今日で7月も終りです。
皆様方29日の丑の日には「鰻」食べましたか?
お前はどうかって?・・・・・そんな高価なもの食べられるわけないじゃないですか。
さて、今年最後の7月の最後の日に、昨年アップし忘れたネタご紹介します。
もちろん、「鰻(うなぎ)」。
昨年夏(正確には何時だったか忘れました)、戸来小学校のミニバス試合に東北町方面へ娘を連れてきたときのことです。
弁当を頼んでいなかった小生は「道の駅おがわら湖」近くのローソンへよっていました。
すると、近くというか隣においしそうな和食屋さんがあるではありませんか。
おいしそうな香りも漂っていて、コンビニ弁当からここにチェンジすることに。
店の名は「四季旬采Kin一(きんいち)」さん
さて、お店の中に入り、「メニュー」をめくると「天然鰻」とあるではありませんか。
小河原湖って、結構天然鰻獲れるらしいですもんね。
もちろん、そんな高価なものオーダーする気はないものの興味本位でちょっとだけ店員さんに尋ねてみます。
小生: 「天然鰻って旨そうですね。やはり予約制で、やってるんでしょう?」
店員: 「はい。特に今年は不漁で・・・・。できれば一週間前の予約お願いしています。」
小生: 「そうでしたか。では、今度予約してから来てみます。今日は天ぷら定食でもいただきますか。」
・・・・・・と小生、千何百円だかの天ぷら定食オーダー。それでもコンビニ弁当数倍の贅沢。
数分後・・・・身なりの良い紳士が入店。
紳士: 「すいませーんっ。ご主人いますかーっ。」
店員: 「はい、いらっしゃいませ。」
紳士: 「東京から来た○○だが、ご主人に天然鰻食べに来たと伝えてくれないか?。」
店員: 「はぁ・・・・」 と、奥へ。
店のご主人登場!!
主人: 「おおっこれは○○さん!! わざわざ東京から」
紳士: 「ここの天然鰻食いたくてさぁ。無いかね?」
ご主人、チラッとこちらをみる。・・・・・いやな予感。
主人: 「うーん、今年は不漁で明日のオーダー分とっておいたのですが、○○さんの頼みなら致し方ない。今から焼きましょう。40分はかかりますよ。」
なんだか、雲行き怪しくなってきたなぁ、と思っていると、ご主人つかつかと小生のところへ。
主人: 「お客さん、先ほど天然鰻のことお聞きになっていらっしゃったとのことですが、お客さんは実に運がいい!!」
小生: 「いっ、いや、わたくしは・・・・」
主人: 「お客さん、どちらからお見えになりました?」
小生: 「新郷村です。」
主人: 「オオッ!! あのおいしいヨーグルトのところのっ!! よくいらしてくれました。」
店員: 「あそこのヨーグルトホントにおいしいよねぇー。」
・・・・・・これで、小生ひくにひけなくなっちゃったんですよねぇ。別に名のったわけじゃなし、黙ってりゃぁ、そのヨーグルトの関係者とはばれないんですが、ほめられてついに首をたてに振っちゃいました。
主人: 「実は本日入った天然物は最高です。ご覧ください。」
・・・・と、黒光りするものすごい太い鰻が木の桶の中でとぐろを巻いてるわけ。
40分後・・・・(さばいて、蒸して、焼くわけですから、まぁ普通それくらいかかります)
いっいかん。緊張してずれてしまった。
その味は・・・当たり前だが旨い!! はっきり分かるのは天然物はちっとも脂っぽくない無いということ。
皮の厚さが決定的に違い、天然は薄い。しかし濃厚な旨みながらしつこくなく、後味が上等!!
くっ・・・くそー本来であれば、山椒のきいた鰻を一口ほぉばったら、よく冷えた吟醸酒で流すのが本来の姿ではないのかっ!!・・・しかし、今日は娘の送迎役の身。これ以上の贅沢は許されません。
・・・そして気になる代金は3,800円!! はっきり言って天然物だと破格の価格。
まぁ、昨年の相場だと東京では養殖ものでこの値段のハズ。天然なら8,000円はくだらないでしょう。まして今年は・・・
しかし、500円以下の「コンビニ弁当」だったはずが、3倍の「天ぷら定食」へ変身。
そして、その5分後・・・さらにその3倍の「天然うな重」 へ・・・・へっへへへへ。もう笑うしかありません。
正直、運が良いのか悪いのか分かりませんが、その月の飲み賃を無くしちまった小生でした。
ちなみに、今年は4000円するそうです。それでも、関東の半値以下。
場所はここ。9月までやってるとのこと。
「四季旬彩Kin一(きんいち)」
TEL・FAX 0176-56-4870