EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

What's New(2012/9/5):資源環境と、化学物質汚染が大問題。

2012年09月05日 | EM

EMによる水系の浄化のついて、微生物が自然の中で、豊かな生態系を取戻す仕組みを比嘉教授が解説していますが、数回に渡って、そのポイントを掲載致します。(健康生活宣言Vol.15)

(3)資源環境と、化学物質汚染が大問題。

 家庭から流れる一般的な下水や、合併浄化槽の放流水、畜産関係を含めた各種有機廃棄物が人口の増大に伴い、もの凄い勢いで増えている。理由は農業に資源として循環されていないからです。そして、このような環境から発生する有機微生物を抑える方法として、塩素消毒がありますが、塩素環境下では全ての生物が住めないので、結果として生態系破壊が起こってしまいます。

(私のコメント)
 人類は”人糞製造機”とはよく言ったものですが、昔はこの人糞を発酵させて”地”に返していた。立派な肥料でもあった。そのような時代は長らく続いていたが、”文明開化”と共に、約100年で郷土の自然は根こそぎ破壊されて来た、と言っても過言ではない。”利便性”は昔からの”伝統”を犠牲にして増長するが、今の時代はその最たるもの。凶悪犯罪はもとより虐めや自殺等は全て根っこは同じで、”物を大切にする、先祖を敬う、人に迷惑を掛けない”等の日本古来からの”躾”の伝承を怠った結果だろう。


What's New(2012/9/3):水系も土壌と同じ発酵分解の過程がある

2012年09月03日 | EM

EMによる水系の浄化のついて、微生物が自然の中で、豊かな生態系を取戻す仕組みを比嘉教授が解説していますが、数回に渡って、そのポイントを掲載致します。(健康生活宣言Vol.15)

(2)水系も土壌と同じ発酵分解の過程がある。

 水の溶存酸素量は約5%であり、酸素が少ない環境下に”有機物”が入ると、先ず好気性微生物による分解が始まり、直ぐに”酸素欠乏”になって、嫌気性菌による有害な発酵分解が起こります。その結果としてメタンガスや硫化水素が発生したり、アンモニア、メルカプタン等の還元物質が多発し、悪臭を発するようになる。しかも、分解速度は極めて遅く、分解されないまま腐敗物としてヘドロになって堆積します。

(私のコメント)
 都市近郊の河川にはヘドロ化した堆積物が多く存在する。静かに見える水面にも、時々メタンガスが上がってくるのを見掛けることがあります。ヘドロは1m以上にもなる河川もあり、除去作業は困難を極めています。空気を入れたり、ヘドロそのものを浚渫する方法があるが、作業中の異臭・悪臭は周囲からの苦情となり簡単ではない。要は行政は有効な対策を立てれないので、汚染問題を一先ず”水に流す”ようにしているのが実態だ。EMによる効果を検証する事も無く、河川浄化と言う仕事を放棄しているとしか見えない。要は”水に流す”以前に、問題として捉えていないのだろう。これでは何時まで経っても自然は戻らない。


What's New(2012/9/2):EMによる浄化のポイントは時間軸を考えること

2012年09月02日 | EM

 EMによる水系の浄化のついて、微生物が自然の中で、豊かな生態系を取戻す仕組みを比嘉教授が解説していますが、数回に渡って、そのポイントを掲載致します。(健康生活宣言Vol.15)

(1)EMによる浄化のポイントは時間軸を考えること

汚れた河川や池、海を綺麗にする際の必要不可欠な”期間”は、
「汚した期間」=「綺麗にする期間」
と、比嘉教授は断言する。

(私のコメント)
 人は目の前の困った事象には力づくで短時間(短期間)で解決しようと試みますが、この自然界の生態系だけは簡単に回復させることは出来ない。はっきり言えば、人類の繁栄と生態系破壊は正比例していること。そして、人口増加と共に世界各地で異常気象や自然破壊が進む事になる。河川や池、海の浄化作業をするボランティア活動は貴重だし、微力であっても継続することに意義があるのは言うまでもないが、汚染を続ける人間の生活様式を根本から変えなくてはダメだろう。”水に流す”は物事をリセットする際に使われる言葉だが、当事者には潔く聞こえても、努々自然界の悲鳴を忘れてはならない。まずは、自分達でも出来る小さな事から始めては如何か。例えば、米のとぎ汁は下水に流さず、庭に撒いて肥料に使ったり、EM発酵させて”洗剤”として再利用する、等です。