角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

見ていながらレビューできなかった「エイリアン」のデジタルリマスター版シリーズ!!

2013-07-11 19:39:27 | 映画
さて、もう相当たったんですが、TOHOでうれしい企画をやってたんですね。
それが、6月に上映した「エイリアン・ディレクターズカット版」「エイリアン2・完全版」のデジタルリマスター上映。

これを各1,000円で観られるんですからファンにはたまりません。

TOHOさんまたこんな名画の再上映またやって。



 さて、先ず最初の「エイリアン」ですが、イギリスの映像美学派リドリー・スコットの初期の大傑作ですね。
 この監督の最新作である「プロメテウス(12)」では本作の種明かしをしていました。まぁ小生的にはかなり?な映画だったんですが。
「プロメテウス観てきました」↓↓↓
http://pub.ne.jp/gwnhy613/?daily_id=20120818

 この映画について小生ごときがとやかくいう、資格はないんですが、あらためて綺麗なデジタルリマスター版でスクリーンで見直してみるとやはり素晴らしい。光と影を重視したリドリー・スコット独自の演出方式が、このゴシック調美術と実にマッチしていてたまらねぇっすよ、ファンには!!
後の「ブレードランナー」「ブラックレイン」なんかでも駆使されて演出方法ですよね。そして、当時無名だったシガニー・ウィーバーのまわりを固める、米英のベテラン俳優陣たちのアンサンブルがこの密室恐怖劇を盛り上げます。
 そうですね、このディレクターズカット版ではパート2につながる大事な伏線映像が追加されています。興味のある方は、DVDかブルーレイでチェックしてみてください。

 んでもって、今や超大物となったジェームズ・キャメロンの大出世作となった「エイリアン2」の完全版です。様々な追加映像で今まで解らなかったミッシングリングが見事につながり、なるほどなぁとなるワケ。
 B級映画の監督にすぎなかったこの人は、それこそ低予算で製作された「ターミネーター」が大ヒット!!。 で、この伝説的映画の続編のメガホンをとることになったんですなぁ。当時高校2年生だった小生は、この映画を鷹匠小路のテアトル八戸で鑑賞し小便ちびりそうになるくらい興奮したのを覚えています。故淀川長冶先生は「仮に帰りの電車賃が無くとも、この映画を見ている間はそのことも完全に忘れてしまいますよ」と何かに書いてました。



 ついでに、小生が最も尊敬していた、映画批評家の故荻昌弘先生が「オール読物」に寄稿した本作のレビューをご紹介します。

 オール読物:「荻昌弘のシネマレストラン(昭和61年8月掲載)」より

 「(略)宇宙SF大作「エイリアン2」、このスゴさには、正直、久しぶりに腰を抜かした。(略)マ、今月観るなら、これでしょう。 「エイリアン」といえば、かつてのオリジンのSF映画にも相当驚かされた記憶がある。
 異星探検のアストロノーツがバイキンみたいに宇宙船へ持ち込んじまう粘液、これがみるみる生物へ増殖、(略)クライマックスにはこの粘液獣、ただ一人生き残れた女性飛行士シガニー・ウィーバーが服を脱ぐのを待ち構えて、飛びかかる。ヤダヤダともがく裸へ巻き付いたな。宇宙SFにショック演出を導入したと当時、玄人筋から絶賛のあがった一編であった。偽善的言いようはヌキにするシロウト的絶賛を述べれば「エイリアン」の強烈個性は宇宙SFの大義名分を借りて、粘液的わいせつ感でアラレもなくエロティシズムを活劇化できた点にありました。イバッていい独創的監督はイギリス生まれの映像美学派リドリー・スコット。ふりかえれば、もう7年前であった。

 7年後監督交替の「エイリアン2」はドウか。(略)(主役が)やがて、自分でマシンガンを構えて、エイリアン征伐に出かけてゆく。まるでこりゃ「ランボー」のシルベスター・スタローンの肖像権侵害やないか、みるまに、ついには巨大エイリアンと拳闘の殴りっこまではじめ「ロッキー」のお株すら収奪するしまつ。(略)
 肝心なのは、この「男にとってかわった」女の闘いが、無条件のド迫力でエイリアンと観客、双方をブチのめすことです。

 シンプルににしてストレート。何の寄り道も注釈も弁解もありゃしない。ショックにつぐショック、クライマックスにかさなるクライマックス、その直線的加速度の肥大化だけが、このいわば「電子化された連続活劇」をラストの爆発的なカタストロフまで一瀉千里に突っ走らせてゆく。中身はもう完全な、「宇宙移転した戦争映画」だ。それもプレ・ジョン・ウェイン、古い古いヒーロー個人プレイ時代の。以前「ターミネーター」や「ランボー」を書いていたキャメロン監督は、まさにここで大義名分・宇宙SFという非現実的なの隠れミノを着て、今度はレーガンに溜飲さげさせたわけです。しかも野暮ったい軍国調の逆戻りなど、まったくキナ臭く匂わせずに!」

「戸来小学校新商品アイディア試食会」へ参加

2013-07-09 17:43:12 | 新郷村
 さて、本日は戸来小学校の6年生の児童たちが考えた「アイディア新商品」の試食会がありました。



 これは、彼らが5年生当時に考えた、新郷村の特産物を使用した新商品で、中には目の覚めるような衝撃のアイディア商品があります。

例えば・・・「きのことニンニクのたれ飴」!!・・・・・すばらしい。

 さらには、「きのこ黒飴」!!・・商品説明には「りんご飴みたいなもの」とあります。 ん?

