やさしい雨が好き

マリ(ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ)はいなくなったけど、私のボンヤリ日記は続きます。

天国と地獄の長い箸の話

2010-04-13 21:06:12 | Weblog
今日、興味深いお話を聞きました。

けっこう有名な話みたいで、
聞いた話に近いものを検索してきたので紹介します。


           「長い箸の話」

  天国にも地獄にも食べ物が同じ分量でたくさんあります。天国でも地獄でも
みんな丸~いテーブルを囲んで座り食事を始めるのですが、その時、両者とも
難儀なことに1メートル以上もある長い長い箸を使って食べなければならない
のでした。天国でも地獄でもその条件は全く同じなのでした。

ところがいざ食事を始めると、その箸の使い方に大きな違いがありました。

 地獄にいる人は、我先にとその長~い箸を使って一生懸命食べようとするの
ですが箸があまりにも長すぎるために、なかなか思うように食べ物を自分の口
まで運ぶことができません。そして全員が競い合うように食べ物を挟もうとす
るので飛び散ってしまいます。

 しまいには喧嘩が始まり『これはオレのものだ!』『こっちへよこせ!』
などと怒鳴りあうので余計に食べることができません。益々躍起になって自分
で自分の口まで食べ物を運ぼうとするのですが、躍起になればなるほどうまく
いかず、食べ物はポロポロと下に落ちるばかりでした。

 ですから地獄にいる人たちはいつまでたってもお腹いっぱいになることはで
きず、いつも空腹の状態に苦しまなければなりませんでした。

 一方、天国にいる人たちは全員がいつもお腹いっぱいの満足感を味わい、幸
せを感じながら過ごしていました。天国にいる人たちは、その長~い箸で食べ
物を挟むと向こう側の人の口に入れてあげるのです。その人もまたこちらに食
べ物を運んできてくれる。

 テーブルを囲むお互いがみんな同じように、『お先にどうぞ』『あなたから
どうぞ』とお互いが相手を思いやっているのです。相手のために働かせる箸を
みんなが持っているのでした。決して自分のために使う箸ではなかったのです。

 周りに喜ばれるように生きていると、自分にも投げかけた喜びが帰ってきま
す。天国ではそういうことが自然に行われているのでした。だから天国にいる
人たちは、いつも笑顔を絶やすことなく、幸せいっぱいなのでした。

小学校の教材なんかに使われているみたいですが、
私は初めて聞いたお話でした。





「えっ、ごはんのお話?」