角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

西高校PTA五戸分会からの原稿依頼。全文掲載。

2017-12-04 15:59:17 | 学校関係

 西高校PTA五戸分会の事務局をしているTAZAWAちゃんから、分会会報か何かの原稿依頼あり。200字~300字くらいでって。

 同会顧問のナガタカからは「くれぐれも憲法9条のこととか書けばダメなんで」と念押しされていたものの、つい何となくそんな文章になったので、多分大幅校正されること必定。

そこで、多分訂正される前にもう全文載せておこうかなと。

以下、文。

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 今年の暮れに世間を賑わせた相撲力士による暴力事件は、様々な複合原因はあるでしょうが、つまるところ同郷の後輩に対する「愛の鞭」が行き過ぎたということに尽きると思う。もちろん、教育の現場においても今日び、「愛の鞭」と称して暴力を使う(それこそTVドラマ「スクールウォーズ」のような)ことは許されないと理屈では解るのだけど、正直腑に落ちないことも否めません。

 と、言うのは9月後半に起きた博多の高校で生徒による教師への暴力事件が余りのも衝撃的だったかからに他なりません。無防備な先生に対し、一方的に蹴りを入れる生徒。止めようともせず、せせ笑う生徒たち。見るに堪えない不愉快な映像です。

 あれはたまたまyoutubeに映像をアップした人がいたから明るみに出ただけで、本当は氷山の一角に過ぎないのではないかと疑念を持たざるを得ません。この件で痛切に思うのは教育の現場で、大人は何があっても絶対手をあげないという大前提は、やはり間違っているのではないかということです。いざとなったら毅然とした態度で張り倒す位の威厳が無ければコントロール出来ないことって世の中にはたくさんあると思うのです。

 国家間においても毅然たる処置を自ら封印した我国は、隣国による多数の拉致被害者を生むという辱めを受け、頭上をミサイルが通過しても「最大限の強い言葉で非難しました」と政府コメントを繰り返すことしかできません。

 この文章を読まれている方が、私が「暴力」や「戦争」を肯定していると思われると困るのですが、ただ、昨今のような時事ニュースを見るにつけ、そんな大人たちが運営している「この国」というフィルターを通して、我々大人の立ち振る舞いを子どもたちが観察しているのではないかと思う今日この頃です。

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以上、PTA会報とは思えない原稿でした。


三戸郡連合PTAにおけるトヨタ関連会社社長の傑作講演!! 聴いた人はラッキーです!!

2015-08-03 17:47:09 | 学校関係

週末は学校関連行事で2日間びっちり。

1日(土)は中学校の娘の親子キャンプ。三沢の小河原湖畔のキャンプ場。
小生は学年委員ゆえ、他の保護者より先に集まって準備の係。

2日(日)早朝は三沢は雨のどしゃぶりだったのですが、なんとか撤収。



午後は三戸郡の連合PTA研究集会。いわゆる郡連Pと言うヤツです。
五戸で午後から開催。かえってスーツに着替えすぐに出発。

キャンプ疲れで講演ちゃんと聞けるか不安だったのですが・・・・・

講師はトヨタ部品東北共販株式会社中嶋啓二社長。
演題は「企業が期待するこれからの人材像」。

ぶっちゃけ、小生最初は日本を代表する、いや世界を代表するエクセレントカンパニーの幹部の高尚なお話しが、一体どれだけ我々田舎の住民にとって、役に立つのか(失礼ながら)疑問に思ったのですが、見事に期待は(逆に)裏切られました。

ともかく、面白くてためになるっ!! 圧倒されました!!

90分の講演のはずが2時間を超えるパワーポイントで実に160ページに及ぶ大講演。

 冒頭、「生き残る企業」のあり方から、「50年のロングスパンでの思考」の必要性を時、中嶋社長が考える今後の「国際情勢の分析」と続きます。ここいらへんからだんだん白熱してきて「新郷・五戸・八戸地域の将来性」へと痛快な分析が続きます。
 で、我々の子供すなわち将来の日本をしょってたつ未来の人材の育て方を説かれたのですが・・・チラッとだけ書いてもいいでしょう、国益にかなうことなんですから。

