角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

贅沢な極上ラブミステリー 「鑑定人と顔のない依頼人」

2014-03-25 21:00:21 | 映画
東京では12月に公開が始まり、今か今かと待ち構えていたこの映画「鑑定人と顔のない依頼人」がやっと八戸でも公開!!
なんだか、上映開始が米国出張と重なり、帰国したら終わってるんでねぇべかとハラハラしたんですがなんとか間に合いました。

公式オフィシャルサイト↓↓↓
http://kanteishi.gaga.ne.jp/



〔STORY〕オフィシャルサイトより
物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。
やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。


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 監督・脚本は、あの傑作「ニュー・シネマ・パラダイス」ジュゼッペ・トルナトーレ(まぁ、その後は泣かず飛ばず)。

 いきなり、冒頭のこの物語の主人公である天才美術鑑定人ヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)の異常な潔癖性がたんたんと紹介されていきます。

 レストランでも、革手袋をぬがないまま食事をし、グラス食器に至るまで他の客と交わらないようネーム入りの食器を使用するほど。手袋をぬぐときは、唯一絵画(女性肖像画)に触るときだけという徹底さ。(ウンコする時、どうするんだべ?)

  いやーっ、まぁいろいろいう人はいますが、トルナトーレ監督の演出はただならぬものがあります。

 例えば、主役が自分の立場を利用して違法スレスレってか、もろ違法なオークションで入手した名画の数々(全て女性の肖像)を秘密の大部屋に一同に飾ってるんですが、それを鑑賞するシーンは圧巻です。
 
 秘密大部屋でヴァージルが中央に座り、飾られた無数の美女の肖像画に見つめられて、彼はうっとりしながら優雅にティーを飲むんですが、美術ド素人の小生でさえ息を飲むほどのゴージャスなシーン。

 

 モディリアーニ、ルノアール、ゴヤなどのあの数々の名画が、なめまわすがごとくカメラワークにエンニオ・モリコーネの音楽にのせて紹介されるシークエンスは、もうこのシーンだけでお金払ってもいいと思うほど贅沢。

 いや、蛇足になりますがかつて、テレビのNHK特集「ルーブル美術館」にて、音楽を担当していたエンニオ・モリコーネのファンには(かくいう小生も)たまりません。

 この、人間嫌いの絵画の中の女性しか愛せない、天才的な審美眼を持つ初老の童貞男は、まさにあの「アマデウス」の主役サリエリを彷彿とさせます。

 で、いよいよ謎の姿を現さない、依頼人の登場なのですが・・・・・

 この後は、物語はまるでヒッチコック「めまい」J・スチュアートごとく、真面目男が謎の女にメロメロになっていく過程が、サスペンスフルな(もう思わせぶりな演出で)描かれていきます。



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 もうねぇ、これ以上書くとネタバレになっちゃうので、細かくは書けません。しかし、まぁ厳しいこという批評家はトレナ-レ監督の演出に様々イチャモンつける人いますが、小生に言わせれば全て「ないものねだり」ですね。
 
 つべこべ言わず黙って素直に騙されたら と思うわけ。

 しかし正統派ミステリーファンほど、劇中様々張り巡らされた伏線に「アレはフェアじゃない」だの「これは過剰な演出だ」とか、イチャモンつけるんですなぁ。

 それは、まさに「相撲」の本質が「興行」であることを忘れ、「スポーツ」と同じフェアな競争を求めるのに似た「ないものねだり」っぽく感じられるんです。オラには・・・・。

 更には、へんてこな例えで恐縮ですがアントニオ猪木長州力の往年の興行試合を真剣勝負の格闘技の視点で語る馬鹿げさと似た独りよがりがあります。

 あのA・猪木の必殺技「延髄(えんずい)切り」「卍がため」がホントに効くか? はたまた長州の必殺技「リキラリアート」「サソリがため」がホントに効くのか?・・・なんて馬鹿げた論評は無粋な問いであることはプロレスファンには自明な理というものです。

 繰り返しますが、興行(エンターテイメント)なんだから、黙って素直にだまされたら

だいぶ話がそれてしまいまいました。

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 さて、配給会社では結末を知ってから、もう一度見るとさらに面白い鑑賞ができるとして、以下のようなキャンペーンしてるんですが、今週末で終わっちゃうので、時間的に無理ですね。 このグリコの「一粒で二度おいしい」っぽい体験は、DVDが出てからということになりそうです。



米国オレゴン州ポートランド市へ出張 ④ 最後

2014-03-24 22:14:02 | 出張(旅行)
更新するの忘れてたというか、サボってたので、米国出張の最後。

さて、今回ミッションの現場であるUWAJIMAYAでのランチは、店内にある、和食店にみんな(輸出促進協議会メンバー)行ってたみたいです。

自分も「チキンカツ定食」とか「天丼」とかオーダーしてみたのですが、いずれも残しちゃいました。

基本立ち仕事なので、ボリュームが必要です。
仕事現場

まぁ、米国では普通サイズでも、日本人にとってはデカイのですが・・・。
だいたい、子供のオヤツのドーナツだって胸焼しそうなこのサイズ↓↓↓なんですから。
(写真じゃ判りづらいですが、とんでもないデカイ)


