角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

映画館で久々の涙、「黄金のアデーレ 名画の帰還」 圧巻のヘレン・ミレンの演技!!

2015-11-30 15:00:17 | 映画

 11月26日(土)、高校生の息子を半日の土曜講習のため尻内へ送り、午前中どうしようかなぁ・・・と思ってネットで調べたら、ちょうどいい映画があるじゃありませんか。

TOHOおいらせ
「黄金のアデーレ 名画の帰還」 朝、9時10分から。

ぶっちゃけ小生どうしても、映画はフォーラム八戸で見る機会が多く、なかなかここに行かないのにはわけがあります。なぜか!!

一言で言えば、映画の質。

 フォーラムは独立配給のヨーロッパ系を中心とした、渋いラインナップなのに対して、TOHOはどうしても全国ロードショー系の大作&SFXヒット作中心主義。

 小生とてできれば、どでかいスクリーン&迫力音響で鑑賞したいわけ。しかし、しかし肝心の映画が「プリ〇ュア」とか「アベ〇ジャーズ」みたいなのばっかだと、観るの少なくなるでしょ。

 しかし、しかし今回はTOHOおいらせさんいい仕事しました。この映画館でGAGA配給の映画を観られるなんて、なんて幸せ。特に前回の映画が映画だっただけに・・・

 さて、前置き長くなりましたが、本作はこの冬最も見逃してはいけない一本といえる、かなり完成度の高い作品です。また、ハンカチもっていかないと小生みたいにだらしなく手で涙をふくみっともないことになると、ご忠告します。

「黄金のアデーレ 名画の帰還」
公式HP↓↓↓
http://golden.gaga.ne.jp/


ストーリー
 アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り……。
(シネマトゥデイより)

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 小生特に強調したいのは、ヘレン・ミレンの圧巻の演技力とその魅力でしょう。
劇中、ひよっこ弁護士演ずるライアン・レイノルズが、あまり気乗りしなかったこのクリムトの名画の返還について、なぜ引き受けるのかヘレン・ミレンに問われて、

「I like you , I thnk......」

と、答えるシーンがあります。そうなんす。若い彼をして「好き」と言わしめる御年70才のヘレン・ミレンの魅力といったら爆弾級です。
 「お前はおばはん趣味だろう」との疑いをかけられるかもしれませんが、いやその女性としてというよりは、ナチスの迫害を逃れ異国でユーモアを忘れずたくましく生きる一人の人間を圧巻の演技力と存在感で魅力的に演じ、恐らく鑑賞した人すべてのお客さんが、彼女に魅せられることでしょう。驚くべき説得力です。



 さて、物語はこのユダヤのおばはんとひよっこ弁護士の凸凹コンビがダメ元でオーストリアに乗り込み、名画奪還を試みるも見事に失敗。その後、法廷闘争へと発展していくのですが、その間70年前のオーストリアがヒトラーにより併合され、ユダヤ人たちの暗黒時代の様子がドラマに挟まれ(彼女の回想の形で)、スリリングに展開していきます。

 さて、最初のオーストリア訪問失敗の帰国前、二人はウィーンのホロコースト記念館を見学します。

マリア「もうそろそ、帰りのフライトの時間よ」
ランディ「その前に、トイレによらせてください」

 若いランディは、一人でトイレの個室に入り、声を出さないように号泣します。

 そう実は彼も、ウィーンにルーツを持つ、オーストリア系ユダヤ人なんですねぇ。
 ここで、彼のアイデンティティーが目覚め、以後カリフォルニアで気ままに暮らしていた若者を変貌させます。

 最初は、この名画の金銭的な価値を知り、莫大な成功報酬などのよこしまな野心を持っていたこの若い弁護士は、ナチスドイツにより歪められた同胞たるユダヤ人の歴史の是正を求め、まさに「正義」のために戦うことを決意します。

 この物語は、二人のサスペンスフルな「法廷劇」でありマリアの目を通した切ない「歴史物語」であり、若者のたくましい「成長劇」でもあるわけです。実話を映画化したとは言え、実に巧みな脚本で、その緻密な構成には舌を巻きます。



