角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

平成28年4月「日本酒を楽しむ会」 八戸「鬼門」さん

2016-04-30 22:09:27 | お酒関係(日本酒など)

 なんだか、このネタ久々にような気がします。
 更新サボって(時間無い)るうちにあっという間に4月も最後の日になっちゃいました。

 3月の「日本酒会」もアップしてないし(そのうちやりますそのうち)。

さて、今月は小生の個人的な事情で第4週の23日開催。会場はいつもの鷹匠小路「鬼門」さん。

今月はですね~、もう1本のハズレもない傑作揃い!! 今月は来た方は実にラッキー!

さて、1升目は秋田県八峰町のこれ。
「白爆 山本 純黒ピュアブラック 純米吟醸」

いきなり傑作っす!! 一口飲んで驚愕のおいしさに軽いめまいを覚えるくらい。
シャープな飲み口に、果実香が広がり、爽やかな酸味で絶妙の後味。わずかなび微炭酸。
この凛とした清々しさをどう例えたら良いのでしょう。もうただただ旨いってやつです。
ちなみに、これ売ってたお店には「ANA国際線のファーストクラスでだされる」って解説してました。さもありなん。大味好きの外人らにもこれは解るでしょう。



次なるは絶対ハズレのない土佐酒の中から高知県野田町のコレっす。
「美丈夫 純麗たまラベル 純米吟醸」

一口含んで、「やはり土佐酒にハズレが無い」ことを実感。
これも爽やかな柑橘系の香りに、さらに切れの良い辛口の後味。
この更なる端麗辛口は、刺身など良く合います。王道の食中酒といえるでしょう。


肴もすすみます。


てなわけで、最近は大注目の関東酒。前会長のチョイス。
千葉県は勝浦市のコレ。
「鳴海 特別純米 直詰め生 青ラベル」

青ラベルはここのブランドの春から初夏にかけての限定酒。
で、お味は純米酒なのに、かなりフルーティな吟香とともにクリアな微炭酸&爽やかな酸味。
洗練されたかなりのおいしさ。



続いても前会長チョイス。
新潟県南魚沼のこれ。
「豊醇無盡たかちよ 空ラベル 純米おりがらみ SKY 評点貯蔵無調整 生原酒」
めちゃくちゃ長い名前っす。

 さて、お味は良い意味で裏切られます。小生は典型的な端麗辛口の越後酒だと思いきや・・・・なんと濃厚旨口!!
 しかも、ジューシーな飲み口で、しかもこれも炭酸系!!


さて、本日無類の酒好きの我が会員たちを一番驚愕せしめたこの山口県岩国のこの一本。
「雁木 スパークリング 純米発泡にごり生原酒」


 山口県はここ数年「獺祭」かなりもてはやされましたが、小生はむしろ岩国のこの「雁木」と「五橋」を強烈に推すものです。「獺祭」も確かに旨い酒ではありますが、その「味」と「価格」がアンバランスのような気がします。ぶっちゃけ言わせてもらえれば、あの程度の味は何もうん万円出して飲むほどのレベルじゃなく、あんなもの数千円出せばゴロゴロあります、ってか、もっとありますよあれより旨いもの、数千円で。まぁあれば喜んで飲みますがね「獺祭」も。けどね、宗教じゃあるまいし、これといい「十四代」といい、味じゃなく名前を飲んでるようなもんですよね。小生はこれ見よがしに、このブランド飲んでる人見ると、あの銀座の老舗寿司屋でガヤガヤと煩く貪り食べる中国人思い出します。

 さて、ちょっと脱線しましたが、この「雁木スパークリング」ですが、絶対ハズレのないこの「雁木」の中にあってこれはかなり特殊なお酒と言えるでしょう。多分伝統的な純米酒のような男酒好きの方は寧ろ批判される方もあるかもしれません。
 ・・・っていうのは、これはもう「微炭酸」なんてもんではありません。ホントの炭酸、その名の通りシャンパンのようなガチ、スパークリングなのです。しかもフルーティー&甘め酸味。
 我々の百戦錬磨の会員たちも「これはホントに日本酒か」と驚いた人たち多かったのですが、でも不評な人はいませんでしたね。これはこれでアリでしょう。





