今年3月のニューヨーク出張時、同行したSさんが飛行機の中で夢中で読んでいたのが「その女アレックス」。
「これ、途中で展開がガラッと変わってすごいんすよっ!!」って興奮しながらお勧めするわけ。
で、東京ついてから、丸善書店でみたら確かに平積みされてて、その人気ぶりが実感できたわけ。
ちょっと(いやそうとう)グロい、フランスミステリーなのですが、何でも日本に最初に紹介されたのが、2作目の「その女アレックス」で、大ヒットしたもんですから、第1作目の「悲しみのイレーヌ」も翻訳されたとのこと。作者はピエール・ルメートル。
小生は、デジタル版で購入して、SONYの電子書Readerで読むことに。
で、ちゃんと時系列順に「悲しみのイレーヌ」→「その女アレックス」という順番で読みました。
さて、小説ですがもうすごいのなんのって、圧倒されっぱなしっす!!
まぁ、これだけヒットしなのですから、ミステリー好きの方はほとんど読んでるでしょうから、くどくどとは書きませんが、確かに途中で展開がガラッと変わります。
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1作目の「悲しみのイレーヌ」はパリで起きた連続猟奇殺人事件をの犯人を追う、ヴェルーヴェン警部らの活躍を描くのですが、3分の2を超えたところで、ホント、話が急転直下ガラッと変わります(くどい)。まず読んだ人のほとんどが騙されるのではないでしょうか。今までの話は何だったんだーっ!て思うわけ。
けど、結末があんまりにもかわいそうで、読後感はちょっと・・・という感じですかね。
しかも、しかも・・・この日本題名が、もろネタバレになってるのはなぜなんですかね。邦題つけるときもうちょっと考える必要が、あったのではないでしょうか。
続く2作目「その女アレックス」は突然何者かに拉致監禁されたパリジャンのアレックスの行方を再びヴェルーヴェン警部らが追うのですが、犯人は途中で死亡。ここからストーリーは二転三転とし、ノンストップで一気に最後まで読ませます。またまた、展開がガラッと変わり(くどい)、読者は驚愕の結末を知ることに。
まず百発百中騙されますね。
しかも、このアレックスは前作と違い、もうホント爽やかなラストで、読後感抜群にいいっ!!
これ、映画化が決定したそうで、今から楽しみです。
確かに「アレックス」は映画向きでしょうが「イレーヌ」は話の構造上映像化には向いていないような気がするんすがねぇ。
自分も「その女アレックス」読みましたよ。
いい作品ですよね。
スピーディな展開と意外な結末に驚きました。
刑事たちのキャラが立っているから、それもまた良かったと思いましたよ!
映画も観ようと思っています。
「悲しみのイレーヌ」も読みましたが邦題のつけ方に問題がありますよね。
もう少し工夫してほしかったです。