 また、からりとしたカリフォルニアとしっとりとしたウィーンの対比など、息をのむ映像美で、サイモン・カーティス監督の演出もきわだっっています。特にナチスドイツの恐怖が忍び寄る大戦前夜のウィーンのセピア調がかった映像は素晴らしく、当時の裕福なユダヤ人世界の暮らしぶりなど、家具・美術品に至るまで一分の隙もありません。

 特に絵画好きなファンの皆さんは、この映画の題名になっている名画の制作の過程まで描かれていて狂喜するに違いありません(グスタフ・クリムトが金箔はるシーンとかね)。しかし、このアデーレのそっくりさん、どこから見つけてきたのかビックリっすね。



 ただ、小生としては今回の映画の題名は原題の「WOMAN IN GOLD」のままのほうが良かったと思うんですよねぇ。だって「黄金の女性」はもちろんアデーレのことなんだけど、ヘレン・ミレン演ずるマリアのことでもあるんですから。ましてやネタバレそのもの「名画の帰還」なんて副題はもっと余計だと思うんですがねGAGAさん。

 とにもかくにも、久々に良いもの見せていただきました。小生の後ろに座っていた、中年のご婦人方も「久しぶりにいい映画見たわねぇ」と言い合っていましたし、隣の老紳士もひそかに涙を拭いていました。

 TOHOおいらせさんにおかれましては、特殊撮影大作映画やアニメ大作もいいですが、たまには、いや頻繁にこういう、重厚な人間ドラマ映画を上映していただきたいものです。「ギャラクシー街道」なんて未だ上映してるんですから、少しくらい割り込ますことって可能でしょ。

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 ちなみのちなみにYahoo映画のみんなのレビューでは、本作は5点満点中4.2点とかなりの高評価。一方の下ネタ映画「ギャラクシー街道」は1.8点。「史上最低の邦画」とか「ギャラクシー街道被害者の会」が結成されたとかの噂もありますが、小生は最低度はなお「デビルマン」のほうが上回っていると思います。


ついに「生キャラ煎餅」のパクリ現る!?  その名も「生キャラメル南部せんべい」????

2015-11-27 13:12:26 | 商品開発

 うちの従業員に友達からある日一本の電話・・・

「新郷で「生キャラ煎餅」の新バージョン出した?」

・・・って、よく聞くと、八戸市内某「八〇センター」(県外のお客さんもたくさん来る)の棒菓子屋で「生キャラメル南部せんべい」新発売!!ってあるらしいんですな。

その方、ご親切に「パクられてらよ!!」とご忠告。

で、それがこの写真。 



・・・で、この菓子屋さん、なんとうちから「生キャラ煎餅」仕入販売している、れっきとしたお取引先なんです。

なので、うちの「生キャラ煎餅」が存在していることを知らずに偶然かぶっちゃって、この製品を製造したのではない確信犯なんですな。

自分達で作ったほうが儲かると踏んだんでしょうが、その製品パッケージ。



・・・・なんと申したらいいのやら・・・・

で、製品そのものを見ると、キャラメルに艶がなく、ボソボソしているのがわかります。



実は、これ「生キャラメル」はおろか「キャラメル」ですらないんですね。
以下、詳しく解説します。
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そもそも、うちの「生キャラメル」はどうできているのか?

1、「戸田牧場の生乳」「生クリーム」「新郷黒飴」「砂糖」を煮詰めます。
  (水っぽい原液から、ドロドロと変わっていきます)  

2、ある一定の温度(企業秘密)まで炊き上げたら火を止め、「バター」を大量投入!!
     良く練りこんでいきます。

この、バターに火を通さず、「生」の食感を残すところがミソ(まぁだから「生キャラメル」って言うんですがね)。
口の中で、不思議なくらいス~って溶けていくわけ。

原材料もこれだけ。シンプル・イズ・ベストです。

Simple is best は我々のものづくりの永遠の課題であり目標です。



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解説:キャラメルの定義
「キャラメル」は、生クリーム水飴砂糖バターなどを熱して溶かし、それを冷やし固めることで作るソフトキャンディの一種。(Wikipediaより)
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一方・・・・



さてこの、まがい物、裏の表示シールを見ると、いろいろなことが解ります。
こっちだって、食品加工のプロですからね「蛇の道は蛇」、もう手に取るようにこれどう作ったか解明できます。

このパクリ製品の原材料とはいうと・・・
(南部せんべいの原材料を除くと以下が残ります)

