EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

第二回環境フォーラム(第276回)

2013年11月24日 | EM

 11月9日(土)は福島県福島市で「第二回環境フォーラム」が開かれました。放射能汚染対策を講じた福島県の住民の成果発表会でもありました。EMを使った除染・環境回復活動はチェルノブイリでも成果を上げています。今回、発表をされた方々の自信に満ちたお話は、まだまだ道半ばと自戒しつつ「闘志」を感じるには十分過ぎるものでした。
 空間線量を下げたり、野菜への移行を減らす試みは確かな実績を上げていますが、果てしない放射能との「戦い」は今後も続きます。地球環境・共生ネットワーク(U-net)、EM研究機構、EM生活や全国からの支援に期待したい。 


病気に負けない為には、ミネラルは不可欠な酵素(第275回)

2013年11月17日 | EM

 世の中には「超ミネラル水」を飲んで難病から生還した人がいて、話題になる事がある。見た目には普通の水に見えるが、先に紹介した「深層海塩」同様に多くの微量金属元素が溶け込んでいるのだろう。
 さて、ミネラル豊富と言う言葉から何を想像しますでしょうか。某メーカーのコマーシャルにも出て来る巨大なダイコン等の野菜をイメージする人がいますが、確かにミネラル豊富土壌で育った野菜は大きくなります。
 しかし、ミネラルが大きく育てるのではなく、病害虫防除作用による土壌内環境の最適化がそうさせているのです。
 ミネラル豊富な水に汚染物質(腐敗菌)はとても少なく汚染がありませんし、文字通り”清流”となります。人間の身体もミネラルで体内バランスの最適化を図る事によって病気に負けないようになります。
 病気とか汚染とかは言い換えれば「酸化」状態と言えます。鉄も「酸化」されて赤褐色の錆びとなり腐食します。「酸化」は物質が変化する”異常”状態を表しますので、人間で言えば健康であった状態から”病気”と言う”異常”状態と同義語と言えるのです。
 「酸化」されないようにするのは、ミネラルを豊富に含んだ水や蘇生海塩を水に溶いて飲む方法の他、「抗酸化」飲料が効果的です。
 EMX-GOLDはEM蘇生海塩同様に強い「抗酸化」作用がありますが、病気(酸化)になってから服用するのではなく、普段から少量づつ服用し病気(酸化)にならない様に心掛け、基礎体力の底上げを図る事こそ重要だと思います。


「塩」について考える(第274回)

2013年11月10日 | EM

 塩と名が付くものは海水から作られます。当然ですよね。そして、塩が無ければ私達は生きて行けないのも事実。何故か?地球最初の生命は、太古の海中に含まれる様々な元素が組み合わさり、しだいに複雑な有機物となり、やがて最初の高等生命の誕生につながった事と関係しています。現在、水素から始まる元素は全部で118種類ですが、海水には様々な微量ミネラル(微量金属元素)として80種類以上が含まれていて、生命の起源に相応しい環境が揃っていると言って過言ではありません。
 人間の体内にも多くの元素がありますが、水素(60%)、酸素(26%)、炭素(11%)、窒素(2%)で99%を占め、残り1%に多くの微量金属元素(ミネラル)が存在します。この微量金属元素量の異常が、様々な身体の異変に繋がっているのです。
 血液の塩分濃度は0.875%で、各種の臓器が調整していますものの、ミネラル豊富な塩分摂取は日常不可欠です。
 海水から天日干して作られた自然塩は、水面近くの海水から作られた塩と200m以上の深層海水で作られた塩では、見たところでは同じように見えても天と地ほどの差があります。前者には多くの化学物質が含まれている場合が多く、身体に良い訳がありません。
 その点、汚染の無い「深層海塩」は安心して摂取できます。この点は注意・注目です。ミネラル豊富な深層海塩の自然塩ならば1g/日を食品以外から採るのが良いとされています。
 写真は「深層海塩」の一つでEM処理を加えた”蘇生海塩”です。100gで1000円ですが、毎日1g摂取しても3か月持ちますので、1日当たり約10円で健康管理ができる優れものです。


「微生物の農業利用と環境保全」(比嘉照夫著)は農業バイブル

2013年11月03日 | EM

 EM(有用微生物群)は1981年に発見されたのですが、それから10年経過した1991年に出版された本が「微生物の農業利用と環境保全」です。EMは農業利用目的で開発改良されて来た経緯がありますから、EMの農業利用に関する記述は実に分かり易い。
 しかし、本の中では一言もEMと言う言葉は出て来ないが、意図的に何らかの理由で控えたのだろうか。比嘉教授は微生物の機能から見た「土壌の分類」として、
 1)腐敗型
 2)浄菌型
 3)発酵型
 4)合成型
を上げ、3)と4)の組み合わさった土壌が最適と結ぶ。意味するところ、乳酸菌や酵母菌などの発酵微生物が優占していて、腐敗菌であるフザリウムが極めて少ない土壌で、しかも、光合成細菌や藻菌類、窒素固定菌などの合成型微生物が優占する土壌が最高、となる。
 このような土壌は少量の有機物施用でも土壌は肥沃化し、浄菌型とも連動する場合も多く、正に理想的な土壌となるそうです。そうは言っても、夢のような理想的な土壌は一朝一夕には出来ないが、継続的なEM活性液散布があれば数年で可能。
 我々のグループ報告でも化学肥料や窒素分の多い肥料の施用は、間違いなく「根焼け」を発生させ、植物を衰弱させ、腐敗型土壌にしてしまっている家庭菜園家は実に多いようです。こんな状態の土壌では病害虫の発生も多く、土壌の臭いからして腐敗型と分かる。来年の春野菜用にEMボカシ肥料を仕込んだ方も多いと思いますが、鶏糞などのC/N比の低い肥料との共用は避けるようにし、EM活性液10倍液を多めに土壌散布する事を勧めます。