3月27日(月)、青森国際ホテルにて開催された「米国食品安全強化法(FSMA)セミナー」へパネリストとして参加してまいりました。
で、なんで小生に講師依頼が来たかと言えば、今年1月にPCQIセミナーを受講してきたからなんですが・・・
米国食品安全強化法(Food Safety Modernization Act)は、2016年9月から義務化された、まさしく米国民を食品事故や食品テロ等から守るため施行された法律で、日本から輸出される食品も当然含まれます。ただ大手さんと違って、中小企業は1年猶予期間があるわけ。
この41条からなる法律は、大幅にFDA(米国食品医薬品局)の査察などの権限強化などありますが、我々メーカーにとって、肝はいわゆるPCHF、第103条 危害分析及びリスクに基づく予防管理ってヤツ。
PCHF(Preventive Controls for Human Food)。
※ちなみに、これを知っているからと言って、一般の方には何もメリットはありません。
これによって、メーカーは食品安全計画(Food Safety Plan)の義務付けが課せられたのですが、この食品安全計画(Food Safety Plan)の策定、検証、実行、管理全般を行うのがPCQI(予防管理適格者)。
PCQI(Preventive Control Qualified Individuals)
※くどいですが、これを知っているからと言って、一般の方には何もメリットはありません。
PCQIはFDAが認める基準のトレーニングカリキュラムを受講した者っていうことで、冒頭紹介した通り、1月に東京で3日間缶詰めになって、ひぃひぃ言いながら(ホントにホントにひぃひぃ言った!!)、下記の修了証書を無事頂きました。こんなに脳みそを酷使したのはホント何年振りというか、何十年ぶり・・。
さて、27日青森市でのセミナーでは、私の左隣にいる名だたる先生方に交り内心忸怩たる思いで高い壇に立ちましたが、この法律摘要リミットが今年9月ということもあって、県内60社も集まって熱気むんむん。
小生としては自分の解る範囲で、なるべく嚙み砕いて説明してきたつもり(もともと難しい話はできません)ですが、反応としては良かったと思います。
セミナー終了後、輸出促進協議会の事務局として長らく会に貢献してきた中小企業中央会の佐藤さんの送別会に参加。ただ、ご栄転先は我々の地元八戸市。送別会冒頭のあいさつは自分がした(会長、副会長欠席のため)のですが、つい送別というよりは歓迎の言葉になりました。我が「日本酒を楽しむ会」の正会員になっていただけるとのことですし・・・