 まず、第1に我々が考える以上に今後日本国内においても「英語」の必要性が急速に高まるという分析。
好むと好まざるとにかかわらず、「英語」を使わざるを得ない状況にサラリーマンのみに関わらず、あらゆる職種がおかれるであろうというとのこと。従って、これからの子たちはいいか悪いかは別として当然、英語学習は必須であるとのことです。この点に関しては「残念ながら議論の余地はありません」ですって。



 次ににベースである「教養」の習得。これは人間が将来の社会の中で文化的に生きていくための基盤と言うべきもので、英語以上に必要な社会人の根幹。そういう意味では一定の教養を持たない人間はどんどん取り残されていくとみるべきでしょう。しかし、中嶋社長もおっしゃってましたが、そういう勉強は生涯にわたって続けていくべきもので、社会人になってからの勉強量の方がはるかに多いと断言しています。東大出ても社会人になってから勉強しないヤツはダメになるとのことで、曰く「常に充電しなければ、放電できない」。ひらたく言えば、「勉強しないヤツは、いい仕事(発想力)ができない」ってこと。まぁ、確かにいくら英語ができたってここが空っぽなら意味無いってこと。



 で、ここが小生1番興味深かったのですが、「先を見通す先見の明」を鍛える方法。ズバリ、日本史・世界史問わず、歴史を学ぶこと。予測する能力を鍛えるには過去の人間のくだした判断を勉強することが有効だということ。過去の人類の文化の興亡、戦争の歴史など詳細に勉強することは非常に大事との指摘。その歴史のターニングポイントでリーダーたちはどのようなぎりぎりの判断を下したかの勉強は将来においての状況分析に役立つとことです。

 そして、美術や音楽などの本物に触れさせることの大切さも説かれました。 「本物の美」に触れることで最初は解らなくてもだんだんに「審美眼」が鍛えられ、物の真贋を見抜く目を持つにいたるということ。まぁ「審美眼」を鍛えることの大切さは、どのような分野(特に物を開発する仕事)でもよく言われることです。

ちょっと、講演から離れますが似たような話を読んだことがあります。
 
映画批評家の故淀川長冶先生は、若い映画批評家志望の人たちに、「映画だけたくさん見ても、良い映画批評家にはなれない」と著書で述べています。すなわち、美術館で、本物の絵画に触れ、コンサートで本物音楽(特にクラシック)を聴き、できればコツコツとお金を貯めて2カ月に1回はフランス料理のフルコースか割烹料理を食べて、五感を総動員して審美眼を鍛えることの重要性を説かれました。


 また、初代の料理の鉄人(フランス料理)の石鍋裕シェフは弟子が休日でも料理の仕事をしていると叱りとばし「料理の勉強だけしたって、一流のシェフにはなれないっ!! 休日は美術館へ行き、本物の美に触れろ」とアドバイスしたと言っています。 確かにね、料理は「味」だけじゃなく「色使い」とか重要ですからね。



・・・・とまぁ、ちょっとお話しがそれちゃいましたが、この他にも目からうろこの素晴らしい講話がたくさんあったのですが、全部紹介できません。

 会場には、PTA会員のみあらず、地元企業の社長さん達も見えていて講演聴いていたのですが、これ聴けた方は非常にラッキーだったと思います。

 県連Pなどの大きな大会などには、結構全国的に有名な著名人とか来て、講演とかしますが、自分的には今回の講演が最もためになりました。

 中嶋社長におかれては、今後とも機会があったら至る所で、講演してもらいたいし、また、誰か有能な講師をお探しの方は是非、中嶋社長をご指名して頂きたいと切に願うものです。


中学校を卒業する息子の文集の作文・・・・・なんて書いたらいいべ?

2015-02-10 21:27:04 | 学校関係

早いもので、この間入学したと思ったら、もう今年卒業の次男坊。

で、なんでも今日その卒業文集の締め切りだったんですね。

さて、まぁ保護者としては「卒業によせて」ってことなんでしょうが、これが文字数が200字というから、書く内容がビミョーになっちゃうわけ。

原稿用紙半分なので、ある程度まとまった無いようだと、全く足りないし、かといって、ありきたりの、「自分の道を進めっ!」でお茶濁そうと思うと文字数多いし。

普段、ブログで好き勝手なこと、字数気にしないで書いてるとこんなとき大変なんですよね。

昨日は、ちょっと広告で「150字以内」制約で文章考えたんですが、やっぱ難しい。

実際、商品陳列棚に、商品の特徴書いてあるでしょ。あれって、40字以内くらいじゃないと、誰も読まないわけ。

まぁ、そんなことはいいとして、他の保護者の皆さんは何書いてるんでしょうか?