我々の業界ではジャイアンSAKAIの異名をとるこの方もご満悦。

さて、大盛り上がりの「日本酒を楽しむ会」の今回のトリは、小生大博打に出ました。

仕入れ先の酒屋でこれと目が合ってしまったのです。
ひょっとしてこれ「石原裕次郎」って思ったのですが、なんとこの酒作った蔵元杜氏。
長野県佐久市の若くて中々の男前ですが、さてお味は・・・

「澤の華 純米無濾過生原酒 俺ラベル」


さて、お味はもうなんと、超正統派の滅茶苦茶旨い純米酒。
ラベルのチャラチャラ感とは正に真逆の、一本筋の通った大人の日本酒といえるでしょう。
このどっしりとした米の旨みと香り。喉こしも無濾過のヘヴィーな感じが効いています。

この蔵元、誇らしげに自らの顔をプリントしたくなるのもわかる気がします。
いいっすねぇ「俺ラベル」。ラベルの斬新性と味の正統性。このギャップ感がたまらない。

・・・・というわけで、今回も実に楽しかった。

特にこの↓↓↓、名物会員のKONちゃん。


本人は、途中から全く記憶が無いらしいのですが、もうお姉さま方にも大人気。


頭にご利益があるみたいで、もう途中から新興宗教の教祖となっています。




まぁ、そういう小生も途中から全く記憶があいまい。


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・・・・でも、締めに食べた鮨だけは覚えてます。
今回は「菊寿司」さん。



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さて、次回の「日本酒を楽しむ会」は・・・・


平成28年5月「日本酒を楽しむ会」

次回:5月21日(土)18時~
会場:「鬼門」八戸市鷹匠小路17
電話0178-44-7356


所用で、毎晩酒席に参加してたら、高熱でダウン。

2016-04-28 16:07:49 | 日記

 昨日(27日)から高熱出て、ダウン。

18日(月)夜は、軽自動車税の切符をご近所にまきます。小生今年は地域の納税組合の事務あたって。

19日(火)夜は、第八分団の玉落とし練習のための「かしき」&17日観閲式予習飲み会の後かたずけ。
「炊き(かしき)」は言わずと知れた、前線兵のための料理番。まかない食って意味が強いかも。
 この日は、秀治さんに指示で「鳥汁」。

20日(水)夜も、同、炊き(かしき)。この日も秀治さんの指示で「牛バラ焼き」

21日(木)夜は、新郷村連合PTA総会懇親会。村内「さぼーる」にて。
 「牛すき焼き&オードブル」

22日(金)夜は、新郷中参観日の後の、新1年生保護者顔合わせ会。おらPTA会長、一応。
 村内「えびす屋」。「キムチ鍋&オードブル」


23日(土)は今年度GP開園。夜は「日本酒を楽しむ会」。八戸市「鬼門」(後日詳細)。

24日(日)は息子の高校(八戸西高校)の総会。おら副会長になっちゃった。
 夜は同「PTA教育懇談会」。八戸パークホテル。パーティ用コース料理。

25日(月)は村関係者及び東京の某関係懇親会。
 五戸町「尾形」。馬肉のコース料理。


26日(火)久々に家で晩御飯食べるものの、めちゃくちゃクシャミ出て調子が悪い。

27日(水)朝、高熱で汗かいて目が覚める。熱計ったら、38.2度。
 診療所に行って検査したら、インフルエンザ陰性。けど午前中会議はキャンセル。
 

28日(木)、締切たまっているので、何とか出勤&お仕事。頭がもやーっとしてます。


しつこいようですが、再び消費税の再増税反対論について

2016-04-20 12:00:40 | 時事問題

 しつこいですが、再び消費税の再増税について。

 おととい4月18日(月)のTPPの特別委員会において、首相が消費税の再増税に関して答弁しているのですが、主要2紙の伝え方が微妙に違うのですね。

 まずは、センターライト(保守系)の産経新聞

熊本地震 安倍首相、消費税10%「予定通り」
↓↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160418-00000540-san-pol