・加糖練乳(コンデスミルクですな)
・水あめ
・植物油脂(マーガリンでしょう)
・砂糖
・脱脂粉乳(赤ちゃんが溶かして飲むやつ)
・トレハロース(賞味期限が長くなる)
・香料
・乳化剤(水と油を結合)
・酸化防止剤(VE)
・着色料(カロチン)

・・・とほほ・・、まず解説すると、「脱脂粉乳」の下の「トレハロース」「香料」「乳化剤」「酸化防止剤」「着色料」はすべて化学食品添加物ですから・・・

 まず生クリームの代わりに「コンデンスミルク」を使用し、「水飴」を混ぜ混ぜし、バターの代わりに「植物油脂」(マーガリン)生乳の代わりに「脱脂粉乳」も混ぜ混ぜ。

 これだと、日持ちしませんから「トレハロース」で安定化を図ります。
 
 ちなみに「本物のキャラメル」は「牛乳」「生クリーム」「水飴」「砂糖」を炊き上げていくうち、白っぽい原液から、香ばしい香りとともに黄金色に変わってい来ます。

 ←「本物のキャラメル」

一方

 このまがい物は「コンデンスミルク」「水あめ」「砂糖」「マーガリン」混ざっているだけですから、牛乳らしい匂い炊き上げた黄金色を付けなければいけません。
 
 なので「香料」「着色料」(匂いと色を付け)でそれらしく見せたわけ。

 まぁ、それらが分離しないよう「乳化剤」で均質化させたってことでしょうか。

結論!!

 お判りでしょうが、この製品は「牛乳」「生クリーム」「生バター」らの「生の乳製品」を全く使用していませんので、少なくとも「生」キャラメルでないことはまず明らか!!

 ・・・ていうか、そもそも「キャラメル」ですらないということです。

 練乳と水飴とマーガリンが混ぜっている物体に、香料と着色料で「生キャラメル」らしくしたってところが真相でしょう。

 例えれば、小麦粉を水で溶いて蒸したものに、酢と砂糖で味付けし、香料と着色料でごまかして「しめ鯖」って売ってるようなもんで、旨いとか不味いとかいう以前の問題です。

事実、食べてみると・・・ねばねばと歯にくっつくような、練乳と水飴の食感で、化学的に作られた嘘くさいミルク臭が口に広がります。

はっきり言って、

It was not pretty tasty.(そんなにおいしくない)

じゃぁ、なくて・・

It was very baaaaaaad!! (激マズっ!!)

なんですな。

前回に引き続き、「マルちゃん正麺」の役所広司さんの言葉を借りて言えば・・

「嘘だと思うなら食べてみてくださいっ!」って言いたいわけ。
(それで、これが売れても困るんですが・・・)

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 さて、以下に紹介するのは、うちの「生キャラ煎餅」発売当時(2012年)に、プロの菓子屋さん専門誌「製菓製パン」にて紹介された記事。



 当時、うちの製品は「新商品・話題商品 発売情報」というコーナーで取り上げられ、記事で電子レンジで温めて食べると、別の食感も味わえると、解説されていました。



 さすが、プロ用の専門誌だと舌を巻いたものです。

 その記事中、以下のように解説されていますので、ご覧ください。


菓子プロ専門誌をして
「(食べなれた食品)素材のコラボレーション次第で新商品に生まれ変わった例」
と言わしめています。

まさに
「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」
 (ジェームズ・W・ヤング著「アイディアの作り方」より)
ではないですか!!

そうなんです!! これは我々のドッキングのアイディアによる「新商品」なんです!!

菓子業界全体に宣言された「オリジナル」なんです。


 それを、ぬけぬけとパクッった挙句、まがい物はさんで「新発売!!」と、店舗に並べるなんて、どういう企業モラルなんでしょうか?(「生キャラメルもどき煎餅」にすりゃ、新商品だったのにね)

 業界全体から嘲笑を受ける恥ずべき行為だとは思わないのでしょうか?

