角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

絶対見逃さないでほしい映画 「シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム」バリバリネタばれ

2012-03-30 11:33:53 | 映画
小生が筋金入りのシャーロキアンだから言うわけじゃないけど、現在公開中の「シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム」は本当に面白い!!

前に書いた「シャーロック・ホームズ」ネタ↓↓
http://pub.ne.jp/gwnhy613/?daily_id=20111214

(ホームズとワトソン)

ガイ・リッチー監督ロバート・ダウニーjrの新解釈“だらしない”ホームズは、前作で世界中のシャーロキアンをアッと言わせましたが、今回は更にスケールアップしています。
ジュード・ロウ演じるドクター・ジョン・ワトソンも主役以上の大活躍で(ドイツ兵器工場は見もの)二人が主役の映画といえるでしょう。

原作の「最後の事件」(「回想のシャーロック・ホームズ」より)を拡大解釈し、19世紀末のロンドン、パリ、ドイツ、スイスが舞台と007なみのスケールの大きさです(実際、ボンドガールみたいなのも大活躍)。

シャーロキアンであれば、一番ワクワクする、宿敵モリアーティ教授との対決のお話し。
(モリアーティとホームズ)

原作者サー・アーサー・コナン・ドイルは本当は歴史ものの大作をを執筆したいのに、アルバイトで書いた「ホームズシリーズ」が大ヒット。
何時もで経っても、歴史もの執筆のメドがたたないため、ホームズを死なせて「ホームズシリーズ」を終わらせようと考えたわけ。
で、ホームズを殺すために用意したのが、数学と悪事の天才、ジェームズ・モリアーティ教授
原作では陰湿で爬虫類っぽい暗い人間に描かれています。

↓↓これは、小生の家に飾ってあるシドニー・パジェットの「モリアーティの肖像画」


で、映画ではジャレッド・ハリス演じるこの悪の天才は、生気にあふれ、表向きは大学で精力的に働く陽性の人間として描かれています。
もちろん、裏ではワトソン夫妻を暗殺しようとしたり、ろくでもないことばっか企むんですけどね。
しかも、頭脳だけでなくホームズと同じボクシングの名手という設定がミソ。これがラストの伏線に・・・
J・ハリスのモリアーティ

実際、原作でのホームズは、ボクシングの達人であり、しかも日本の格闘技“バリツ”(?)という謎の東洋武術も身に付けた、まさにマーシャルアーツの達人として描かれています。
原作S・パジェット絵

前作から今作でもブルース・リーも真っ青な、華麗な格闘技がさく裂します。
いやー、しかしロバート・ダウニーjrは実に見事です。相当練習したんだろうなぁ。

んでもって、本映画にはシャーロキアンが涙する原作の有名キャラクターが揃い踏みするわけ。

ホームズの永遠の恋人アイリーン・アドラー(「ボヘミアの醜聞」)
ホームズの兄で政府の要人マイクロフト・ホームズ(「ギリシャ語通訳」「ブルースパーティントン設計書」)
ワトソンのフィアンセというか妻 メアリー・モースタン(「四つの署名」)
モリアーティー教授の右腕スナイパーセバスチャン・モラン大佐(「空家の冒険」)

まさに、ホームズ世界のきら星のごときオールスターです。
(中央:マイクロフト・ホームズ)

それにしても、このガイ・リッチー監督細かいショットとスローモーションを巧みにつないでいく演出は、あのサム・ペキンパー「ワイルド・バンチ」(1969年)を思い起こさせる映像美学で実に華麗です。

特に、ドイツの森を大砲と鉄砲の弾から逃げ惑うシーンは圧巻で、3Dなんぞ無くとも演出一つでこうも見事な映画が出来るんだという見本のようなものですね。


さて、ラストは原作通りスイスは「ライヘンバッハの滝」での決闘となるわけですが、なぜ二人一緒に落ちなければならないかという解釈が実に絶妙にして見事です。
題名の「シャドウゲーム」もここでやっと意味がわかるしかけ。
↓↓これも、小生の家に飾ってあるシドニー・パジェットの「ライヘンバッハの決闘」


映画中盤パリでモーツアルト歌劇「ドン・ジョバンニ」を鑑賞するモリアティーと爆弾テロを防ごうとするホームズ達との攻防を描くシーンがあります。

この歌劇の一番有名な死せる司令官が悪のドン・ジョバンニを地獄へ引きずり込むシーンを挿入することで、この滝での決闘の伏線としたことがわかり、その見事な脚本と演出にうならされるんですよね。

いやいや本当にお見事です!

さて、原作者コナン・ドイルはホームズの熱烈な愛読者達の圧力により、ホームズを復活させなければならくなってしまいました。それが「空家の冒険」(「シャーロック・ホームズの生還」より)なんですが、この映画でも原作通りちゃんと、セバスチャン・モラン大佐も生き残りますし、多分続編もあるでしょう。

いやー楽しみです!!