 安倍晋三首相は18日の衆院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会で、熊本地震を受けて来年4月に予定している消費税率10%への引き上げの先送りを求められ「リーマン・ショック級、大震災級の事態にならない限り予定通り引き上げていくという基本的な考え方に変わりはない」と述べ、従来の答弁を繰り返した。

 おおさか維新の会の下地幹郎氏の質問に答えた


・・で、次はセンターレフト(左派革新系)の毎日新聞

<消費税>先送りの「大震災級」と熊本地震 首相明言避ける
↓↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160418-00000052-mai-pol

 安倍晋三首相は18日の衆院TPP特別委員会で、来年4月に予定される消費税率10%への引き上げの是非について、「リーマン(・ショック)級あるいは大震災級の事態にならない限り、消費税は予定通り引き上げていく」と重ねて強調したが、熊本地震を「大震災級」として増税を先送りするかについては明言を避けた。
(略)

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 産経は「再増税は確実」というニュアンスに対して毎日は「再増税は先送りかもよ」ってスタンスですよね。

 首相のまったく同じコメントでも、記者のとらえ方でこうも伝え方が変わります。

 ただ面白いことに、ことこの消費税の再増税に関しては、新聞各社左右両派関係なく軒並み「大賛成」してるわけ。各社の社説とか見る限りにおいては。

 新聞社が、消費税の再増税の論陣を張るのは何故か?

 その一番の理由が国の「財政の健全化」
 オラもう書き飽きたんだけど、景気悪くなって税収減ることが目に見えてる「再増税」して、何が健全化なのかさっぱりわからないわけ。
 
 もう頭デッカチの完全な机上の空論ですよね。

 100円の商品を200円に値上げしたら、会社の売り上げは2倍になるなんて考える企業の経営者がいたら、頭デッカチというようより、ただのバカでしょ。

 普通の経営感覚持ってたら、売り上げ増えるどころか半分以下に減るに決まってるんです。
 (値上げした製品が売れるようにするには、景気を良くするするしかない。)

 2番目の理由「再増税しないと弱者が困る」
 つまり、消費税は福祉目的税だから、福祉に頼る弱者(貧乏人)ほど困るって理屈。

 これなんかも、良い給料もらってる人が考えそうな、頭デッカチの理屈で、全く生活感の感覚を疑うわけ。

 一泊うん十万円するホテルのスィートルームに泊まるリッチマンは消費税が8%から10%に上がろうが関係ないでしょうが、プアマンは350円のトイレットペーパーが10%になったら、ドエライことなんですよ。

 何万円もする高級フランス料理店でディナーで食べるリッチマンは10%税でも、へでもないでしょうが、数百円の牛丼食ってる人の10%は、もうとてつもない負担なわけ。

 消費再増税は、間違いなく弱者・貧乏人ほど困ることは明らかなんです。
 普段つつましい生活をして、まっとうな庶民の感覚持ってたら、猫の頭で考えても解ることでしょ。

 こりゃね、どう考えても財務省の増税派のお役人に吹き込まれた、御用学者の「机上の空論」をそのまま新聞紙に載せてるに違いない。いや、下衆の勘繰りのそしりを恐れず言えば、財務省から消費税の再増税の論陣を張ることの、見返りとして新聞社は取引を持ち掛けられたに違いないっ・・・と小生は見るのですが。