 小生的には一番気に入ったのが「ミラクル」という商品。ぶっちゃけ解説読んでもどのような商品なのかが謎なのがいいです。



 で、うちで担当したのが「郷のきみアイス」「きのこチョコ」
 
 といわけで、昨日はうちのHARUKAとこの謎の「きのこチョコ」を製作。
 原木干し椎茸を水で戻し、醤油、みりん、酒などで煮て味付け。それをみじん切りに。


 んで、チョコレートを湯煎で溶かし、牛乳、椎茸のもどし水をいれ、さらにさっきの椎茸のみじん切りを投入して覚まします。


 ある程度固まったら団子状にまとめていき、最後にまわりに干し椎茸のみじん切りをコーティング。
その、完成品がこれ。右側のまるい円で囲んだやつ。左側は階上の美松さんの「とうもろこし団子」


というわけで、今日はその他うちのTAZAWAちゃんの「郷の郷アイス」と美松さんが「フワトロ大福」も発表(これ旨かったです)。


 試食後、子供たちから率直な感想があったんですが、おおむね好評でホッとしました。


ただ、「きのこチョコ」はうちの職場では実は賛否両論で、例えば・・・「チョコレートの味が強すぎてきのこの味がしない」と言う人もいれば「きのこの後味がいつまでも口に残って気持ち悪い」と言う人もおりさまざま。

 まぁ、椎茸とチョコレートですからね・・・・

平成25年 「きき酒予選会&青森地酒パーティ」へ参加

2013-07-07 17:44:48 | お酒関係(日本酒など)

 さて7月5日(金)に青森県酒造組合主催による「きき酒予算会&青森の地酒パーティー」があり参加いたしました。
場所は八戸市のど真ん中八戸酒類(株)八鶴工場蔵です。
木造のいかにも由緒あると思しき蔵です。


さて、その蔵の2階で行われたんですが、偶然にも我々の「日本酒を楽しむ会」の事務局やってるSさんご夫妻もやってきました。お互いビックリ!!
 今年の挑戦者は70名。っていうか、70名限定だったんですね。Sさんご夫妻もやっとチケット2枚手に入れたって言ってました。

なんでも、昨年参加した人が「日本酒のうんちくを語る俺が、去年2つしかあてられなくて、相当へこんだんだよ~」という会話が隣から聞こえてきます。
 うーん、こりゃ相当むずかしいなぁ、と思っていると一緒に来ている日本酒仲間のsatoちゃんが、「まぁしこたま飲めるんだから良いじゃないですか会長(日本酒会の)」とオラに言うワケ。その、「会長」って呼ぶの止めてもらえないかなぁ恥ずかしい。


 さて、ルールはまず横長のテーブルに7本のお酒が並んでいます。これを手持ちのおちょこで味見するわけ。制限時間7分。1本1分ですな。
 そして、7分後次のテーブルに行き同じく7本のお酒を味見。自分の好きなお酒の順にに1~7の数字を入れ二つのテーブルのお酒を合致させるという方式。コレ全国共通ルールだそうです。

 んで、みなさんチェイサー(お水)片手にお酒を一口含んでは、近くの洗面器に吐き出し味覚が狂わないように真剣にやってます。
 一方、旨い酒にありつけるぞー!!とばかり、参加したオラとsatoちゃんは、もちろん吐き出したりしません。
そそいだヤツ全部飲み干します。吐き出したりできるもんですか!?・・・ってか当てる気がない。味と飲み干して鼻から抜ける香りを直感で数字を入れていく飲み。

 おかげで、2番目のテーブルのきき酒始まった時は、もういい気分。


 というのは、小生が吉田類閣下と共に尊敬する、お酒のみの教祖なぎら健壱先生のかの有名な著書「酒にまじわれば」にこのように記されているわけ。

 「吟醸の夕べ」より
 「他の二人(日本酒の権威)は真剣な顔で、色を見て臭いを嗅ぎ、口に含んで転がしている。そしてそれを吐き出す。あたしはここでも吐き出すことをせず、全部飲み干してしまった。

 そして審査結果発表。あたしは全部を当てて優勝。日本酒の権威は憮然としてあたしを見るが、そんな顔をしたって当ったものは仕方ない。他の場所でも何回かきき酒を行ったが、偶然にしても良く当たるのである。しかし、素面(しらふ)だと全く当らない。なぜ?」

酒飲みのバイブル!! 

