微生物(善玉菌)の総称で、悪性微生物優勢状態の土壌を良性微生物優勢状態に変える事が不可欠。程度の差があるので、「EMは効くまで使え(EM開発者・比嘉教授)」と言うように効果が確認できるまで根気良く徹底して使う。
 化学肥料多用で地力の衰えた土壌は単粒化していて、保水力や保肥力が著しく劣化しているので、堆肥やEMで団粒化を図る事が重要。
 幸いにもEM価格は随分と安価に設定されていると気付く。
 EM1型は1Lで2000円(税抜き)。これを10000倍まで培養して使う事が出来る為、惜しげ無く施用したら良い。自ずと結果は付いて来ると言うものです。


健康体を造る(第303回)

2014年06月01日 | EM

 何度もお話をしていますように、私達の身体は周囲の劣悪な環境と戦って病気(酸化)にならないように悪戦苦闘しています。酸素分圧約20%の中での生存では、活性酸素との戦いは避けられず、体内では常に免疫システムが酸素から活性酸素に変わった悪質物質を安全な物質に戻しています。
 この免疫システムは誰にでもあるものですが、強いストレス(肉体的、精神的)に晒されると弱まってしまいます。このような状態が続くと身体の防衛線が突破される危険性が強まります。突破されれば次は様々な症状が顕在化して来て、身体はパニック状態に陥る。身体を安静に保つのは、免疫システムの補強行為ですから、病気になったら無理はしない事(安静を保つ事)が肝要。
 普段から強い免疫システムを作る方法があります。毎日の運動とバランスの取れた食事がそれです。ミネラル分の多い旬の新鮮野菜を多く食べるのもお勧めですし、何よりも命塩(天然塩)は貴重なミネラル補給源。
 EMの効果物質を抽出して飲料水として販売中のEMX-Goldや自家製EM発酵ジュースを毎日飲む事も良いでしょう。ベジブロススープで簡単補給する方法もあります。重ねて言いますが、暴飲暴食や無理は禁物ですよ。