EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

4市1町にまたがる目久尻川(1級河川)の河川浄化

2012年11月25日 | EM

 以前にも取上げた目久尻川は、神奈川県の座間市、海老名市、綾瀬市、藤沢市、寒川町の4市1町を通り、相模川に合流した後に、約5km下流で相模湾に注ぐ全長19.2kmの1級河川です。
 周辺の下水道整備や農薬使用量減少や、流域の自然ボランティア団体が河川浄化や美化に取組んだ結果、鮎の遡上やカワセミ、タゲリ、フクロウ等の野鳥、タヌキ、等も見る事が出来る生物多様性を実現するまでに至りました。
 水質はCODで3.0~3.5を示していますから、立派な”清水”に生き返ったと言っても過言ではないでしょう。例年、この時期には多くのバードウォッチング愛好家が巨大な望遠レンズを携えて訪れます。タゲリ等の渡鳥は良質な水系に渡来しますし、自然が回復した河川周辺の森にはフクロウが住みつき、愛好家の絶好のターゲットになっています。

 12月1日には寒川神社を起点に、約20kmの道のりを目久尻川に沿って上流の座間まで歩く、「ふれあいウォーク」が開催されます。毎年多くの人々が参加し、自分流のウォーキングを楽しんでいます。道中、カルガモ、マガモ、セキレイ、カワウ、シロサギ、アオサギ、タゲリ、カワセミ、等の鑑賞も可能とあって、幅広い年齢層からの参加があります。

 写真は寒川町と藤沢市の堺にある大昭橋の上から撮影したもので、カワモと共に川底の砂も視認できる程になっています。長らく周辺の小学校とのコラボでEM団子投入も効を奏したのでしょうし、今年から新たに始まったEMプール清掃も清掃作業の軽減化と共に、河川浄化にも一役買う事となると期待しています。

 私達、EMクラブ「GX湘南」は、相模湾浄化を最終目的に、まずは、河川浄化に繋がる様々な活動をしていますが、目久尻川の成功体験を基に、他河川への横々展開を続けて行く事となります。湘南地区のお住まいの皆さんの参加をお待ちしています。
 


「新・地球を救う大変革(EMが未来を復興する)」比嘉照夫著(サンマーク出版、1,900円)に感銘

2012年11月18日 | EM

「地球を救う大変革」は1993年に初作があり、今回は4作目に当ると思われる。
  初 作:地球を救う大変革―食糧・環境・医療の問題がこれで解決する
  次 作:地球を救う大変革ー次つぎ実証されるEM効果
  3 作:地球を救う大変革ー世界に広がるEM技術
  最新作:新・地球を救う大変革ーEMが未来を復興する
 最新作の冒頭、東日本大震災や東電福島第一原発事故による未曾有の放射能災害に対して、EMユーザーやボランティアの機動的な働きが効を奏し、EMによる消臭、水質改善、土壌改善、環境改善、放射能除染に著しい効果があったと述べている。
 自然界には「崩壊」と「蘇生」行為があり、”良い(有用)”微生物と”悪い”微生物が大きく関わっているそうです。
”悪い”微生物は有機物を腐敗分解し、多くの毒素(強烈な酸化物)を作り出す反面、”良い(有用)”微生物は味噌や酒のような有機物を発酵分解させるプロセスと同様な力を持っていて、農業、環境、災害対策などのあらゆる分野で活用できる(実際に大きな成果を上げているのだが・・・)、とも言う。
 EMは読んで字の如く”有用微生物群の事で、その有用性を利用し、これまで人類の発展と共に破壊されて来た自然を取戻す大きな武器になると思われる。
 日本で生まれ(発見され)たEMは、皮肉にも日本以外の地で飛躍的な発展を見せたにも拘わらず、日本では科学万能世代(業界)からの懐疑的な姿勢があって、国家的なプロジェクトでの採用例は極めて少ない。
 しかし、今回の福島第一原発事故による放射能汚染問題は、科学万能世代の英知をもってしても決定的な解決の方向性を示せないでいる中、昨年、福島県が公募した3つの農業資材の「土壌中の放射性セシウム作物への移行を抑える効果」測定結果では、「EMオーガアグリシステム標準堆肥」が驚愕の低移行率を示した事事は、関係者や被災地の農家さんを勇気付けるものでしたし、EMに対する見方が変化する兆しが見えて来ました。
 皆さん、EMの蘇生型に注目して、家庭菜園、日常生活に利用してみませんか。そして河川浄化や海の浄化で豊かな生活を取り戻しす活動に参加しませんか。

 自然は我々人類に健康と幸福をもたらします。健康生活とは自然と共生する事。


EMによる生ごみの堆肥化(新聞記事紹介)

2012年11月11日 | EM

 各地で生ごみ減量作戦が行政主導の元、盛んに行われています。ここ湘南地区も同様ですが、成功事例が少なく長続きしない傾向に頭を悩ませている現実もあります。
 「生ごみの堆肥化」方法には、生ごみバケツ方式とコンポスト方式があるものの、土地の狭い一般家庭でも出来る生ごみバケツ方式がお勧めです。発酵資材として”EM”による嫌気細菌を利用したEMボカシが安全安心で最も効果的なもので、取扱いも極めて衛生的で簡単と言えます。
 このブログでも何度となく取上げた「生ごみ堆肥化」ですが、下記のように青木のり子さん(U-ネット山梨県世話人)の「生ごみ堆肥化」の取り組みが、山梨日日新聞9 月8 日(土)付朝刊で大きく取り上げられましたので、ご紹介致します。


寒川町の小谷小学校でEMプール清掃の再開

2012年11月05日 | EM

 遅ればせながらEMクラブ「GX湘南」では神奈川県高座郡寒川町の小谷小学校でEMプール清掃を再開する運びとなった。数年前には寒川小学校で行っていた模様だが、担任の先生の移動を機に中止となった経緯がある、と聞く。先生の移動は決まった事ではないが、数年毎に必ず行われるイベントだし、要はサポートする環境団体の姿勢如何なのだろう。環境学習と言う側面もあり、EMを使った河川浄化や生態系の多様化等の重要性を教え、併せてプール清掃にEMを使用する意義は大きい。
 この小谷小学校でのプール清掃は教職員だけで行うと聞くが、次年度は生徒も加わったイベントになるよう働きかけたい。プール排水は汚水や下水とは違い、一般排水扱いでそのまま側溝に流れ、近隣の河川に流入し、最終的には相模川等の巨大河川に合流し、相模湾に行き着く。
 20年以上前になるが、平塚の海岸ではハマグリやアサリが面白い様に取れたし、浜辺からの投げ釣りでもキスやイシモチが釣れたが、今では全くダメになってしまった。環境破壊なのだろう。波はいつもように見えるが、海底や海中の生態系は大きく毀損してのだろうと容易に想像がつく。
 EMクラブ「GX湘南」では相模湾浄化を視野に、まずは、EMプール清掃でEM水(EM活性液の希釈液)を河川に流し、少しづつであっても実施校を増やす活動を続けて行きたいと考えています。一緒に活動できる方々の参加募集をしています。左側の「メッセージ」はEMクラブ「GX湘南」・事務局に繋がります。何なりとご相談下さい。
 写真はEM活性液(150L)、自らEM投入する小谷小学校・渡邊教頭先生、投入直後の水中。