 その証拠があります。

 国民の生活に直結する食品などは増税の対象外とする例の「定率減税」なんですが、新聞もその一つなんです。

 そう新聞って、再増税しないこと決まってるんです。
 その大論陣張って8%から10%の再増税から、ちゃっかり免れたんです。

 彼らも解ってるんですよ、再増税で新聞値上がりしたら、売り上げが落ちることが。

 だって、変でしょ。そんなに国家の「財政の健全化」が大事で、さらに「福祉目的税」の増収が大事だって主張するなら、オピニオンリーダーたる新聞社ほど「我々も10%に税率上げさせて、お国にために役立ちたい! 弱者の皆さんのために役立ちたい!」って率先して納税して国民に範を示さなきゃ。

 繰り返しますが、10%に再増税したら、新聞の売り上げ落ちることは、各新聞社の経営者の皆さんは、よーく、よーく解ってるんです。

 解ってるからこそ、定率減税時に再増税から免れる大キャンペーンはったんですから。 

 みなさん今後、社説なんかで「消費税再増税必要論」を見かけたら、是非「お宅ん所も率先して10%の消費税を税務署へ納税しろ」と連絡しましょう。
 
 小生は現状のデフレ下で再増税しても確実に失敗すると思いますが、もし「わが新聞社は他社と違い10%の消費税を納税することを宣言します。そしてその上で、国の将来のために消費再増税は必要です。」と主張する新聞社が現れたら、その信念だけは信用します(間違ってると思いますがね)。少なくともそれ位の心意気がなきゃ、国民を導く言論のリーダーとは言えないでしょう。 


熊本地震発生!! 今こそ安倍政権は消費再増税凍結を決断すべき!!

2016-04-18 11:22:13 | 時事問題

あの東北地方を襲った、大震災から5年・・・ついに九州でM7級の大地震が発生しました。

新聞誌を毛布代わりにして暖をとっている、被災者の状況を報道で見てホント胸が痛みます。

政府には一刻も早く支援物資を被災者の皆さんに届けていただきたいと切に願うものですが・・・・あと一つ、是非決断したいただきたいことが・・

消費再増税の凍結!!

これです。

安倍首相は、再三「リーマンショック(のような金融危機)や東日本大震災のような巨大な天変地異が起きない限り、着実に10%の消費再増税を実施する」と明言してきました。

今回の九州地方を襲った、この悲劇を受けて首相は今こそ決断すべきです。

これから更なる苦難が待ち受けているこの被災者の皆さんに、消費再増税なんて鞭打つ仕打ちをすべきではありません。


いや、例えこの震災が発生しなかったとしても、現状の経済状況では10%の消費再増税はとてもとても実施できる状況にあるとは思いません。みなさん実感としてそう思いませんか?

もし、踏み切ったら、日本経済は一気に奈落の底に転げ落ちるに違いありません。
5%から8%に増税しただけで、こんなひどい状況になってるんですよ。ましてさらに2%上げるなんて狂気の沙汰というものです。

従って、政府は消費再増税の延期なんかではなく、凍結・・・いやむしろ東京オリンピックまで5%に減税すべきだと思います、マジで。ちなみに社民党もおんなじこと言ってますよね。

小生は国家観も人間観も全く社民党(旧社会党)と正反対の人間ですが、ことこの消費税減税に関しては、まったくもって同感!! かつて「非武装中立」を主張し国内外から失笑を浴びた社会党の後継政党である社民党。まさか自分が社民党を応援する日が来るとは夢にも思っていなかったので、自分でもビックリ。がんばれ、福島瑞穂さん!!

一方で野党第一党の民進党「アベノミクスの失敗」だとトンチンカンな主張を繰り広げていますが、失敗したのはアベノミクス(アクセル)じゃなく、2年前から実施した8%の消費増税(ブレーキ)なんです。そりゃ、アクセルとブレーキ同時に踏んだらおかしなことになりますよ。

・・つーか、消費税増税の言い出しっぺは、そもそもあんたら(民主党)だろうって思うのですが。話がそれちゃいますが、こいつらさんざん批判しているTPP交渉だって自分らが言い出しっぺなのを忘れてるのでしょうか?