 さらに嗤わせられるのは、後発は前発より、少しくらい改良されているものなんですが、このチープ感たっぷりの「激まず」ぶりは何なんでしょうか?(コスパのみ重視のパクリ手口は、まさに隣の大陸国家たちの手口そのもの)

 大手の老舗、森永さんたちですら、原材料には「バター」など使って誠実に製造しているにもかかわらず、独自の菓子職人を抱える、地元八戸の中小企業が、こんな体たらくでは、まさに恥の上塗りで、情けない限りです。

 小生としては、こんな物が売れるわけがないことは確信していますが、もし、冒頭情報提供された方のように「新郷村」の新商品と勘違いされ購入する人がいるとするなら、こんなに悲しいことはありません。(それが狙いかもしれませんが・・)

 また、「青森の正直」をキャッチフレーズを合言葉に頑張っている県下の食品全メーカーの面汚し行為であると強く指摘するものです!!

 この会社の人はちゃんと、TBS日曜劇場「下町ロケット」を見なさいっ!!



 

 


昨日の続き。ある意味凄い映画「ギャラクシー街道」。・・・なんと言ったらいいか・・・ 

2015-11-25 16:20:02 | 映画

 映画ネタ久しぶりっす。 ぶっちゃけ更新してないだけで、ちょくちょく映画は見てるんですが、レビューサボってました。 

で、最近面白かったのが「ジョン・ウィック」

それから、ちょっと前のフランス映画「ボヴァリー婦人とパン屋」もなかなかよかったです。

 ダントツすごかったのが「キングズマン」

 今年はスパイ映画の当たり年みたいで、夏には「ミッションインポッシブル」の最新作あり(これもなかなか良かった)、冬12月には「007/スペクター」上映されますが、秋のこの映画はすごかった!!
シュールな笑いとキレキレのアクションで物凄いの一言に尽きます(DVD出たら必見)!!
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 さて・・・さてなんですが

 えー、ちょっと訳あって、ひょんなことから観賞することになった、三谷幸喜監督作品の最新作「ギャラクシー街道」。ジャンルで言ったら、コメディ群像劇なんですが、はっきり言って笑えません。

 まぁ、一言でいってドン引きします!!

 「キングズマン」のシュールさは、悪趣味に落ちる一歩手前の崖っぷちで踏みとどまり、見るものをうならせますが・・・こっちはもう、奈落の底に落ちちゃってます。

「お前は、このシュールな笑いのセンスがないだけだよ」と言われればそれまでなのですが、小生は「マルちゃん正麺」役所広司さんのごとく「嘘だと思うなら見てみてください!」と断言できます。
 
 小生は基本、自分が是非お勧めしたい映画を紹介することにしており、貶すようなマネはしたくありません。映画批評家でもない素人の小生がとやかく理屈こねて作品に難癖つけるようなことはちょっと抵抗があるからっす(なので、酷いと思う映画はこのブログではスルー)・・・しかし、しかしこりゃぁアンマリじゃあないでしょうか。
 
 今日び、休日でも行事などでスケジュールに追われる現代人の時間を2時間使い、1700円いただいて活動写真見せるんですから。
 配給の東宝と制作のフジTVさんは、ホント公開にあたってちゃん試写ちゃんとしたんでしょうか?
 そこで、何にも意見出なかったのか、本当に不思議です。

 数々の三谷作品のファンである自分には残念というかショックというか、ほんとにガッカリ。
 断っておきますが、期待していたのに裏切られたというわけではありません。むしろ上映前、チープでシュールなこの作品のチラシ見た時、嫌な予感はしてたのですが・・・

 ・・・・中身はその期待(不安?)を上回る酷さ!!

 あの数々の映画作品の舞台劇を映像化したかのような群像劇の名手はどうなっちゃったんでしょうか? 映画見たことない人でもTVドラマ「古畑任三郎」くらいは見たことあるでしょう。巧みに張られた伏線がラストに一気に見事なオチでカタルシスを迎える見事な三谷脚本に、皆さんも舌を巻いたはず。(一方、本映画は伏線もなければ、ラストへ向かってまとまるそぶりも見せず、話がバラバラのまま、ホントオチも無く終わっちまいます)