うーん、困った。 長男の時は大震災のこと書いてごまかしたので、その手はもう使えないしね。

と、言う訳でコレに長々と書いてる場合じゃないんです今日は。


「戸来岳(大駒岳)」登山!! 新郷中1学年親子レクなんだけど、レクというよりは罰ゲーム?

2014-08-31 09:44:53 | 学校関係

 新郷村のシンボル、「戸来岳」は〝大駒岳〟〝三ツ岳〟と 両山あわせた総称なんですが、今回中学校1年生親子レクでトライしたのは、大駒岳登山!!。

 大駒岳はかつて〝天狗山〟とも呼ばれていて、伝説によればかのキリスト様をここに埋めたと言われています。そう言えば、キリスト様は当村において「八戸太郎大天空」と呼ばれていたそうで、その風貌はまさに天狗様のようだったと言われています。


さて、朝9時から、1年生生徒諸君及びその有志父兄、先生方と9時から登り始めます。
先鋒は、うちのTAZAWAちゃんたちに頼んで小生は殿(しんがり)。

これは、小生が頭につけていたウェブカメラの映像。
ここから、中間地点の兎平まではまだゆるやか。

戸来岳登山 平子沢

ちょうど、中間地点の兎平では、学年委員のMAGIちゃんが、軽トラで水やらスポーツドリンクなどを持って来ていて、みんな一休み。


再び登り始めます。


だいたい30分に1度のペースで休憩をとり、休憩も約5分。しかも立ったまま。
登山において、基本のセオリーです。これ疲れたからといって座ったり、10分以上休憩するともう歩けなくなっちゃうんですよね。

で、ちょうど休憩時間をみんなでとってると、村の〝酪農家登山部隊〟が出現。
リーダーは獣医さん夫妻。OK牧場主。で、何故か〝セッツたかし〟までいるではありませんか。
まぁ、うちにもTODAさんいるので完璧です。


さて、この笹の葉が出てきたあたりから大変です。
誰かが「こりゃ罰ゲームだ」とぼそり。


風景も絶景になって来るんですが。


頂上に近づくにつれ、モヤが出てきました。
ちなみに、オレンジ色の人がOK牧場主です。


で、ここが頂上の様子。
戸来岳登山 頂上


で、一休みしてから下山。
はっきりいって、ひざかぶがかくかくしています。こりゃ明日の村民運動会の行進もだめだな。



んで反省会。 
疲れたけど、ビールが旨い!!
しかしこの頃、村内に災害が出るほどの大雨が降ったそうなんですが、我々はほとんど雨にあたらず。
まぶられたな。




さらばクリス(Chris)!! 体に気をつけて頑張れ。3年間御苦労さまでした。

2014-08-07 11:02:56 | 学校関係

 8月7日(木)についに、クリスが日本を離れます。正確には前の日の6日に八戸駅を新幹線で東京へ向かったので正確には“離れた”と過去形で言うべきでしょう。 

 前任者グレゴリーさんのかわりに、ELTとして着任したクリスは、独自の人懐っこさで、この3年間の間にすっかり村に溶け込んで生活していました。グレゴリーさんほどには日本語は得意ではありませんでしたが、歴代のELTの中で彼ほど村民から親しまれていた人はいなかったと思います。



 まぁ、あらゆる行事に参加して、子供たちにも人気ありましたしね。



さて、そう言うわけで、ささやかながら「日本酒新郷支部会」でお別れパーティを開催しました。
この間、クリスもしっかり日本酒の味を覚え、通の仲間入りに。



この日飲んだのは・・・・




この日はもうめちゃくちゃ飲んでたので、何が何だかわかりません。

しかし、ジェトロの山内さんじゃないけど、ホント半端ない遠いところへ行っちゃうんですもんね。




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ちなみに、5日(火)の晩にうちに泊めて、6日のお昼にMASAYOが八戸駅へ乗せて行きました。
なんでも、1ヵ月ほど北京の友人の所に滞在してから、ポートランドへ帰るそうです。

さらばクリス!! 元気にやれよ!!