アベノミクスはご存知の通り、1.金融緩和2.財政出動、3.TPPをはじめとする新ビジネスの創生という3本の矢から成り立ってますが、もはや3本目の矢はどうでもよく、むしろおかしなことになってるのは2の財政っすよね。ここ数年、緊縮財政気味になってると思いませんか。・・・で、この消費増税でしょ。そりゃ、景気だって失速しますよ。

1の金融緩和黒田日銀総裁が頑張ってやってはるので、2の財政は政府でもって、もっとドカンっと一発かましてもらいたいものです。その一番の手っ取り早い方法は何といっても消費税減税であることは、もはや明白だと思うんです。

で、今回の九州の大震災でしょ。これは被災者を救うインフラ整備など、いやでも巨大な財政出動が必須なのですが、この財政出動の起爆剤として小生一つ提案があります。

それは、今から5年前に日本財団笹川陽平会長が主張した「江戸城天守閣の再建」です。

今回の震災で熊本城も再建しなければならないわけで、そのノウハウは職人さんたちに蓄積されるわけですから、いい機会だと思うんです。

ちょっと、その全文をご紹介しますので、興味のある方は読んでみてください。
時は、民主党政権時代。ちょうど東日本大震災の1か月前の主張です。

「政官民の協力で江戸城の再建を」
日本財団会長 笹川陽平
産経新聞「正論」2010年2月23日掲載
http://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/165

 

日本美術の粋を一堂に
何となく世の中が暗い。閉塞感を吹き飛ばすため、ひとつ明るい提案をしたい。江戸城天守閣の再建である。全国から広く浄財を集め、350年前の雄姿を再現すれば観光立国・日本のシンボルとして、この国に活気を呼び戻すことにもなる。
 
夢物語と一笑する向きもあるかもしれない。しかし、後ろ向き志向では混迷する政治、低迷する経済を再生させることはできない。政官民をひとつにまとめるような求心力のある新たな明るい目標こそ必要である。幅広い賛同をお願いしたい。

江戸城天守閣は2代将軍秀忠の時代の1607(慶長12)年に完成した。高さ58メートル、5層の巨大建造物は同30メートルの大阪城を大きくしのぐ天下一の名城と言われた。1657年の明暦の大火で焼け落ち、以後、再建されることなく、巨城を支えた高さ18メートル、一辺44メートル四方の石垣の台座が皇居東御苑に残る。

天守閣再建は、私が最初に提案するわけではない。2006年に設立されたNPO法人「江戸城再建を目指す会」(小竹直隆理事長)が天守閣を中心にした江戸城の遺構の再建を目指して幅広い活動を展開されている。中曽根内閣時代の1985年には、天皇在位60年、昭和還暦を祝う記念事業として「昭和城」の名で天守閣建設が検討されたこともある。

民間から広く浄財を
その江戸城天守閣の設計図は東京都立中央図書館に保存され、建設費も鉄筋だと300億円、木造建築だと500億円といった試算がある。江戸城は家康、秀忠、家光の3代にわたり、普請の命を受けた全国の大名が30年間、総力を挙げて完成させた。建築、工芸、装飾など、あらゆる分野の日本のトップ技術の結晶でもある。

再建する以上、可能な限り当時の形を再現するのが望ましい。木造建築とするだけでなく、各分野の匠に参加してもらい当時の室内装飾や調度、美術品を再現すれば日本文化、日本美術の粋を一堂に鑑賞できる観光のシンボルとなり、廃れつつある伝統工芸の保存、継承にもつながる。

世界遺産に登録される姫路城や大阪城、名古屋城をはじめ全国各地に多くの城が残り、江戸時代の街並み復元を中心にした地域興し、街興しの中心として大きな役割を果たしている。何といっても城は日本らしさの象徴である。