 で、この作品のどこが酷いかなんていちいち書きたくありませんが・・・・
 
 例えば例えば・・・

 宇宙人娼婦の斡旋屋とその女を買う真面目医者のエピソードの下品さ加減と言ったら、もう赤面なんてもんじゃありません。
 
 その娼婦は特定のアジア国を思わせるデリヘル嬢で、もう下ネタ満載(もろ嗚咽をあげる)の卑猥な悪趣味な演出。

 さらには妊娠する男宇宙人の出産にあたって、雄叫びを上げる「妊夫」の股ぐらを全員で、凝視しながら一喜一憂する胸くその悪くなるシーン・・・

 知的障害者を思わせる中年女性店員に向かい「バカ」「バカ」と罵る主人公店長の差別的な不愉快な演出・・・等々まだまだ書いたらきりがありません。

 全編ほっぺた引きつりっぱなしっす、小生。

 現に、前に座っていた、小学生の男の子を連れて見に来ていたお母さん、後ろに座っていた同じくご家族の皆さん、とても笑い声などありませんでした。(斜め前にいた中年の男女は、失礼ながら卑猥な笑い声を立てていましたがね)

 そうなんです、これをほのぼのしたファミリームービーと勘違いして、家族で鑑賞したらエライことになっちゃうんです。お父さんもお母さんも氷つくに違いありません。
 もし、この冬休み、家族でこの映画を見ることを計画していたとしたなら、是非その前に一人で鑑賞して、小生が言ってることが嘘なのかホントなのかを確かめて頂きたいと強く進言いたします。

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 さて、様々書きましたが、三谷幸喜さんは日本を代表する脚本・演出家であることは間違いありません。なので、今回はちょっとした前衛的実験上の悪ふざけだっただけかもしれません。

 年明けからは、戦国時代一の花のある武将、真田幸村を描くHNK大河ドラマ「真田丸」が三谷脚本で始まります。

 かつて池波正太郎先生の大傑作「真田太平記」がNHKでドラマ化されたことがありますが、それ以来の本格的な真田物で小生は大いに期待しています。

 三谷先生には、体を御自愛なさって、是非、いい本を書いて頂きたいものです。


また、1週間更新さぼってますが・・・・平日は飲まないで週末は飲んだくれ・・の巻

2015-11-24 15:52:12 | お酒関係(日本酒など)

先々週14日の「日本酒を楽しむ会」の紹介以来更新してないので、ささっと振り返って・・・

16日は知り合いの「銀の鴨」のHさんところ、視察。



んで、昼食に実際その鴨を食ってみます。まぁ所謂「鴨鍋」ですな。
 週末、ちょっとというか、かなり暴飲暴食モードだったので、週明け2kg位体重が増えているではありませんか。
 なので、少し食事は控えめにしたいところなのですが・・・食えば実際美味っす。


てなわけで、この週はもう朝昼は食事を控え、糖質off夕食&酒は飲まないモードで過ごしていたら、また体重は3kgダウン。

けれど、20日(金)は息子の高校PTAの分会が、五戸「尾形」さんであり、またまた何時もの週末モードに。
Y分会長差し入れの、「菊駒 純米吟醸生原酒 搾りたて」「菊駒 味わい吟醸」
五戸の馬鍋とこの地酒が合わないわけがありません。



翌日21日(土)はご近所親戚の御曹司の披露宴。
この日は、Sato支部長と八戸向かったんですが、早めに着いちゃったんで、ついついホームの「鬼門」さんで一杯。



そしたら、なんとなんと、かつての会の会員(九州へ転勤)から差し入れの一升が!!
「鍋島 New Moon」 もう旨いのなんのって。ついつい練習。



その後、タクシーで会場へ向い500人の巨大披露宴会場へ。
会場は、村民の何分の1かが大移動したかのごとき、大人数で小生もお酒を次に回りましたが、ついに到達できなかった方々数知れず。この2時間半の間、まともに返杯受けてたら、結構いい具合になってきました。

・・・しかし新郎はうちの長男が小1の頃、手を引っ張って一緒に小学校に歩いて行ったのを覚えている小生にとっても実に感慨深い式でした。立派になって。



さて、式後は「日本酒会新郷支部」のメンバーと市内某所の2次会会場へ。
・・・2時間後、
2次会を終え、飲みの締めに長横町の「鮨武」さんへ支部長と。
結局、寿司つまんで一杯。(しめにならない)

翌日22日(日)は、前々からチケットゲットしていた「デーリー東北70周年ガラコンサート オペラの夕べ」会場の八戸市公会堂へ。



チケット完売故、満席の会場はものすごい熱気。



 実際主役のジョン・健・ヌッツォさんの「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドット)もすごかったけど、地元福山出君の「闘牛士の歌」(カルメン)も負けず劣らず凄かったっす。

