EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

中村ファームのフトネギ栽培(現実は厳しそうですが・・・)

2012年12月23日 | EM

 昨年、このフトネギ栽培で思わぬ”難敵”に会い、ほぼ全滅の様相でしたが、今年は土造りの段階からEM活性液の大量散布をして対策を講じて来ていましたが・・・・。

 ”難敵”とは「菌核菌」の事。

 「菌核菌」は周囲の気温低下と共に活性化して、順調に成長していたネギを腐らせる病気で実に厄介なもの。現状では病気発現は無いものの、これからが本番で気が抜けないと言う。
 EM菌は土壌中で異常繁殖する細菌を抑制したり無害化する働きがあるので、効いて来るまで散布し続けるのがコツ。中村氏は当会のメンバーでもあり、EMの知識は十分ながらも、”難敵”に悪戦苦闘している。克服して欲しいものです。

 ところで、土壌中の細菌の異常繁殖する理由は、化学肥料を使い続けることに因るのは明白。化学肥料は土壌劣化をもたらし、害虫を引寄せる為に農薬散布を繰り返す。
 そして、さらに土壌劣化を繰り返す”悪循環”に陥ります。しかし、即効性肥料として重宝がられているのも事実。要は使い方次第で劇薬にもなるので注意しなくてはなりません。

 兼業農家や家庭菜園が盛んな今、地道に土造りをしている人が少なくなっています。鶏糞と魚粉、油かすだけで充分な栄養素が揃うし、EM活性液でEMボカシを造って細菌調整をすれば完璧な土壌が出来るにも関わらず、相も変わらず化成肥料の大量投与が収穫量に繋がると信じる人は多い。
 大抵の場合、肥料焼けを起こして、収穫どころか成長することができない耕地と化してしまう。
 
 これからダイコンやブロッコリー、ハクサイ、等の収穫に合わせて、多くの収穫残渣が発生するので、細かく切ってEMボカシと共に土壌中にすき込んでしまう事が思わぬ効果を生む。
 つまるところ土壌に入れる有機物の量如何で収穫量や品質を左右するのです。
 
春野菜用土壌造りはこれからだ。


超かんたん無農薬有機農業(南の風社、1,890円)のご紹介

2012年12月16日 | EM

 高知県のプロ農家さんであり、「土佐自然塾」塾長。「超自然農法」と言う有機農法を考案し、若い塾生達と共に生活し、共に学び、共に喜びを共有しているそうです。

 名前を山下一穂さんと言います。EMに精通し、随所にEMとの共生を図りながら、健康的で美味しい野菜を栽培・出荷しています。
 EMの話題を取材していて、偶然にも仲間から紹介され、「超かんたん無農薬有機農業」と言う書籍を購入。初版は2004年とありますが、内容は実に濃いものがあり、家庭菜園はもとよりプロ農家さんにもお勧めの手法が満載です。巻末にCD-ROMがあり、リアルな映像が分かり易く纏められているのも良いです。

 EM開発者の比嘉照夫教授も草は緑肥にもなり、重宝な有機物で利用しない手は無いと言っていましたが、この山下さんも同様に草(雑草)を大事にしているそうです。


第17回全国EM技術交流会 北海道大会in札幌

2012年12月09日 | EM

今週は「第17回全国EM技術交流会 北海道大会in札幌 未来へ生きる生命のために 美しく豊かな地球を!を紹介致します。
 EMを生活や事業に取入れて確かな成果を上げている事例を紹介しています。詳しくは下記サイトでじっくりと見て下さい。

EM情報室

比嘉照夫教授の「新・夢に生きる」


セシウム除染に役立つ画期的な研究成果

2012年12月02日 | EM

 2012年10月8日福島二本松市で開催された「うつくしまEMパラダイス~世界の事情から学ぶ災害復興~」では、実に興味深い発表が、ベラルーシ共和国・国立科学アカデミーの2名の科学者よりありました。
 研究成果は「EMが放射性セシウムを含む土壌で、植物に与えるメカニズム」でしたが、福島原発事故に先立つ26年前の1986年4月26日未明に起こった原発事故の復旧復興に今尚活躍している2人の研究は、福島の事例にも活用できる画期的なもの。
 詳しくは「健康生活宣言Vol.16」を熟読することをお勧めしますが、結論は”EM1とEMボカシはセシウムの植物への移行を減らす”と言うものです。
 専門的になりますが、EM1及びEMボカシは植物が吸収し易い水溶性セシウム及び交換態セシウムの量を減らす働きがあり、結果として、根からの吸収を妨げる働きを持つ、と言うこととなります。
 これらは臨床実験ではっきりと分かったこととは言え、どのようなメカニズムでそのようになるのかは、更なる研究が必要と結んでいます。
 人類にとって細菌の世界は未知の領域です。100万種以上の細菌がいると言われていますが、解明出来ているのは全体の1%にも満たない。
 細菌は無限の可能性を持つものなのでしょう。しかし、”悪”の細菌もあるので油断は禁物。EMのように”善”ばかりの細菌は少ないのだろう。
 ”善”細菌の中でも、顕著な抗酸化作用を持つ光合成細菌に注目が集まっています。この細菌が人類の救世主になるのかも知れない。