さて、そん中でも米国人に人気だったのが、売り場のお惣菜コーナーで、出来立てアツアツの料理を好きなだけトッピングできるコーナー。



ここに小生行ってみると、ポートランド在住25年のMotoさん(仙台出身)が、「これ、味見してみるか?」とか「これ、食ってみるか?」と、ただでお惣菜をよこすので、ホントありがたかったです。

東北人をみると、ほっとけないんでしょうね。

で、意外に旨かったのがコレ。
「フライドライス with カリードビーフ」。 ちっともスパーシーでない不思議な味。
これにしたって、牛丼屋の大盛りよりさらに多い量です。


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で、まぁ外にでると、基本「ハンバーガー」って感じなんですが、一回だけ高級店のハンバーガー食べてみました。

何でも、老舗の名門ホテルを改装した店だそうですが、なんてー店名なのかは忘れちゃいました。
 ココ

で、自分はターキーチーズをオーダーしてみたんですがこんな感じ。もちろん、フォークとナイフで食べます。


となりの人は・・・こんな感じ。カリカリベーコンですね。


味?・・・それが、ターキーだからかなんだかパサパサしていてイマイチでした。

ハンバーガーは、屋台でオーダーして紙で包んだヤツをフーフーいいながら、食べるのに限ります。いや、マジで。

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さて、帰国最後のポートランド国際空港にて。米国西部時間お昼ごろなので、日本時間の朝4時ころでしょうか。
持ってても、円に両替できない小銭をかき集め、最後の乾杯。ドルを使うのもこれが最後。



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フライト 約10時間ちょい。

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米国西部時間 深夜1時成田空港着。 日本は夕方。
入国審査。スーツケース受け取りに小1時間。東京駅へさらに1時間。
ホテルチェックインして、門前仲町へみなさんと直行。
もう、刺身とか酢の物食べたくてしょうがありません。

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翌日、時差ボケのため、早朝(深夜)3時半起床。
ホテル5時半発。 6時半の新幹線に乗ります。

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9時ちょいすぎ、八戸駅着。
お迎えの車の中で、礼服に着替え、娘の卒業式へ。

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10時過ぎ、戸来小学校着。スーツケースを引きづりながら、式会場体育館へ。
ちょっと、遅れましたなんとか間に合いました。


その後の、謝恩会で酔いがすぐ回り、グラグラしたことはいうまでもありません。
しかし、決して2次会をすっぽかしたりしない小生でした。

米国オレゴン州ポートランド市へ出張です。③

2014-03-18 01:00:14 | 出張(旅行)
3月16日 日曜日朝(日本時間:3月17日 月深夜未明)

ポートランドUWAJIMAYA青森フェア3日目最終日。

 毎朝ホテルへお迎えの車が来るのですが、なんでもこの日は、聖なんとかかんとかのお祭りだとかでマラソン大会があるとのこと。

なので、通行止めとかあるらしく、5ブロックほど歩きます。



するってーと、ホントにマラソンランナーたちがいっぱい走っています。


そういえば、我々のホテルにもこんな緑色のランナー姿の人たちがいたなぁ。


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営業省略。ちなみに、この日もねぶたばやし2ステージはねなした。足がパンパンです。

というわけで、大好評のうち青森フェアも無事終了し、日米スタッフで握手。



夜の打ち上げは、近くのステーキハウスで。
自分は、NYスタイルステーキ12オンス ミディアムレアで。 う、うまい!!


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3月17日 月 朝 (日本時間:3月18日 火 深夜未明)

ホテルの近くの、ポートランド名物の屋台村へ行きます。


ここで、メキシコからギリシャなど様々なお手軽料理が食べられます。
この日は普通に、ハンバーガーに使用かなぁと迷います。
どれも5ドル前後(500円)。


注文して、出来上がりを待っていると、ポートランド名物チンチン電車(?)がやってきます。

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さあて、出来立てのアツアツがきました。
これはブレックファースト用の肉が入らないやつ、4.25ドル。


というわけで、今日はポートランドにある企業の工場視察と各企業のCEOの皆さんのお話を聴く予定。

まずは、高速道路を西へ(海側)へ向かいます。


とちゅうに、あの「NIKE本社」もあります。


で、まずは「Sake One Co」。いわずと知れた桃川さんですね。


朝っぱらからテイスティングルームに通され、「吟醸」やら「生酒」など振舞われ(いや仕事です)いい気分。


見よ!! この、アメリカ専用ボトルの数々を。
この国で売るためにはこれくらい大胆にアレンジしなければならないんですねぇ。


次に、工場中までみさせてもらえるということ。
工場

工場内部  ま、一部だけ。


昼食(アメリカンハンバーガー)後の午後は・・・・

日本が世界に誇るエクセレントカンパニー「AJINOMOTO FROZEN」の工場へ。
社長及び副社長がわざわざお出迎え&講義&工場背ライン説明までしていただき感激します。

で、夕方は一代のアメリカンドリーム実現者、「吉田フーズ」の工場見学。
ここでも、会長自ら、親切に説明してもらい恐縮しました。

吉田会長ご自宅庭

その後は、吉田会長のご自宅へみんなで招待され、自らの経営するレストランのシェフに作らせたフランス料理を堪能。
驚くなかれ・・・なんとメインは2皿も肉料理が出たぞ!!