  半端ない安定感と威風堂々たるパフォーマンス!! 神がかっていましたね。
 もちろん会場はスタンディングオベーション&「ブラボー」の嵐。 


 小生の2m位横に座っていた、お父様のなんと誇らしげなお顔なこと。
 実際小生も同じ地元の人間として、実に誇らしかったです。

 いや、オーケストラも合唱団の皆さんも実に素晴らしかったです。
 八戸もついにここまで来たか!!って感じでした。

 この高揚感冷めやらぬまま、帰路に着いたのですが、海外なら「オニオングラン」なんかを肴に赤ワインで一杯やるんでしょう・・・けど、このまま飲んだらいくら何でも飲みすぎというものです。

そして翌日23日(勤労感謝の日)、小生はとんでもないものを見てしまいました!!・・・・

続く・・・


平成27年11月「日本酒を楽しむ会」 八戸「鬼門」さん

2015-11-18 16:44:41 | お酒関係(日本酒など)

11月の「日本酒を楽しむ会」っす。遅ればせながらレビュー。

さて、今回の会は11月の第2週の11月14日(土)。いつも第3週なのですが、会長の小生その日の晩大事な披露宴が入っているのと、会場の「鬼門」オーナーさんの事情で1週間早めたわけ。

今回は「新郷支部」のM先生とうちの役場のMさん(ダブルM)も参加。

満員御礼の貸し切り!!



しかも、今回もこの「鯖」不漁の中、厳選サバをなんとか引っ張ってもらい・・・




今月もやります、やります「鯖しゃぶしゃぶ」!!



と、いうわけで しょっぱなまずは王道のこれ。

高知県の「南 純米吟醸」

くーっと一杯。辛口かつ程よい酸味で、突き出しの刺身が絶妙に合います。
この会に何度か出てきてますが、もう間違いなんですよね。



続いては、秋田県「高清水」の二兄弟。 「辛口本醸造」「山杯純米」
これはお店が頒布会で準備。
どちらも、くせがなく飲み飽きしないすっきりとした味わい。



さて、そうこうしているうちに、鍋もわいてきて、いよいよしゃぶしゃぶ!!
(味については、先月も動画付きでしつこくやったので、今回は省略)



中盤に差し掛かって、千葉県の久留里町のこれ。我々の会では初めてのお酒。
東京の前会長が送ってくれました。

「福祝 純米磨き八割 播州特A山田錦」

高級米の山田錦の80%磨きだから、ほぼ芯のみで作ったホント変わった純米酒っす。
すごく端麗なんだけど、純米の旨みと香りが後から来ます。これは今度からマークしなければなりません。



さて次も珍しい、新潟県魚沼のこれ。
その名もずばり、
八海山 越後で候 しぼりたて原酒」

いわゆる、「青越後」というやつですな。
(ボトルを持つのは会の重鎮Nさん。どうしても写りたいと言って・・)
で、いよいよこのフレッシュ感たっぷりのしぼりたてがでてきました。
原酒の荒々しさと爽やかな香りのバランスがたまりません。



んで、トリは・・・山口県岩国のこれ。

「雁木 初搾り新酒  純米無濾過生原酒」

これも、またまた搾りたて新酒っすが、こう言っては何ですが、本日のダントツ一番旨かった酒です。
同行したM先生なんかは、翌日の朝も「雁木 旨かったですねぇ」って言ってました。

口に含んだとたんに新鮮な甘みと酸味が広がり、フルーティな果実香が追いかけてきます。
米の旨味はまだまだ若々しいですが、しかし新酒ならではのおいしさを堪能しました。



・・・というわけで、本日も堪能しました、素晴らしい日本酒の数々。
しかし、我が会員たちは一向に帰る気配がありません。



てなワケで、お店からさらに岩手釜石の「浜千鳥」まで出していただきました。


さて、次回はクリスマス前夜ですなぁ。
肴は、もちろんそれ系になりましょうか。

で、お酒は今回の「雁木」を上回る新酒が出るか楽しみです!!


平成27年12月「日本酒を楽しむ会」

次回:12月19日(土)18時~
会場:「鬼門」八戸市鷹匠小路17
電話0178-44-7356