EMによる水系の浄化のついて、微生物が自然の中で、豊かな生態系を取戻す仕組みを比嘉教授が解説していますが、数回に渡って、そのポイントを掲載致します。(健康生活宣言Vol.15)
(2)水系も土壌と同じ発酵分解の過程がある。
水の溶存酸素量は約5%であり、酸素が少ない環境下に”有機物”が入ると、先ず好気性微生物による分解が始まり、直ぐに”酸素欠乏”になって、嫌気性菌による有害な発酵分解が起こります。その結果としてメタンガスや硫化水素が発生したり、アンモニア、メルカプタン等の還元物質が多発し、悪臭を発するようになる。しかも、分解速度は極めて遅く、分解されないまま腐敗物としてヘドロになって堆積します。
(私のコメント)
都市近郊の河川にはヘドロ化した堆積物が多く存在する。静かに見える水面にも、時々メタンガスが上がってくるのを見掛けることがあります。ヘドロは1m以上にもなる河川もあり、除去作業は困難を極めています。空気を入れたり、ヘドロそのものを浚渫する方法があるが、作業中の異臭・悪臭は周囲からの苦情となり簡単ではない。要は行政は有効な対策を立てれないので、汚染問題を一先ず”水に流す”ようにしているのが実態だ。EMによる効果を検証する事も無く、河川浄化と言う仕事を放棄しているとしか見えない。要は”水に流す”以前に、問題として捉えていないのだろう。これでは何時まで経っても自然は戻らない。
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