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で、ポートランド最後の夜はNYスタイルのバー(名前忘れた)で乾杯。


こっちへ来て、まだ5日くらいしかたっていないのですが、なんだか2週間くらいいるような感じです。

現在ポートランドは夜中の1時。 日本は18日の17時。

米国オレゴン州ポートランド市へ出張です。②

2014-03-17 15:03:19 | 出張(旅行)
めちゃくちゃ多忙なのと、時差&夜の懇親会のため決意していた更新もままなりません。

今日は、割とホテルへ早く帰ってきたため、ちょっと更新。

3月14日(日本時間15日)
UWAJIMAYAさんで、青森フェアの宣伝開始。
早速、我々も「生キャラ煎餅」のデモストレーションの準備。



それが、なんと驚くことに1日半でほぼ完売!! アメリカ人にはすこぶる評判が言い訳「生キャラ煎餅」が!!

というわけで、この日の懇親会は正統派「中国料理」。すこぶる旨いです。


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3月15日(日本時間3月16日)

地元の日本芸能の愛好家たちによる、日本の伝統芸能の演奏が披露されました。


そして、いやな予感がしたのですが、昨年のロサンゼルスに続き再び、ねぶたばやしでハネトをやるはめに。しかも、2回も。

で、この日はオラの日本酒仲間、新郷村唯一のアメリカ人クリスのご両親が遊びに来ました。もちろん、ポートランド在住。

2年前新郷村へも来ており(キリスト祭の時)、話に花が咲きます。
で、記念写真。


せっかく、遊びに来たので、あれを見せますあれを。
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これには、クリスの父ちゃん母ちゃんも目が白黒。悪いの見せたべか!?


もっと、更新したいのですが、眠い!!

現在16日の日曜日23時。 日本は17日 月曜日15時。



米国オレゴン州ポートランド市へ出張です。①

2014-03-15 15:10:00 | 出張(旅行)
ただ今、オレゴン州ポートランドへ出張中です。

コレ、タイプしている現在の米国時間は14日(金)の23時くらい。日本は15日(土)の15時です。

で、米国出張の目的は、
青森県輸出協議会のメンバーとして、県内生産者が米国へ県産農産物及び加工品を売り込むのが目的です。
うちは、主にせんべい関係で参加。


で、2~3日更新サボったので、順をおって説明すると・・・・

13日(木)15時半頃、成田空港から米国へ。
成田空港


日本からポートランド市への直行便はこのデルタ航空だけ。
エコノミーだから新幹線より狭いシートに、約9時間のフライトです。



日本時間の深夜0時ごろ、ポートランド国際空港へ到着。
現地は朝の9時頃。みんなほとんど寝てなくて、フラフラとした状態で仕事へ取り掛かるわけ。

迎えのバスが来ています。


いよいよ、ポートランド市内へ近づいてまいりました。


この川を渡れば、ダウンタウン。


中心部に入ると梅の花が咲いています。


まずは、今回のミッションの主な主戦場である「UWAJIMAYA」さんへ、向かいます。


行ってみると、店の人が気を利かせてくれて、すでに商品が並んでいるではありませんか?
これを、みんなで手直しした後、通訳さんらと打ち合わせ。


そして、とりあえずホテルへチェックインして、日本総領事館へ挨拶へ向かいます。
しかし、この町は去年のロサンゼルスと違って、ほんとに治安がいいのが歩いていて実感できます。


この時点で、新郷村を出てから24時間が過ぎた頃で、眠くて眠くてしょうがありません。


そして、なんとかストリートの、なんとかビル。セキュリティー上言えません(ホントは覚えていない)。ここに祖国の総領事館があるわけですな。


で、この某ビルの二十何階(詳しくは言えません?)に、我が日本の総領事館があるわけです。
見よ!! ひるがえる御国旗日の丸と陛下の菊花紋章!!


厳しいセキュリーを越えていくと、総領事自らおで迎えしてくれます。

さて、無事に総領事との面談も終わりホテルへ着くと、もう夕方。

やっと、夕食へありつけます。

というわけで、ポートランドの有名店「Jake's Grill」へ。



オラと中央会のSato さんは「リブロースの煮込み」みたいのを食べたのですが、コレがうまいのなんのってたいへんです。
ああ、もう一食べたい!!


Taomoteはシーフード食べたのですが、量的に足りなかったみたいで「肉頼めば良かったーっ!!」と公開しきり。
サーモンの上にカニのソースがかかったみたいなヤツです。


といわけで、協議会の皆さんと和気藹々と夕食をとりました。
しかし、皆さん寝不足でフラフラ状態。


次回へ続く。