ちょっと役場の用事で、旧川代小校舎に行ってきたんですが・・・・

2012-03-29 14:57:16 | 川代ネタ
本日、役場からの依頼の用事で、旧川代小校舎に行ってきました。
ここに来るのは、X'masのデコレーションの飾り付け以来です。

近くに住んではいるものの、中々来られません。
で、玄関入って左に曲がると・・・・・
おととしのでしょうか、入学のお祝いの言葉が。


階段の途中の壁も、まだ学校が活動している感じの張り紙が・・・


教室に入いれば、生徒たちの書き込みがまだあります。


職員室には先生方の書き込みが・・・


しかし、誰もいないシーンとした学校は本当にさびしいです。


そういう意味では、今年度からの「ものづくり学校」は本当に楽しみ!!


もうちょっとの辛抱だ!! 川代小学校よ! 春が来てまた人々の声がこだまするまで・・・

こんなに雪があって本当に開園出来るでしょうか。

2012-03-28 09:37:33 | 学校関係
あと3日、4日で新年度が始まりますが、園内の雪が全く減りません。

昨年の、4月1日にNHKの取材があったのですが、そん時はこんな感じでした。


それが、今年は・・・・・


加工場も・・・・・・


ハーブガーデンも・・・


とちのき荘も・・・・・


テニスコートも・・・・・・


管理棟も・・・・・・


全部、雪に埋もれてしまっています!!
暖かくなって、なんとか溶けてくれれば良いのですが、不安です。

ちなみに小生が住む川代も・・・こんな感じです。


昨年の3月31日はこうでした。
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最近見た3D映画「スターウォーズep1」「ヒューゴの不思議な発明」

2012-03-27 08:28:50 | 映画
3D映画がはやっていますが、ついに「スター・ウォーズep1ファントム・メナス」までが3D化。

早速、観てきましたが、結論から言うと、イマイチ3D効果が出ておりません。
2Dで撮影したヤツをむりやり3D化するんですからまぁこんなもんかと・・・・・


前に「海猿3」観た時も、全く3D効果がでておらずがっかりしたのを覚えていますが、あれも2Dで撮影したのを無理やり3D化したとのこと。

しかし、映画自体はさすがはジョージ・ルーカスの素晴らしい演出でぐいぐいと魅せてくれます。
やっぱ、「スターウォーズ」は映画のスクリーンで観ると最高ですね。

予告編みると「タイタニック」も3D化になるそうですが、どーでしょうか・・・・

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さて、今回ほとんど期待せず観た「ヒューゴの不思議な発明」は大収穫の1本でした。

まず、重厚な人間ドラマを演出するマーティン・スコセッシが3Dに手を出したことにまずびっくり。
しかし、この巨匠初めて3D撮影したとは思えないすごい演出を観客にみせつけます。
主人公の少年が隠れ住む、リヨン駅のなめるようなカメラワークで、3Dでなければでない効果を最大限引き出しています。




で、この邦題にだまされて、「ワクワクする少年の冒険物語」を期待するかたはおそらくがっかりすると思います。

これはM・スコセッシの映画への愛と人間賛歌の壮大な群像劇なのです。

なにせ、映画創世記の偉大な監督ジョルジュ・メリエスを登場させるなんて心憎いではありませんか。
メリエスは世界初の映画監督であり、VFXの創始者といわれています。
演ずるのは英国の名優ベン・キングズレー。ガンジーを演じた人。さすがの名演技です。
(ジョルジュ・メリエス1868~1938)

あの、有名な「月世界旅行」の撮影風景を3Dで見せてくれるんですから、映画ファンであればもう涙ものです。

さて、ジュード・ロウ演じる、駅の警護官が重要な役で登場するんですが、ジュード・ロウといえば今「シャーロック・ホームズ」が大ヒットしていますよね。
原作ではイマイチ、ぱっとしないワトソンをジュード・ロウがカッコよく演じています。

ちなみに、ベン・キングズレーも、S・ホームズのワトソン役で映画出演したことあるんですが、その映画でもホームズよりワトソンの方がカッコよく描かれていました。

3月の「日本酒を楽しむ会」へ行ってきました

2012-03-26 13:34:12 | お酒関係(日本酒など)

季節はずれの大雪が降った24日(土)、恒例の「日本酒を楽しむ会」へ行ってまいりました。
場所はもちろん「鬼門」さん。


今回も豪勢な料理が並びます。
「あんきも」と「マグロのユッケ」旨かったです。


で、あとはひたすら飲むだけ。


今回も日本酒がかなり並びます。




今回の目玉はこれでしょうか。
「菊駒 まっしぐら70純米原酒 生貯蔵」
3月16日に発売されたばかりの、1000本限定のレアな新酒。
フルーティな香りと、やや甘めながらスッキリとした飲み口で、これは本当に旨かった。


「愛宕の松」これもうまかったですねぇ。


途中で、肴が追加。
ふきのとうの天ぷら


いかの天ぷら


後半も飲んでお話しがもりあがります。


というわけで、ほとんど飲み干したでしょうか。


2次会はのっぽビル。

オマケ「おいらの船は300トン」