GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

百日と百夜

2009年01月22日 08時23分39秒 | 水曜ブルースセッション
Muddy Watersの名曲に「四十日と四十夜」というブルースがあります。多分、ノアの方舟のことからこの題名がついて居るんだと思うけれど我が錦糸町Pappy's「水曜ブルースジャム」は昨夜「百夜目」を迎えました。

スリーコードのブルースを演奏出来る(まぁ大抵の人は大丈夫)というだけで、見知らぬ各パートのプレーヤーが集まって、一夜限りのプレイをする。
共通言語は「Blues」ただそれだけで、それぞれ違うイメージを持っていたり、同じ曲を想像してたり、ドン!っとスタートするまで正直わからない♪

ブルースは約一世紀半ほどの歴史の中で演奏スタイル、機材、ありとあらゆる物が変わって居ます。例えば1937年ロバート・ジョンソンが演奏した「クロスロード」と現在多くのミュージシャンが演奏しているクラプトンバージョンの「クロスロード」では歌詞は同じようなものですが音のでかさ♪演奏スタイル、おそらくブルースになじみのない人が聞いたら同じ曲だとは思えないほどです。

それでも、やはり「Blues」なのです。

そして、セッションで自分のイメージをソロパートやバッキング、歌などで表現しようと日頃の練習の成果を発揮させて良い意味でバトルするわけですね。誰かが目立つ時にはその人を目立たせる為に考えたバッキングをする、なんでも全力で自分が目立ってはいけない、セッションはその場限りだけれど楽しくそしてクオリティ高く出来るように努力と気づかいが重要なのです。

それができない人は場合によっては「注意」されますし、その回の組合せを考えるセッションマスターから質の高いメンバーの中には入れてもらえなくなったりします、たとえソロが上手くってもここでも空気の読めない人はダメなんですね♪

そう、意外と「礼に始まり礼に終わる」という「武道」な精神がセッションにはありますね、ステージ上で始めて一緒にやる方には挨拶や名前を名乗ったり、終わってからも「ありがとうございました」「楽しかったですね」とかの会話があり普段出会ったことのない者同士が偶然同じステージに立つわけですからその辺はかなり大人の世界です。

どこかの会社の社長さんでもでっかいビルを建てているハードな仕事の人でも、本業がなんだかわからない謎の人でもプロのミュージシャンでも、セッションでは特別扱いはほぼ無いです。確かに演奏で引っ張っていくことの出来る「スター」は特別な存在です、が、それはそのセッションに来ている全ての人が「この人なら」って認めているからですね。

そんなことを毎週水曜日に二年以上続けた結果が百回目の夜でした。同じ言葉「Blues」を話す素敵な人達が30人ほど集まってくれて店は溢れるほどになりました!最後まで残ってくれていた方達と本当に記念になる写真をパチリ!

次回は二百回記念で!!

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