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 さて、「きき酒予選会」が終わった後は楽しい地酒パーティ。隣室の大広間に移動し、青森の地酒に舌包みをうちます。
すでに、良い気分になってる我々は、もうこの時を待ってましたとばかり張り切ります。

 というのも、中央のテーブルにはなんと、51種類の日本酒が!!しかも飲み放題。


 しかも、チェイサーは各蔵の「仕込み水」ときているではありませんか。贅沢!!


さらにさらに、おつまみはお隣の「誇屋」豪華なウニ弁当!!写真では解りづらいですが、日本酒に合うように計算されたかなり贅沢な内容です。


 いやーっもうここは日本酒飲みにとって天国です。来て良かったー!!これで、参加費3,000円ですよ!!
・・・と楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。


 さて、我々が日本酒の話で大いに盛り上がっていると・・・・・

「かどぎし ひでのぶ さーん」・・・とオラの名前を呼んでるではないですか!?

ん?なんだべ? ・・・・と思ったら・・・・・

な、なんと「きき酒」でオラが一位で優勝しちゃったワケ。

前に出て賞状と、お酒いっぱいいただいちゃった。

と、いうわけで2次会はマイホーム「鬼門」さん。
副賞の日本酒は次回の「日本酒を楽しむ会」へ寄付することに。


それより、なんでも青森県代表「きき酒全国大会(10月)」に出ないばならなくなっちゃった。

まー、旅費は酒造組合が持つそうだから良いんだけど・・・・マジで!?


昨夜は青森市でビアガーデンに参加。

2013-07-03 16:20:42 | 出張(旅行)
 昨夜は青森市のビアガーデンに行ってまいりました。
昨日は結構暑かったので生ビールが旨かったです。

 んで、なんで青森市までかというと、長年県内の特産品の輸出促進に取り組んできたJETRO青森のK所長が退官のため、輸出促進協議会の仲間らで送別会をしたわけ。
 アルジョンのM社長は自ら特製のケーキまで作ってきました。(矢印のところ)


 K所長と長年働いたTさんもわざわざ東京からかけつけて来てくれて、おおいに盛り上がりました。

 花束や記念品のをあげる場面では、全く関係ないとなりの席で飲んでいた人たちからも大拍手&大歓声がおこり(なぜ?)K所長も感激していました。
 本人曰く、今後は一主婦として第二の人生をエンジョイするそうです。


感動するドキュメンタリー映画、「シュガーマン」

2013-07-02 11:58:13 | 映画
 さて、やっとこちらで公開された感動ドキュメンタリー映画「シュガーマン」
たった、1週間だけの公開ということで、夜にぶっ飛んで行って観てきました。

公式HP↓↓↓
http://www.sugarman.jp/



(ストーリー)
 1968年、ミシガン州デトロイトの場末のバーで、ロドリゲスという男が歌っていた。その姿が大物プロデューサーの目にとまり、満を持してデビューアルバム『Cold Fact』をリリースする。
 しかし将来を渇望されるも、2枚目のアルバムも含めて商業的には大失敗に終わる。多くのミュージシャン同様、ロドリゲスも誰の記憶にも残らず、跡形もなく消え去った。
 しかし運命に導かれるように海を越えた音源は、反アパルトヘイトへの機運が盛り上がる南アフリカの地へ渡る。ロドリゲスの音楽は体制を変えようとする若者たちの胸に突き刺さり、革命のシンボルとなった。その後、南アフリカでは、20年に渡って幅広い世代に支持され続け、ローリング・ストーンズやボブ・ディランより有名なアルバムとなる。
 しかし、ロドリゲスがその後どうなったのかを、誰も知らなかった。残されたのは、失意のうちにステージで自殺したという都市伝説だけ。
 アメリカで無視されたロドリゲスの音楽は、なぜ同時代の南アフリカで熱狂的に受け入れられたのか? ロドリゲスはどこへ行ってしまったのか? 南アフリカの熱狂的ファンがロドリゲスの運命を探る調査を始めると、そこには驚くべき真実があった……。



 前半は、この主役のロドリゲスが全く出てこないんですね。当時、ロドリゲスに関わった人々のインタビューを積み重ねていくスタイルで、この謎の主人公への興味をいだかせるよう、映画を盛り上げていきます。
 これがね、NHKみたいなただのインタビュードキュメンタリーじゃぁないんですよ(NHKさん失礼)。このロドリゲスの泣かせる音楽が全編流れ、冬のデトロイトの風景と南アフリカ海岸の美しい風景を交え、実に素晴らしい映像叙事詩に仕上がっています。

公式HP↓↓↓ここで、予告編確認できますから、ためしに観てみてください。
http://www.sugarman.jp/



もうね、ラストの南アフリカでのコンサートは圧巻です!! たまらないですね。
しかし、なんでホントにアメリカで売れなかったのか不思議です。

それと、映画本編と関係ないんですが、自分観に行った夜は平日にも関わらず意外と人が入っていたのでビックリしました。
比べるのも何なのですが「華麗なるギャッツビー」ん時は、封切直後の土曜日の午後にも関わらず、TOHOおいらせのあの大スクリーンで観てたのがたったの3人でした。