もう書かないといいながら、ついつい書いちゃう「政治ネタ」。
だって、こんなに政治がダイナミックに動くのは本当に久しぶりですもんね。
安倍首相が衆院解散宣言したのが、一週間前なんだけど、何だか遠い昔のような気がします。その間「希望の党」「立憲民主党」などが結党し、いよいよ面白くなってきました。
さて見るも無残に分裂した「民進党」。大きく「希望の党」「立憲民主党」「無所属グループ」「参議院グループ」と四つに分裂しましたが、男を見せたのがこの人。
野田佳彦!!
「先に離党した人の股を潜る気はない!!」
クーッ しびれますね。まさに現代の武士(もののふ)。
民主党政権時に首相を務め、前二代(ルーピー&ペテン師)の後を継いで、最もまともだった方なのですが、功罪あると思います。
罪は何といっても、財務省のパペットと化し今日の「消費増税」の道筋をつけてしまったこと。デフレ下において増税しても税収は増えないという当たり前の真実を見抜けなかった。
一方に置いて功は、中国があからさまに尖閣諸島の領土的野心を見せたとき、海上保安庁を駆使し果敢に国土防衛に努めたその国家感は正しかったと思いますし、そして何より最も正しかったか決断は民主党政権にピリオドを打ったこと。
そういう意味では安全保障に関しては、小池さんとそう違わないと思うんですよね。
その他、岡田さんや、安住さんなど、大物たちが結構「無所属」出馬なのですが・・
やっぱり注目はこの人。
菅直人!!
「延命学の大家」!!
今回も見せてくれます。先に離党した人達の股を潜ろうとして、「希望の党」に拒否されれば、枝野さんの股を潜り「立憲民主党」へ。そのなりふり構わない「延命学の大家」の美学(笑)は健在です。安心しました。
で、小生注目するのはその枝野さんの「立憲民主党」。
ちょっと追いつめられた感はあるもののリベラル勢力を結集して、「我こそは旧民主党の正統なる後継者」だと宣言するのは誠に正しい。筋が通っているし潔い。
この間まで「安保法案」を「戦争法案」だとすり替えてプラカードを掲げ国会前で大騒ぎしていた人たちが、政治思想を180度変え、いとも簡単に緑のタヌキ女史の股を潜る無様さはどうでしょう。この枝野さんたちは、はっきり言って小生とは政治思想が全く逆の方たちですが、ころっと寝返る見苦しいセンセイ方に比べれば、あっぱれではないですか。
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そして「立憲民主党」について、小生が注目するのは次の2点。
1.経済政策。現状の経済情勢下においての消費増税は景気の腰折れを招くため増税凍結を主張。この経済政策は大賛成だし、本来の意味でリベラル経済の理に適っていると思います。増税延期を緑のタヌキも主張してますが、何だか票が欲しいがためのポピュリズム臭が漂ってるわけ。
2.政党名。これね、意外と重要だと思います。本来政党名は、思想理念を簡潔に取り入れ自分たちのアイデンティティーのあり方を差別化するものです。
保守の老舗「自由民主党」しかり、中道の老舗「公明党」しかり、リベラルの老舗「日本共産党」「日本社会党」(もう無いっか)しかりね。なので、多分「立憲」とは護憲とかの思想も入っていると思うし、彼らの政治思想がうかがえます。繰り返しますが小生とは逆ですよ。けど解りやすい。
かつて、新党ブーム時代にいろいろな政党がありましたが、それこそ小池さんが結党に時関わった「日本新党」について、保守派の論客、西部邁(元東大教養学部教授)さんが、この党名について、「一体、どういう理念思想がこの党名にあるのかしら?」と疑問のコメントしたことを覚えています。確かにね、「日本」と「新党」だけですからね。
そう言えばそれを反対にした「新党日本」と言う政党も一時期ありましたし「フロムファイブ」というレンジャー戦隊みたいな政党もありました。「みんなの党」もどうよって思いますが・・・。
それに比べれば枝野さんたちの「立憲民主党」は見事な党名と言えるでしょう。なんか格調高い。これに「連合」なんか支援したらとんでもない勢力になる可能性あります。
まぁね・・「希望の党」・・・この党名って思想理念ってどうなのかしら?
小生は「緑のたぬき」が好きですが・・・・いや、カップ麺のことですよ。誰かのことを言ってるわけではありません。余談ですが、かなり前に昼食に「緑のたぬき」食べてたら、上司の高○さん(故人)が、後ろから小生のカップ麺を取りおもむろに取り上げ、汁をズズーッとひとすすり。「この緑のたぬきのスープが一番旨いんだよな」と一言。カップ麺を戻された小生はそれを全部捨てたのは言うまでもありません。
ところで、仕分けの女王、蓮舫さんは小池さんから、どう仕分けられるのでしょうか?