同様に世界を代表する大都市にも、その国の顔ともいえる歴史的建造物がある。パリのベルサイユ宮殿、ロンドンのバッキンガム宮殿、北京の紫禁城、ニューヨークの自由の女神などがそれだ。日本のシンボルとして江戸城天守閣を再建すれば、家族や地域社会、日本人としての絆を再確認するきっかけにもなる。

そのためにも建設費は民間から広く浄財を集めるのが望ましい。1931年の大阪城天守閣の再建も庶民の寄付で実現した。日本一の初詣参拝客が訪れる明治神宮も、全国から寄せられた10万本の献木と11万人に上る青年団の勤労奉仕で1920年に完成した。一人でも多くの国民に城造りに参加してもらうことが、国のシンボルとしての重みにつながる。

明るさを取り戻す妙案
同時に観光客の増加は景気回復の即効薬ともなる。各国に比べ観光客誘致の弱さが目立ったわが国も、2007年に施行された観光立国推進基本法で観光を「国民経済のあらゆる領域の発展に寄与する」と位置付け、新政権も昨年12月、前原誠司・国土交通相を本部長とする観光立国推進本部を立ち上げ、10年後の外国人観光客を2500万人に増やす方針を打ち出している。

しかし2008年の外国人観光客は835万人と日本人海外旅行者のほぼ半分にとどまり、目標と程遠い状態にある。食事からライフスタイルまで日本ブームが世界に広がっている現状を踏まえると、シンボル不在が決め手を欠く一因のように思えてならない。

政治、ビジネスの中心として高層ビルが林立する東京にも、小石川後楽園や六義園など文化・歴史遺産は多数ある。天守閣を復元し、歴史的建造物をネット化すれば、260年間、戦乱もなく太平の世だった江戸の香りを平和・日本の象徴として売り出すことも十分可能である。日本文化発信、国際交流の場としても活用できる。

ただし、一つ問題が残る。当時のまま復元することになれば、天守閣は現在も残る台座の上に再建され、皇居・吹上御所を見下ろす形になる。警備面を含め難しい注文が付く可能性も残るが、国民の総意が結集されれば自ずと解決の道も見えてくるのではないかー。 

深刻なデフレが進行し、国際社会での日本の地盤沈下が進む中、社会がおおらかさを失い、政官民の相互不信も広がりつつある。150億円を使った2016年の東京オリンピック招致も不発に終わった。先が見えない時代だからこそ、この国に明るさを取り戻す妙案として江戸城の再建をあえて提案させていただく。

「飲むヨーグルト・ザ・プレミアム」 米国NY輸出について

2016-04-14 23:01:41 | 乳製品

えー、先月のNY作戦後様々な処理作業があり、今月6日やっとその成果について、県内新聞社にご報告できました。

・・・そ、そしたら、デーリーさんは翌日(7日)、一面!!



東奥日報さんも10日にかなりデカイ記事で扱っていただきました。

 その、反響は凄まじく、連日それに関連した、問合せ、商談、もろもろのアクセスが押し寄せている状況です。

 うちとしては、現在安定輸出のため技術的な賞味期限などのやり取りを貿易会社及び現地NY小売店と協議を重ねている真っ最中でして対応に苦慮してる次第。

 そしたら、県内何処かの企業4社がうちの担当貿易会社に「飛込み営業」かけたらしく、曰く「うちの製品もNYに持って行ってくれっ」とお願いしたらしく、逆にうちが貿易会社から聞かれる始末。・・もちろん、全く心当たりがありません。

 本日、4月14日(木)夜に連絡来ました。びっくりです。

 「オラほの製品もNY輸出してけろっ」って、貿易会社に飛込み営業するのもいいですが、その前に、もっともっと、するべきことがあるのではないですか?
 (それが、ホントに米国民に受け入れられる製品なのかのテストするリスクは誰が実施するのでしょうか)

 何処の企業かは知りませんが。・・・・ただ、青森県内の企業(4社)ってことで、ちょっと残念です。